ドライバーの採用単価・採用コストの費用対効果を最大にするポイントと求人広告の書き方
2020/03/12
今ドライバー業界は売り手市場が続いているため、運転手の取り合いの状態になっていて人手不足で困っている運送会社が増えている傾向にあります。
そこで採用単価をおさえた活動で、最大限の効果を発揮する方法と、採用後の教育費や定着単価についてご紹介いたします。
Contents
ドライバーの求人方法と採用単価
ここではドライバーを募集する時の方法と採用にかかる費用についてご紹介いたします。
ハローワークでドライバーを募集する
ハローワークと言えば地元で仕事探しをするのに最適な場所で、仕事を探している人は基本的に費用はかかりません。
さらに公共の職業安定所なので失業保険の手続きもしているので、多くの方が一度は利用するのがハローワークでもあります。
メリットは非常に多く、例えば最近であればインターネットを使って仕事探しができるようになっていますし、
免許の資格を取得する時には「資格取得支援制度」などもあるので非常に利用価値が高く、未経験者の方も気軽に利用しています。
ただし募集の広告を出す企業側としては、広告に自由度が低いために十分にアピールする事ができないというデメリットがあります。
広告の形式については実際にハローワークで登録してみるとわかります。
求人広告でドライバーを募集する
求人広告にはタウン誌などのような紙媒体のものもあれば、インターネットを使った求人広告もあります。
現代の若い方の多くは紙媒体よりもどちらかというとネット上のサイトで仕事探しをする事が多いようです。
紙媒体の求人はどうしても掲載期限が短い点は求人サイトの方に軍配が上がるようですが、一方で条件に当てはまらないと求人情報が目に留まらないというデメリットがある事も事実として受け止める必要があります。
求人広告を掲載するための料金は応募課金と掲載課金と採用課金のいずれかです。
掲載課金とは募集広告に対して課金され、応募課金は応募した人の数で課金され、採用課金は採用された場合に課金される制度です。
それぞれのメリットとコストをよく比較してどの課金制度を利用するかを決めると良いでしょう。
人材紹介でドライバーを募集する
人材紹介会社を利用してドライバーを募集すると、ドライバー限定で募集する事ができるので、余計な手間をカットする事が可能ですが、
一方でそれがコストの削減につながるのかというと一概にそうとは言えません。
なぜならば、人材紹介では広告を掲載する事と採用が決まった段階では料金が発生しない事が多いのですが、
実際に採用すると費用が発生するからです。この費用が採用者の年収の数パーセントの費用がかかるからです。
もちろん一律ではありませんが、30万円程度のところもあれば100万円にもなるところもあります。
しかしながら欲しい人材の条件にマッチした方を紹介してくれるため、採用後に「こんなはずじゃなかった」というアクシデントを防ぐ事はできるでしょう。
ドライバーの採用単価の内訳
ここではドライバーの採用単価について詳しくご紹介いたします。
ドライバーの採用単価
ドライバーの採用単価とは、ドライバー一人を採用するのにかかった費用の事をいいます。内訳は求人広告を掲載する時の広告費、
そして採用が決まるまでの間の運用費、さらに人材紹介などを利用した時の紹介手数料などが含まれます。
求人広告への掲載をする時には掲載する媒体によってかかる費用も変わります。
成功報酬型の場合だと採用が決まった時に料金が発生するので、この段階でコストをできる限り抑えたい場合には成功報酬型を選択すると良いかもしれません。
ドライバーの教育費
ドライバーへの教育費には、採用して入社したドライバーが一人で仕事ができるようになるまでにかかる費用で、
内訳としては教育担当者の人件費、研修が必要であれば研修にかかる費用、教材が必要であれば教材にかかる費用などです。
ドライバーの仕事の多くは先輩など指導してくれる方が一緒に乗って、仕事をしながら覚えていくというのが多いですが、
その間にも人件費はかかりますので、いかに早く仕事を覚えてくれるかが費用を左右するカギとなるでしょう。
ドライバーの定着単価
ドライバーの定着率は一番頭を悩ませるところですが、入社したドライバーが辞めずに定着してくれるまでにかかる費用です。
言い換えると一人前として仕事ができるようになったその後に辞めずに続けてくれるかどうかですね。
定着単価については算出方法があります。算出方法は【採用単価×定着したドライバーの数÷採用したドライバーの数】で算出する事ができます。
多くの企業でこの定着率を上げる事を目標にしており、いかに長く勤めてくれるかが重要なカギとなります。
定着までを視野に入れた採用活動を
いくら採用までのコストを安く済ませたとしても、最終的に定着してくれなければ全てが無駄になってしまうでしょう。
そのため採用する時には最も重要な定着率をいかに上げるかまでを見据えた活動をしなくてはなりません。
例えばわかりやすい指導を行う、必要な資格の取得のサポートをする、労働条件を明確にして意見の食い違いを無くす、早く仕事を覚えてもらうための教育の徹底などに力を入れましょう。
また、できるだけ明確な求人広告の掲載を行う事も重要です。
ドライバーの採用単価・有効に活かすには?
ここではドライバーの採用単価をどのように活かせば良いのかをご紹介いたします。
求人広告を工夫する
まずは求人広告を出す時の工夫についてですが、地域限定で募集をする場合にはハローワークを上手に活用しましょう。
日本全国から働きたい人を募集する場合には、ハローワークよりもネット媒体を利用した方がメリットがあります。
もちろん求人広告の文章や写真の工夫も必要です。見た人が好感の持てるメッセージや写真は、応募者の数を増やすのに高い効果を発揮してくれます。
コピーも働きやすさをアピールするのに役立ちます。
女性・未経験者を積極的に採用する
ドライバーの仕事を探しているのは経験豊かな男性だけとは限りません。
近年では女性ドライバーの活躍も目覚ましく、会社の雰囲気にマッチすれば長く続けてくれるというメリットが期待できます。ちなみに女性で大型免許を持っている人はおよそ13万人です。
せっかく免許があっても採用されないのでは宝の持ち腐れです。
逆に女性や未経験者優遇といった柵用枠を広げる事によって、より多くのドライバー志望の人材が集まり、人材不足に歯止めをかけてくれるはずです。
応募者とのマッチングミスを防ぐ
採用後のマッチングミスは頭の痛い問題です。それを防ぐためには仕事の内容、社風などをわかりやすく説明し、入社後に辞めてしまうといったトラブルを未然に防ぐ必要があります。
そのためには自社を客観的に評価する必要がありますが、難しい場合には人材紹介会社を上手に活用しましょう。
客観的に企業を見る事ができますし、要点を絞って紹介してくれるので、採用後のミスマッチを極力防ぐ事はできるでしょう。
労働環境の改善
なぜ採用した人材が定着してくれないのか悩んだら、労働環境について見直してみる事も重要です。
業務内容と給料は釣り合いが取れているのかどうかや休日など、福利厚生面の充実はどうなっているのかも見直す必要があるかもしれません。
それ以外にも教育制度は充実しているのかどうかも重要です。
必要な免許の取得をさせてくれるかどうかや、そのためのサポートなどもあるとやりがいを感じる可能性も高いでしょう。研修制度の導入も検討するのも良いですね。
ドライバーの採用を成功させる広告のポイント
ここではドライバーを採用するための広告を作る時に押さえておきたいポイントをご紹介いたします。
仕事・車種をわかりやすく説明
重要なのは仕事の内容です。どんな車を運転するのか?トラックの大きさはどのくらいなのか?さらに車種などもはっきりわかった方が良いですね。
他にもどんなトラックでどんな荷物を運ぶのかも重要です。荷物を積む時や降ろす時は手積み手降ろししなくてはならないのか(意外とこれ重要です)。
他にはどこからどこまでが運転の範囲なのかについても知りたい方は多いでしょう。基本的な事なのでできるだけわかりやすく詳しく掲載しましょう。
掲載する写真のポイント
求人サイトなどに写真を掲載する時には、会社の建物(表)や休憩室などの写真もあると良いですね。会社の雰囲気が伝わってくるでしょう。車庫の写真も重要です。
トラックの出し入れのしやすさを知る上で必要でしょう。他にはやはりどんなトラックで仕事をしているのかも重要です。
ボロボロのトラックよりもぴかぴかのトラックの方が目を惹きます。もっと魅力的な写真を掲載したい場合には、自社ホームページを使って紹介すると良いでしょう。
労働条件をしっかり記載
働く上で気になるのは福利厚生やトラックや仕事の内容だけではなく、どのくらい給料がもらえるのかです。
がっつり働いてもびっくりするほど安かったら意味がありません。求人広告には知りたい情報がわかりやすく掲載されているほど良い広告です。
なので福利厚生、給料、手当の有無、労働時間など細かい労働条件を、できる限りわかりやすく掲載できるよう工夫されると良いでしょう。
特に若い方は知りたい事がわからないと不安になり、応募しようという気持ちになりにくいので注意が必要です。
女性・未経験者へのアピール
多くの女性がトラックドライバーの素質や資格を持っていながら実際に活躍する場を見つけられずにいます。
さらにどちらかというと経験者を優遇するイメージがあるからか、女性・未経験者歓迎の一言があると無いとでは注目率も変わります。
運送会社であっても女性や未経験の方がのびのびと活躍できる事をアピールするには、どの程度の体力が必要か、
家庭との両立がしやすいかどうか(口に出せるか出せないか)をいかにアピールするかが重要です。
未経験者に対しては教育制度がしっかりとしている点や資格取得支援などについても言及すると良いでしょう。
働きやすい環境を紹介
せっかく採用が決まっても将来に不安があれば退職につながってしまいます。これを回避するためには長く続ける事で良い事があると印象付ける事が必要です。
例えば勤続年数や能力によって管理職へキャリアアップが可能とか、万が一仕事をしていて事故があった場合の安全対策がしっかりしている事をアピールするのもポイントです。
特に若い方は仕事に対するやりがいを感じなければ魅力も半減してしまいますので、勤める事で得をする事を感じさせる求人広告を作りましょう。
まとめ
この記事では、ドライバーの採用単価とは何か?採用単価だけではなく、その後の定着率や一人前になって仕事を続けてくれるための工夫、そして魅力的な求人広告を作るポイントなどをご紹介いたしました。
少しでも採用率を上げたい採用コストを抑えたい、魅力的な募集広告を作りたいという方のお役に立てれば幸いです。
経営者/採用 担当者様へ|ドライバー採用したい方は必見!
「お金をかけてもドライバーを採用出来なかった。。」
「今すぐドライバーを採用したい!」
「採用しても、すぐに辞めてしまう。。」
などを感じている方は、ドライバージョブという人材紹介サービスがオススメです!
ドライバージョブは以下のような特徴があります。
1.完全な成果報酬型で、確実にドライバーを採用
採用が決まって初めて費用が発生するサービスとなっております。
2.無料面談設定を、大量かつ迅速に提供
多くのドライバーが集客出来ているため、無料の面談設定をスピーディーに実施することが可能です。
契約後、1週間以内に採用まで繋がった実績もあるようです。
※とある法人様の一例となります。
3.手間をかけずに、良質な求職者様を採用
キャリアパートナーが転職背景を詳細にヒアリングするため、相性のいい求職者のみ、ご紹介することができます。
このような特徴から、現在では全国のドライバーを採用したい会社(一般貨物/産業廃棄物/バス/タクシーなど)から、お問い合わせが常に来ているようです。