軽トラの荷台の大きさ/サイズ/広さを比較!売れてる人気の5車種の魅力を徹底解説!
その利便性の高さから幅広く人気の軽トラの荷台の大きさは、各メーカーや車種によってそれほど違いはありません。
ただ、微妙な長さ、幅などに違いがあります。ここでは軽トラの荷台についてと、特に人気車種を合わせて紹介していきたいと思います。
Contents
軽トラの荷台の大きさの見方
軽トラの規格と最大積載量
街中を配送、集荷する際には軽トラの小ささ、回転半径の小ささなどが非常に役立つために数多くの業種で使用されているのが軽トラです。
軽トラは自動車の分類では軽自動車になりますので規格や最大積載量もそれに従うことになります。
「規格」とは定められている寸法のことで、「最大積載量」とは積載することができる積み荷の最大値のことを指します。
軽トラの場合は、規格が「全長3400mm」「全幅1480mm」「全高2000mm」に収まる範囲で、最大積載量は「350kg」となっています。
荷台の大きさを考えればもっと積載することはできるのですが、これ以上積載してしまうと過積載になってしまって法令違反となります。
軽トラの荷台の大きさの見方
軽トラの荷台の大きさや高さが気になるところです。一般的には以下のような数値となっています。
- 荷台フロア長 2,020mm
- 荷台長 1,940mm
- ガードフレーム長 1,945mm
- 荷台幅 1,410mm
- 荷台高 285mm
人気の軽トラ5選!荷台の大きさを比較してみた
軽トラはさまざまなメーカーが販売していますが、その中でも特に人気となっているメーカーと車種を簡単に紹介していきたいと思います。
ダイハツ・ハイゼットトラック
ダイハツが販売しているハイゼットトラックは日本を代表する人気の軽トラです。
2010年1月~2018年12月まで9年連続で日本国内で販売されているトラック(軽・小型・普通)の車名別年間販売台数トップとなっており、その人気は世界にも広がっています。
洗練されたデザインと基本性能の高さが人気の秘訣です。
- 荷台フロア長 2,020mm
- 荷台長 1,940mm
- ガードフレーム長 1,945mm
- 荷台幅 1,410mm
- 荷台高 285mm
- 地上高 655mm
スズキ・キャリイ
スズキのキャリィはダイハツのハイゼットトラックに2010年に売り上げ首位の座を奪われるまで1971年~2009年までにわたって39年連続で日本国内で販売されているトラック(軽・小型・普通)の車名別年間販売台数トップでした。
2010年1月には軽トラで初めて累計販売台数400万台を超えるという偉業を達成しました。今でも安定した人気を誇っている軽トラです。
- 荷台フロア長 2,030mm
- 荷台長 1,940mm
- ガードフレーム長 1,940mm前後
- 荷台幅 1,410mm
- 荷台高 290mm
- 地上高 650mm
ホンダ・アクティトラック
他の軽トラとは違った観点から設計がされている軽トラです。運転席を広めに設計しているということなど、特徴的なデザインとなっており、熱心なファンが多い軽トラとなっています。
- 荷台フロア長 1,940mm
- 荷台長 1,940mm
- ガードフレーム長 1,920mm
- 荷台幅 1,410mm
- 荷台高 290mm
- 地上高 660mm
スバル・サンバートラック
1961年から販売されているという50年以上の歴史がある軽トラックで、2012年まで販売されていた初代~6代目まではスバルが開発しており、
7代目以降はダイハツ・ハイゼットからのOEMとなっているために現在はダイハツ工業が生産しています。
そのためダイハツのハイゼットと同じくガードフレーム荷台長が長いといった特徴があります。
- 荷台フロア長 2,020mm
- 荷台長 1,940mm
- ガードフレーム長 1,945mm
- 荷台幅 1,410mm
- 荷台高 285mm
- 地上高 655mm
トヨタ・ピクシストラック
高い機動力と広い荷台で使い勝手の良いというのが特徴の軽トラです。荷台を広くしている分、キャビンは最低限の広さとなっていますが足元などには余裕を持たせたつくりとなっています。
広い荷台を必要とする場合などに非常に需要の高い軽トラです。
- 荷台フロア長 2,020mm
- 荷台長 1,940mm
- ガードフレーム長 1,945mm
- 荷台幅 1,410mm
- 荷台高 285mm
- 地上高 655mm
軽トラの上手な選び方
オートマかミッションか
トラックには圧倒的にミッション車が多いのですが、最近になってオートマ車も増えてきています。
これはオートマ車限定免許しか持っていない人でもトラックドライバーに慣れる可能性を広げるという理由や、現在トラックドライバーとして働いている人の運転による疲労の軽減のためという理由があるためです。
運転がしやすいということが大きなメリットのオートマ車なのですが、「車体価格が高い」「修理費が高い」「パワーが弱い」というデメリットもあります。
ミッション車は構造がシンプルということもあって修理費や車体価格が抑えられているのですが、オートマ車は構造が複雑になっていることからそれらが高くなってしまうのです。
軽トラで安定したパワーやコストパフォーマンスを期待したいのであればミッション車を、とにかく運転のしやすさを優先したいのであればオートマ車を選ぶのが良いでしょう。
2WDか4WDか
舗装されていない道、田んぼや畑のあぜ道、坂道、山道などを走ることが多いのであれば4WDのパワーが頼りになります。加速、馬力を追求したいのであれば4WDの軽トラを選ぶのが良いでしょう。
舗装された道が多い街中で運転しやすいことを優先するのであれば2WDのものを選ぶのがおすすめです。
軽トラの荷台はここをチェック!
軽トラは長距離を走るような大型トラックと違って小さい荷物を大量に運ぶということも多く、積み荷の積み降ろし回数が多くなるという特徴があります。
そのため荷台の広さや高さ、足を掛けるステップがあるかどうか、ロープをかけるフックがあるかどうかなど注意したいポイントがいくつかあります。自分が使用する際のことを想定して選ぶのが良いでしょう。
購入前にはぜひ試乗を
自動車にはそれぞれの車ならではの「クセ」のようなものがあり、運転者によってそれが「良い」と感じることも「悪い」と感じることもあります。
特に軽トラの場合は運転席の広さや荷台の広さ、サスペンションの感じなど実際に運転してみたり、操作してみてわかるということもあります。
購入する前に一度試乗をしてそれらを確認してみることを強くおすすめします。
軽トラの荷台に荷物を積むときの注意点
過積載に注意する
軽トラはある程度の荷台の広さがあるため、荷物をどんどん載せたくなってしまうのですが最大積載量が「350kg」と決まっています。そのため荷台の限界まで荷物を載せていくと過積載になる可能性があります。
過積載の状態では加速や停止が思うようにできないだけでなく、事故を起こしたときの衝撃も大きくなります。もちろん法令違反にもなりますので過積載には十分に注意しましょう。
荷物はしっかり固定しよう
軽トラに積んだ荷物は荷崩れを起こさないように固定する必要があります。運ぶ距離が近い時などは面倒になってそのままにしてしまうことがありますが、荷崩れは大きな事故の原因にもなります。
隙間ができないようにパレットを詰めたり、ロープなどを使って固定する、ラッシングをしっかりと行うなどをして固定していきましょう。
幌がないタイプの軽トラが多いのですが、幌を使って固定するという方法もあります。これは雨や風よけにも使うことができます。
荷物で後ろが見えないことも
軽トラの運転席に座るとわかりますが荷台に積み荷を積載するとまず、ルームミラーが使えなくなります。窓から後方を視認しても積み荷で視界がかなり狭くなりますので運転をさらに注意深くする必要があります。
まとめ
軽トラは運転席の広さと荷台の広さがメーカーや車種によって微妙な違いがあります。
自分の運転空間やよく積む荷物の量などを総合的に考えて購入する軽トラを選ぶ必要があります。気になる軽トラが複数ある場合は一度試乗させてもらうのもおすすめです。