冷凍車が冷えない原因8つ!故障を早期発見するための点検事項とは

   

冷凍車は運送業界に欠かせない車両ですが、さまざまな理由によってしっかりと中が冷えないということがあります。十分に冷えていないと商品がダメになってしまうことがありますので注意が必要です。

そこでここでは冷凍車が冷えない原因を順に紹介していきたいと思います。

冷凍車が冷えない原因

予冷が不十分

まず冷凍車は荷物を積む前に十分に冷やしておく必要があります。これを「予冷」と言いますが、これが足りていないと商品が傷んでしまうことがあります。

冷凍車を予冷する際には日陰で涼しい場所で行うようにしましょう。また、夏場は予冷しにくいので、予冷時間を長めにとっておく必要があります

温度管理のミス

運んでいる商品によって適切な冷凍庫内の温度は違います。適切な温度に設定していないと正しく冷凍庫内が冷えないということがあるのです。

最近の冷凍車は運転席にあるパネルから温度を調節できるようになっています。運転しながらもパネルに表示されている温度を確認しておき、できるだけ早く異常に気付く必要があります。

季節や気候によっても調節が変わってきますので注意しましょう。

積み込みの失敗

冷凍庫内の荷物を効率よく冷やすためには正しい積み方をする必要があります。重要な4つのポイントは、

  • 冷却風の出口はふさがない
  • 積荷同士は少しずつ間隔をあける
  • 荷物を積み過ぎない
  • エバポレーターの吹き出し口と吸い込み口もふさがない

ということです。冷気が遮断されないようにすることが重要です。また、荷物を床や壁、天井にできるだけ触れないように積むことも冷気の流れを良くするために重要なことです。

ドア開閉の回数

冷凍庫内が冷えていても頻繁にドアを開閉しているとそれだけ冷気が外に出てしまい、温度が上がりやすくなってしまいます。

荷物の積み方などを工夫して「積み降ろしの時間を短縮する」「ドアの開閉の回数を減らす」ということが重要です。また、できるだけ冷気が逃げないようにカーテンなどを設置するのもおすすめです。

霜取りをしていない

ドアの開閉が頻繁におこなわれると気化している冷気が液化して積荷や荷台内などに付き、その液体が凍ることで霜が付くことがあります。

この霜が通風孔に付着すると冷気の循環が悪くなるため冷えない原因になったり、故障の原因になったりします。

最近では自動的に霜取りが開始される冷凍車が増えていますが、霜取りを行った直後は温度が下がりにくいので少し待つ必要があります。

冷却ガスの不足

冷凍庫内を冷やすのは「冷却ガス」です。これが不足していると当然冷凍庫内を冷やすことができません。思うように冷えないと感じたら冷却ガスが十分にあるかどうかをチェックしてみましょう。

車両の故障

荷台のドア、天井、壁などが破損していたりすると適切に冷凍庫内を冷やすことができないということがあります。

機械に異常がない、適切に荷物を積んでいるのに温度が下がらないという時は車体をチェックしてみるのが良いでしょう。

冷凍機の故障

冷凍庫内を冷やすための冷凍機が故障しているということもあります。よくある故障箇所や原因は、原動力をコンプレッサーに伝えるベルトや冷却ガスのガス漏れなどです。

特にベルトが切れていたりすると冷凍機が作動していても温度は下がりません。また、他にも

エバポレーター、コンデンサー、キャビンコントローラー、コントロールボックスなどの部品が劣化、破損、故障しているということもあります。

冷凍車の点検項目

冷凍車の点検時期

基本的には毎日、荷物を積み込む前とすべての作業が終わった後に簡単なチェックを行うことになるのですが、本格的な点検については冷凍車の稼働が特に多くなる「夏場前」には必ず行っておかなければいけません

やはりアイスクリームなどの需要が夏場は急激に増えるため、そのシーズンに入る前に本格的に点検を行うべきなのです。そしてシーズンが過ぎた時には、再び本格的に点検を行うようにしましょう。

冷凍車・車両本体の点検箇所

冷凍庫の車体に関しては一般の車両と同じく、エンジン周り、ブレーキ周りなどを中心に整備をしっかりしていくことが重要です。

特に荷台部分の天井や壁、ドアなどが破損していると荷台を十分に冷やすことができないということになります。

せっかく冷却システムが正常に稼働していても荷室が完璧に密閉されていなければ冷却ロスが起こり、荷室を適温に保つことが難しくなります。

ドアの歪みや破損、パッキン、ドアロックの状態と共に荷室の壁にひび割れや破損部分がないことを点検しておきましょう。

冷凍車・冷凍機の点検箇所

まずその冷凍車がどういったシステムのものなのかを把握しておかなければいけません。

冷凍冷蔵車の冷却システムは3種類あり、「低温車」「中温車」「冷蔵車」の3種類となっており、それぞれの荷室の温度管理コントロールを行う冷却システムも違いがあります。

  • 機械式冷凍・冷蔵システム

現在もっとも普及している冷却システムであり、機械式冷却です。温度設定を運転席のパネルで行うことができ、長時間の定温運送が可能となっていますが冷却状態を保つためには原動力が必要となります。

  • 液体窒素式冷凍・冷蔵システム

液体窒素を利用した冷却システムで荷室温度を氷点下40度近くまで一気に下げることが可能です。

この液体窒素は高額なのですエンジンを停止しても冷凍庫を冷却状態が続くため、鮮魚や精肉の運送に用いられています。

  • 畜令式冷凍・冷蔵システム

荷室内に凍らせた冷却板を設置することで冷凍庫を冷却する冷却方法です。冷却に原動力が必要なく、エンジンを停止しても冷却状態を保つことができる環境に優しく経済的効果が高い冷却方法です。

ただし、冷却力はそれほど強いわけではありません。

そしてもっとも多く普及している機械式冷却システムの原動力は以下の2種類があります。

  • 直結エンジン方式

直結エンジン式は冷凍冷蔵車に搭載されているエンジン出力を直接冷却装置の原動力として使用します。

システム的には普通車のカーエアコンと同じもので、トラックのエンジンを停止すると冷却装置も停止するために冷凍庫内を冷却状態を保つためにはトラックのエンジンを稼働し続ける必要があります。

  • サブエンジン方式

冷凍冷蔵車に冷却装置専用エンジンを搭載したものがサブエンジン方式です。この専用エンジンを搭載することで車体本体のエンジンを停止しても荷室を冷却することが可能です。

それぞれのシステムを正しく把握して適切に点検していくことが重要です。

冷えない冷凍車で荷物を運んだら

適切な温度で冷凍食品などを運んだ場合はさまざまな問題が起きます。冷凍食品は半解凍状態になるため品質が落ちますし、アイスなどは溶けてしまいます。冷凍魚などは安全衛生面で問題が発生してしまいます。

状態によっては届け先から損害賠償を求められることもありますので、冷凍食品・製品を扱う運送会社は、貨物保険に加入していることが多くなっています。

まとめ

冷凍車は特に夏場に活躍する車両ですが、温度を適切に保つのが難しい車両でもあります。整備、点検を行うことで正常に稼働させることができるようにしていきましょう。

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