西濃運輸ドライバーの給料/平均年収はどのくらい?口コミを集めてみました
業界でも大手に入る西濃運輸ですが、そこで働くドライバーや事務職の給料がどれぐらいなのか気になりますよね。就職や転職を考えた時に給料は重要なポイントです。
そこで今回は、気になる西濃運輸の給料について詳しくご紹介していきたいと思います。
Contents
西濃運輸ってどんな会社?
西濃運輸株式会社は、岐阜県大垣市に本社を置く大手運送会社です。長距離貨物運送のパイオニアとして有名で、現在でも路線トラックとしては最大手です。
2005年10月にセイノーホールディングス株式会社となり、新たに子会社として西濃運輸株式会社を設立。それまで西濃運輸という社名だったセイノーホールディングスは、持株会社となりました。
2009年に西武運輸を子会社化し、セイノースーパーエクスプレスに変更。2017年には昭和冷蔵を子会社化して、低温物流も手がけるようになりました。
セイノーホールディングス傘下の子会社は数多くありますが、ここでは持株会社化と同時に設立された新たな西濃運輸のドライバーについてのお話をしていきます。
西濃運輸の給料と年収について
ドライバー職
長距離ドライバー
拠点間の輸送に特化した大型トラックのドライバー職で、「路線ドライバー」と呼ばれます。主に夜間の業務がメインとなり、また、手積み手降ろしも多いため、その分給与が高めといえるかもしれません。
地域やコース、年齢や家族構成などによって給与が違ってきますが、月給30万前後プラス各種手当といったところです。平均年収は500万円を超えるといわれていて、賞与も運送会社にしては多めだという声も聞こえます。
西濃運輸は年齢給を導入しているため、年齢が上がれば給与も上がっていきます。セールスドライバーよりも安定しているといわれているのが路線ドライバーです。
地場セールスドライバー
西濃運輸のセールスドライバーは、2tや4tで企業間の集配を担うことがほとんどです。個人宅への配送もゼロではありませんが、メインは法人です。
路線ドライバーと違って、セールスドライバーは歩合制を採用しています。また、物販のインセンティブなども給料に反映されます。
歩合については抵抗がある人もいると思いますが、頑張れば頑張るほど給料に反映されるということに繋がるので、やりがいのある仕事ともいえるでしょう。
セールスドライバーも地域や担当コースなどによって変動がありますが、月給25万円前後プラス各種手当といったところです。
賞与の査定によっても年収が変わりますが、平均して280万円~500万円とされています。年齢給が反映されるため幅広くなっていますが、30代を参考にすると年収375万平均、40代は477万平均といわれています。
運行管理・現場荷役管理
運行管理はいわゆる「配車係」としての業務がメインです。ドライバーとのコミュニケーションはもちろん、顧客とのコミュニケーションスキルも必要です。
その他に伝票入力や資料作成などの事務や、多少の荷扱い作業も発生します。現場荷役管理は、仕分けやリフトによる荷降ろし、積み込みなどの作業です。アルバイトへの指示や管理などの業務もあります。
運行管理は月給20万円弱、現場荷役管理は20万円前後となっていますが、ここに残業手当や深夜手当、扶養手当などの各種手当が加算されます。
その他に年間50~60万円程度の賞与が支給されます。
運送業界全体と比べてみると?
運送業界の給与はピンキリで、西濃運輸より高い会社も安い会社もあります。
業務内容によっても違いがあるので一概にはいえないところですが、給与の水準としては、手当まで考慮すると平均より少し高めといったところでしょうか。
また、大手企業である西濃運輸の場合、週休2日制や昇給・賞与、退職金や家賃補助など、中小の運送会社ではあまり一般的でない制度が充実しているというメリットがあります。
そのほかにも大手ゆえの安心感があるのも魅力です。もちろん有休休暇や年末年始・夏季長期休暇もあります。
佐川急便やヤマト運輸ほど厳しすぎず、中小運送会社より安定しているというのが、西濃運輸の大きな魅力かもしれませんね。
西濃運輸の給料に関する口コミを紹介!
口コミ1
路線便はいくつかの支店を回るのですが、10tトラックにほぼ手積み手降ろしです。荷量や回る支店の数はコースによって違いますが、運行管理者が調整しているので、極端に偏っているようなことはありません。
ハードな仕事だからか、年齢によるとはいえ1年目で年収500万近くの収入を得られるし、3年ほどで600万を超える人も少なくありません。
給与は家族手当や住宅手当による変動が大きいのが西濃運輸の特徴で、妻と子どもを扶養しながら賃貸住まいとなると手当の額も大きくなります。
逆に実家住まいの独身者は手当てがないのが欠点といえます。(30代男性・路線ドライバー)
口コミ2
路線は夜間なので、事故でもない限り渋滞に巻き込まれないのが嬉しいですね。といっても車速の80km/hは絶対に守らなければならないので、初めのうちは厳しい車速に戸惑うこともあるかもしれません。
4時間以内の運転業務に30分の休憩を取ることが決められているので、眠気と闘いながら夜通し走るようなことはありません。
慣れるとどのSAで休憩するとかのリズムができるので、夜間の仕事でも体への負担は少ないと感じています。(20代男性・路線ドライバー)
口コミ3
同業他社のドライバーから話を聞くと、西濃運輸は恵まれているほうではないかと強く感じます。
特に安全意識が高く、安全のためなら延着も致し方ないという考えがあり、安全を考慮した結果としての延着によるクレームはドライバーの責任を問われることにならず、会社が処理してくれます。
また、急がなければ間に合わないような運行については適正化が進められつつあります。
車両の点検整備や安全への取り組みに厳しい内規が設けられていることもあり、安全運転のプロとしての仕事を学んでゆくことができます。(40代男性・セールスドライバー)
口コミ4
コースによる給料の違いが大きくて、恵まれたコースにつけば月給50万円ほどになることもあります。ただ、そういった「いいコース」はベテランドライバーが手放さないので、掴めるチャンスはあまりありません。
自分で新規開拓することでインセンティブを貰えるので、営業力に自信がある人はコースにこだわらなくてもいいかもしれません。
また、セールスドライバーは年に3回ほど物販のノルマがあります。年間の金額にして、10万~20万円ぐらいでしょうか。
顧客への販売ノルマになりますが、達成できなければ自腹で買い取っています。(30代男性 セールスドライバー)
終身雇用が魅力の西濃運輸
西濃運輸の最大の魅力は、終身雇用です。定年がなく、働けるうちは何歳になっても働くことができるのです。実際に60歳を超えて活躍している現役ドライバーもいます。
また、社宅や独身寮も完備していて、独身者には食事手当まであるのも魅力です。結婚給付金や出産給付金などの制度もあり、独身者から既婚者までが安定して働くことができて、そのうえ終身雇用だから定年もない。
この安定が、西濃運輸で働くことの最大の魅力なのです。さらにはマイホームを購入したい人には住宅資金融資制度もあり、介護休暇や育児休暇など、家庭を守るための制度も充実しています。
終身雇用といっても退職金制度はもちろんありますから、引退の時期も自分で決めることができます。
まとめ
西濃運輸は大手運送会社という安心感に加えて、終身雇用という大きなメリットを持つ会社です。
営業力で勝負するならセールスドライバー、安定した収入を得るなら路線ドライバー。もちろんセールスドライバーから路線への転向も、その逆もできます。
西濃運輸の魅力を感じたなら、まずは応募してみましょう。