運転免許証の有効期限に注意!もしも期限切れになってしまった場合の更新方法とは?
運転免許証の有効期限は3~5年あるために更新を忘れて有効期限が過ぎてしまうということもあります。そういった時には免許は失効してしまうのですが、条件によっては更新できることもあります。
そこでここでは免許証の期限が切れてしまった際の対処について紹介していきたいと思います。
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意外に多い免許証の有効期限切れ
免許証の更新は重要なものであるにも関わらず忘れてしまうということが多くあります。
これにはいくつかの理由があるのですが、実際仕事で車の運転を行うような人の場合は免許証が失効してしまうのは死活問題でもあります。
期限が切れていても更新できる方法があると言っても、期限が切れた時点でまず失効してしまいますのでその間は車の運転をすることができませんし、運転をして事故を起こしてしまった場合も保険を適用することができません。
やはり更新期間内に更新をするのが正解なのです。
更新期限は3年か5年
運転免許証の有効期限は3年の場合と5年の場合があります。まず初回の更新、つまり初めて免許証を取得した人の場合は3年です。
5年間無事故無違反だった人は「優良運転者」となり、いわゆる「ゴールド免許」になって有効期限が5年になります。
また、軽微の違反を一度だけした人は一般運転者となって青色の免許になりますが有効期限は5年です。
そして1点以上の違反を2回以上もしくは6点以上の違反をしたという人は違反運転者となって有効期限は3年となります。
なぜ更新期限を忘れてしまうのか?
ハガキが来ない
更新期限が近づいてくると更新案内のハガキが送付されてきます。多くの人がそのハガキを見て更新時期を知るでしょう。
そのためこのハガキが送付されてこないと更新時期に気づかないまま期限を過ぎてしまうということがあるのです。
ではどういったときにハガキがこないかということですが、例えば引っ越して転居届を出しておらずに届かないということがあります。
また、結婚などをして引っ越したり姓が変わったりした際に手続きをしていなければやはりハガキが届かないということがあるのです。
何か変化があった際には必ず手続きをしておきましょう。
更新期限に余裕がある
更新期限は誕生日の1ヶ月前から誕生日の1ヶ月後、つまり2ヶ月間あります。
その間に行けば良いというものなので、空いた日に行こうとしていていつの間にか期限を過ぎてしまうということがあるのです。これは2ヶ月という余裕を持った日程のためであると考えられます。
有効期限切れの運転免許証も条件次第で更新可能!
有効期限が切れてしまった場合でも条件次第では更新をすることができるのですが、誰でも自由にできるわけではありません。
また、期限切れになってしまった理由によっても対処方法が変わってくることに注意が必要です。
簡単に言うと
- 「うっかり忘れていて失効してしまった」
- 「やむを得ない事情で失効してしまった」
という2通りがあります。ここで重要になるのが「やむを得ない事情」にどれだけ正当性があるかです。
正式に認められるものとしては
- 「海外に駐在していた」
- 「妊娠・出産のため」
- 「病気のため」
- 「警察などに拘留されていた」
などがあります。これらの理由によって提出しなければならない書類なども変わってきますので細かくは免許更新センターで確認をしましょう。
免許証の有効期限が切れていることに気づいたら
特別な理由がない場合
特別な理由がない「うっかり失効」の場合は、期限が切れて6ヶ月以内であれば学科試験と技能試験が免除となりますので適性検査と講習を受けることで新しく免許を交付してもらうことが可能です。
ただし、それまで優良運転者であってもそれは取り消され、免許の有効期限も3年となります。
期限が切れて6ヶ月以上経っている場合は仮免許扱いになります。そのため学科試験や技能試験を受ける必要があります。
そして1年以上経っている場合は完全に失効していますので新規で取得をする必要があります。
特別な理由がある場合
まず期限が切れて6ヶ月以内だった場合は適性検査と講習を受けることで更新が可能となります。この場合は免許証の色も継続されますので、「ゴールド」だった場合は更新後もゴールドということになります。
6ヶ月以上経っている場合は「やむを得ない事情が止まってから1ヶ月以内」に手続きをすることで適性検査と講習を受ければ更新ができます。
帰国してから1ヶ月以内、退院してから1ヶ月以内というのが目安になります。この期間を過ぎてしまうと仮免許扱いまでレベルが落ちてしまいます。
そして3年以上が経つと完全に失効してしまうので新規で取得をすることが必要になってしまいます。
有効期限が切れた免許更新に必要書類は?
本籍記載の住民票
有効期限が切れた際に必要となるものはまず本籍が記載されている住民票です。役所、役場などで発行してもらうようにしましょう。
失効した免許証
失効した免許証はそれで運転をすることはできませんが更新には必要となります。捨ててしまったりせずに持参するようにしましょう。
申請用写真
失効してしまった場合は自分で免許証用の写真を持っていくことになります。証明写真機や写真店などで写真を撮影して持参するようにしましょう。
やむを得ない事情を証明できる書類
これがもっとも重要になります。
- 海外に駐在していたのであればパスポートの出入国記録
- 妊娠、出産していたのであればその証明
- 入院していたのであれば退院証明書
など、それぞれやむを得ない事情があった、その事情が止まった「年月日」が証明できるものが必要となるのです。
まとめ
免許証には有効期限があります。期限を過ぎてしまっても更新する方法はあるのですが、一番確実で楽なのは更新期間内に更新をすることです。できる限りこの間に更新をするようにしましょう。