大卒のトラック運転手に対する世間のイメージを解説!どのくらいいるの?
大卒でトラック運転手になる人っているのでしょうか?また、そういった人は周囲の人にどう思われているのでしょうか?
ここでは大卒トラック運転手に対する世間の意見、イメージや大卒でトラック運転手になった場合の年収などを見ていきたいと思います。
Contents
大卒のトラック運転手に対する世間からのイメージとはどのようなものか
大卒のトラック運転手については好意的な意見、否定的な意見の両方が出ています。まずはそれぞれを紹介していきます。
- 大卒のトラックドライバーに対する、好意的な意見
仕事は自分に合うと思っているものをやればよい
石油や薬品などの危険物の場合は大卒求人の方が多い
ドライバーから営業や配車、受注管理なども担当することが多い
次に否定的な意見を見ていきます。
- 大卒のトラックドライバーに対する、否定的な意見
給料は運ぶものによるから高卒でも大卒でも変わらない
ドライバーは大変な仕事で長く続かない人が多い
周りに大卒のトラックドライバーがいない
まず好意的な意見としては自分の仕事だから自分がやりたいことをする、という考え方の他に資格や免許に関する意見もでています。
薬品などを運ぶ際には運転免許の他に資格や免許が必要になるために大卒を採用したいという会社側の意向もあることが関係しています。
また、ドライバーは「運転だけ」をするのではなく、営業や管理についてもしなければいけないためにあえて大卒を求めているということもあるのです。
それに対して否定的な意見としては、やはり運転手をするのは基本的には高卒でも大卒でもたいして給料が変わらないという現状が関係したものがあります。
他にもドライバーは体力仕事のために将来的なことを考えた意見も出ています。
そもそも大卒でトラック運転手の人ってどのくらいいるの?という質問について
これに関してはまさに今が過渡期であると言われています。少し前までは大卒のトラック運転手はかなり低い割合でした。
しかし近年、運転手の慢性的な不足と一般企業のブラック化などで仕事に対する考え方が大きく変わってきています。
ブラック企業でそれほど高くない給料、休みのない生活、強いストレスの仕事内容のなかで働くよりも、運転中は一人の空間で年間休日もしっかりとれるトラック運転手の方が魅力的に見えるのです。
またトラックの運転手も仕事の多様化によって大卒求人が増えていることもあります。もちろん業界全体で見れば大卒の運転手はまだまだ少ないのが現状です。ただ、これからはどんどん増加していくことが予想されています。
年収はいくらもらえる?大卒トラック運転手という疑問について
大学を卒業して一般企業に就職したとしても初任給は20~25万円ほどというところがほとんどです。また、新規立ち上げ企業などは伸びる可能性もありますが、倒産する可能性も高くあります。
それを考えると25~30万円ほどの給料がいきなりもらえるトラック運転手はやはり魅力的です。大手の運送会社ではボーナスも支給されますし、中型免許、大型免許、危険物取扱免許などを取得していくとさらに給料は上がっていきます。
ただし、トラックの運転手は年齢を重ねていくに連れて一般的な会社のサラリーマンのように給料が上がっていくというわけではありません。つまり最初からある程度もらえるが上昇率はそれほどではないというのが実際なのです。
例えば20代のうちから400万円以上、運送会社や持っている資格によっては600~700万円以上の年収ということもありますが、そこからの上昇はそれほどありません。むしろ加齢によって体力が衰えて仕事量が減ると給料も減るという可能性があるのは事実です。
まとめ
少し前までと比べると増加傾向ある大卒トラック運転手ですが、まだまだすべての人から好意的に見られるというわけではなく、給料の将来性も決して安定しているというわけではないことがわかります。
もし大卒でトラックの運転手を考えているのであれば、さらなる資格や免許を取得する、管理者への道を考えるなど多様性も考えておいた方が良いでしょう。