運転免許証の番号の意味を知っていますか?色々な情報が分かる免許証の番号!
運転免許証には12桁の番号が記載されています。適当につけられているような番号ですが、この番号にはそれぞれ意味があり、数字を見ればさまざまな情報が分かるのです。
そこでここでは運転免許証に記載されている数字について、紹介していきたいと思います。
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色々な意味がある運転免許証の番号
運転免許証に記載されている番号は同じものがなく、人それぞれによって違っています。もちろんそれぞれの数字には意味があり、適当につけられているわけではありません。
こうしてそれぞれによって数字が違うために免許証は「身分証」として使用することができるのです。
同時にこの数字によってそれぞれの都道府県の公安委員会や免許更新センターなどは個人のデータを管理しやすくしています。
運転免許証の12桁の番号の意味を紹介!
1~2番目の数字は公安委員会コード
左から1つ目と2つ目の数字は各都道府県の公安委員会コードとなっています。初めて運転免許証が交付されたときに受けた都道府県公安員会のコードがここに記載されることになります。
最初の免許を海外で取得した場合は、その免許を国内免許に切り替えた都道府県の公安委員会コードが適用されることになります。
3~4番目は取得時の西暦
左から3つ目と4つ目の番号は初めて運転免許証を取得した年の西暦の下2桁が記載されることになります。
1985年に初めて取得したのであれば「85」、2016年に初めて取得したのであれば「16」が記載されることになります。
公表されていない5~10桁
左から5つ目から10個目までの6つの数字に関してはそれぞれの都道府県の公安委員会によって扱いが違っており、公表はされていません。
都道府県の公安委員会によって扱いが違うために
- 「通し番号」
- 「ランダム」
- 「試験結果」
- 「犯罪履歴など個人情報」
といった憶測が飛び交っていますが、はっきりとはわからないようになっています。免許証の数字で色々なことがわかるという憶測があるのはこの部分の影響が大きいと言えるでしょう。
11桁目はチェックデジット
左から11個目の数字は「チェックデジット」と呼ばれている数字です。この数字は一定数の数列の間違いや入力ミスに反応する数字となっています。
これは免許証番号をコンピューターに入力した際に最初の10個の数字に入力ミスなどがあれば、11個目の数字と一致しないようになっており、入力ミスがあるということがわかるようになっているのです。
また、左から10個の数字を適当につけて運転免許証を偽造したとしても11個目の数字と合わなければ偽造だと判断できるようになっています。
免許証によって身分照会を行う際などに重要になってきます。
最後は再発行回数
一番右にある数字は再発行を行った回数によって記載される数字です。紛失などによって再発行された場合、この数字が変わって再発行された免許証であることがわかるようになっています。
ただし、正式な更新時期による更新などはこの回数には含まれません。
交付年月日の最後の番号の意味について
1~2桁目
運転免許証の番号とは別に交付年月日の横にも数字があります。このうち左から1つ目と2つ目の数字はそれぞれの都道府県の公安委員会によって扱いが異なる「照会番号」となっています。
各都道府県によって持っている意味合いが違っているのが特徴です。
3桁目以降
左から3つ目以降の数字はその日に都道府県内で交付した免許証の数、つまり通し番号となっています。
番号だけで多くの情報が分かる怖さ
ここまで番号の持つ意味を紹介してきました。これによって「番号で色々な情報がわかる」ことがはっきりしています。
最初に免許を取得した都道府県や西暦、再発行回数といったことがわかるために出身地やだいたいの年齢が予測されてしまうのです。そのためこの番号はみだりに公開してはいけない番号であるとも言えます。
何らかの理由で番号の変更をしたい時には?
運転免許証の番号を変更したい場合は「再発行」するのがもっとも簡単です。
上記で述べたように運転免許証の番号の最後の数字は再発行回数ですので、再発行をするとこの部分の数字が変わります。
免許証が悪用されそうな場合などはこうして番号を変えてしまうことができます。
まとめ
運転免許証の番号にはそれぞれ意味があります。それだけに番号からさまざまな情報が読み取れてしまうという怖さもあります。それだけ重要な番号だと認識して扱うようにしましょう。