4tトラックの車検費用はいくら?車検・点検の方法にも種類がある!
所有していないと分からないものですが、4tトラックの車検費用はどれくらいかかるものなのでしょうか。
普通車と比べて車検の出し方など違いがあるのでしょうか。そこで、4tトラックの車検についての基礎知識や費用などを詳しくご紹介したいと思います。
Contents
4tトラックの車検回数
4tトラックの車検は初回は2年ですが、その後は年1回となります。普通乗用車と比べて車検の期間は短いです。
法定費用の違い
法定費用とは車検を受けるためには必ずかかってくる費用のことです。申請手数料、自動車重量税、自賠責保険料の3つがあります。
申請手数料は新規登録の場合700円、移転登録の場合500円、変更登録及び抹消登録の場合350円が必要となります。
自動車重量税は用途(自家用または事業用)や期間(1年または2年)、そして車両総重量によって異なりますが、2,800円~182,700円かかります。
例えば、事業用1年として4t車の場合10,400円、10t車の場合26,000円となります。(エコカー減税適用なしのとき)
自賠責保険は「普通貨物自動車及びけん引普通貨物自動車」と設定されているのが通常のトラックの車種となります。例えば事業用25ヶ月契約として、最大積載量2t超の場合139,540円、2t以下の場合94,200円となります。
車検の方法3つとそれぞれの特徴
費用を抑えられる整備車検
民間の地域密着型の自動車整備工場などに自動車を持ち込んで行います。車検の流れは、自動車を持ち込んで見積もり、見積もりの同意後に点検や整備を行い、その後車検が実施されます。
メリットは、普段から馴染みのある整備工場なので信頼関係があることや、整備費用が少額で済むという所です。デメリットとしては、整備工場により、技術や整備期間の長さ、料金の差などが挙げられます。
人気のユーザー車検
ユーザー車検はその名の通り、トラックの所持者が自身で点検や整備、更には直接検査場に車両を持ち込んで車検を行う方式です。
ユーザー車検の一番のメリットは、業者に頼らずに自分自身で行うことで、車検費用がかなり安く済むという所です。デメリットは、車検に通るようにしっかりと点検・整備ができる、専門的な知識や技術が必須となることです。
点検や整備が甘いと、車検のやり直しとなり、費用も時間も多くかかってしまうので、余程の自信のある方以外にはおすすめできません。
ポピュラーな車検代行
点検や整備は自分自身で行い、検査場での検査については車検代行業者に依頼する方式です。
4tトラックの車検はいくら?見積もり例を紹介
実際にいくらの費用がかかるのか、見積もりの例を紹介します。
自家用車の車検見積もり例
自家用トラックの整備点検の費用は、12万円程度かかります。見積もりの内訳
- 整備費用 約50,000円
- 自賠責保険料 約36,000円
- 重量税 約32,800円
事業用車の車検見積もり例
事業用トラック(緑ナンバー)の整備点検の費用は、12万円程度かかります。見積もりの内訳
- 整備費用 約50,000円
- 自賠責保険料 約49,000円
- 重量税 約20,800円
ただし、これらは基本費用で、オプションメニューや部品交換などの追加費用が発生する場合があります。
部品交換で費用が上乗せされることも
考えられる部品交換の内訳を見ていきましょう。
- 冷却水の交換
- ブレーキ液の交換
- ベルト類の交換→ファンベルト交換は、1万円程度
- タイミングチェーンの交換→30万キロ走行で交換の為、交換費用として12万程度
- タイヤの交換→1本3万円程度×本数
- ブレーキパッドの交換→4~5万円程度
- バッテリーの交換→4~5万円程度
まとめ
トラック車検の基本費用自体は12万円程度で収まりますが、各種部品の交換などで実際にかかる費用は加算されていきます。
目安の金額より高くついた…と思うかもしれませんが、備品交換などを怠って重大な事故を引き起こすと取り返しがつかないため、事故を未然に防ぐためにも、車検はしっかりと行っていきましょう。