トラックドライバー派遣の料金はどれくらい?メリットはある?派遣と傭車の違いとは
運送業界では常にドライバーが不足しているという状況となっています。また、普段は足りているものの繁忙期だけ人手が欲しいという会社もあります。
そういった際に利用されるのが「ドライバー派遣」のサービスです。日給や時給でドライバーを派遣してもらうというもので、近年増加傾向にあります。
そこでここではドライバー派遣の料金や傭車などについて紹介していきたいと思います。
Contents
ドライバー派遣とは
ネットショッピングの増加などによってますます配送ドライバーの需要は高まっていると言われていますが、運送業界ではドライバーが常に不足しているという状況があります。
そこで生まれたのが「ドライバー派遣」サービスです。ドライバーを派遣してもらうことで人手不足を解消できるというものになっています。
ただし、その料金やサービス内容は「会社」「時期」「地域」などによっても大きく違ってきます。いきなり依頼してしまうのではなく、いくつかの会社で見積もりをとった方が良いでしょう。
ドライバー派遣を利用するメリット
繁忙期のみの派遣も可能
配送の仕事は特に時期が関係ないという仕事と、季節や時期によって大きく忙しさが変わるという仕事があります。
ドライバーを常に雇用していると繁忙期以外の採算が取れなくなってしまうため、繁忙期だけドライバー派遣を利用するということが効率的となっているのです。
一定レベルの人材を期待できる
個人に依頼するということは知り合いなどを除いてはあまりありません。
派遣会社に登録している人を派遣してもらうという形になりますので、こちらが求める条件に合ったドライバーを派遣してもらうことができます。
そのため一定のレベルのドライバーを確保することが期待できるのです。
採用コストの削減
自分の会社で正社員を雇用しようとすると広告宣伝費、教育費などさまざまな費用がかかることになります。
それがドライバー派遣を利用すればそういった費用がかからないため、コストの削減につながるのです。
ドライバー派遣の料金体系
日給か時給か
会社によって日給や時給かという違いがあります。短時間のスポット利用をしたい場合は時給契約でも良いかもしれません。
また、「早朝」「深夜」「残業」などは別料金が加算されるようになっていますので、それらも合わせて見積もりを出すのが良いでしょう。
車種・仕事内容・必要な資格によって変わる
料金は運転する車の大きさ、必要な資格、時間帯、距離など様々な条件によって変化します。
特に大型免許や大型特殊免許などが必要になる場合はそれだけ料金も高くなります。
依頼する際にはっきりと「こういった車を運転できる人」ということを告げておかなければトラブルに発展する可能性がありますので注意しましょう。
料金は応相談の会社が多い
料金はさまざまな要因によって変化するために、派遣会社のホームページに掲載されている料金はあくまでも「目安」と考えておくべきです。
いくつかの会社に見積もりをとって、決めたい会社とは交渉してみるのも良いでしょう。
ドライバー派遣の料金相場
日給制
ドライバー派遣の相場は色々な条件によっても変化するため一概には言えませんが、だいたい日給で「3~4万円」程度となることが多いようです。
普通車と大型車の間では数千円~数万円の差になることもありますので注意が必要です。
時給制
ドライバー派遣を依頼する際には「2時間」「4時間」というような依頼の仕方をする場合もあります。
そういった場合は時給での計算となります。たいていは「5000~7000円」程度の時給となります。
ドライバー派遣と傭車
傭車は「傭兵」に「車」を合わせてつくられた言葉です。あまり普通には聞く機会はないかもしれません。
その名前の通り、業務が集中する時期や繁忙期に入って急激に忙しくなったために自社の車両が足りなくなった際に他の運送業者などからトラックやドライバーを借りて仕事を手伝ってもらうことを指しています。
常に大量にトラックやドライバーを抱えていると固定費が多くかかることになります。それを避けるために忙しい時期だけ一時的に手伝ってもらうというのが傭車の意義となっています。
この場合はドライバーと車をセットで借りることになるので、自社のトラックとデジタコなどの規格が違う場合は少し面倒かもしれません。
ドライバー派遣の場合は人だけを借りるという形になりますので、トラックは自社のものを使用してもらいます。
管理はその方がしやすいという点もありますし、現在はドライバーが不足していることが多いため、ドライバー派遣の方が増加してきています。
まとめ
ドライバーが不足している状況が長く続いていることから、忙しい時期だけドライバーを確保できる「ドライバー派遣」は増加してきています。
うまく利用することができれば、コスト削減にもつながりますので、ぜひ利用してみましょう。