運送業で働くならこんな資格が有利!運送業必須の資格を紹介!
車の運転が好き!車の運転の仕事がしたい!そんな方が職場に選ぶのが運送業でしょう。
ところで運送業で働くためには資格が必要で、なんでも取れば良いというものではなく優先順位というものがあります。そこで今回は運送業で働くために取得しておくべき資格をご紹介いたします。
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運送業は無資格での就業は難しい
もしも運送業でお仕事がしたいと思うならば、最低限取得しておくべき資格があります。それが普通自動車運転免許です。
最低限この資格が無ければ運送業で働く意味がありません。というよりも無資格なのに運送業でできる仕事があるわけがありません。
中には「仕事をしながら免許の取得がしたい」と考える方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし例えばタクシーにしてもトラック運転手にしても、まずは普通乗用車の運転ができなければ車の運転ができるわけがありません。
面接の時に働きながら免許を取りたいという熱意を伝える事も必要かもしれませんが、ほとんどの場合は最低限普通運転免許が無ければ採用しようとは思わないでしょう。
もちろん運転免許じゃなくても良いです。フォークリフトなど需要の高い資格を取得する事も必要です。
運送業必須は運転免許!
ここでは運送業で仕事をするために無くてはならない必須免許について説明いたします。
大型免許
まずはトラックのドライバーとして活躍したいと思っているのであれば、大型免許の取得は必須でしょう。
もちろん最初から大型免許の取得ができるわけではありません。その理由は普通免許での運転経験が必要だからです。
大型免許の取得資格は満21歳以上で普通免許もしくは大型特殊免許を持っていて、継続して運転した経験が3年以上となっています。
つまり他の運転免許が無ければ取得する事は不可能なのです。それだけ運転の経験が必要になる免許なのです。
中型免許
中型免許で運転できるトラックは物流会では最も多く、それだけにドライバー確保をしようと多くの企業が募集をかけています。
中型免許を取得する方法は20歳以上である事、そして普通免許や大型特殊免許を持っている期間が2年以上である事が条件です。
つまりこの免許も普通免許などを取得していなければなりません。ちなみに中型免許の取得をすれば4トントラックの運転手として活躍する事ができます。
非常に操作性も良くて仕事の量も多いので、募集も多いのでおすすめの仕事ですね。
準中型免許免許
準中型免許とは免許制度の改正によってできた免許です。それまでは普通運転免許で運転する事ができましたが、あまりにも交通事故が増えてしまったために実施される事になりました。
この免許で運転できるのは5トン車です。それなら中型免許でも良いのでは?と思うかもしれませんが、そうではありません。
準中型免許で運転できるのは5トン車限定ですので、5トン車しか運転する事はできないのです。これも事故の防止のためなので仕方がないのです。
けん引免許
けん引免許というのは何かというと、簡単にわかりやすい言葉で説明すれば「トレーラー」の運転ができる免許証の事ですね。けん引免許を取得する資格は18歳以上です。
これはレジャー用にキャンピングカーを運転するのにも必要な免許ですね。ただし大きなトレーラーの運転をするには大型トラックの免許や運転経験が必要になります。
免許の取得をするには教習所に通って取得する方が良いでしょう。経験があるトラック運転手でも高い技術が必要になる資格です。
運送業で必要になる資格とは?
ここでは運転免許意外に運送業界で働くのに必要な資格についてご紹介いたします。
フォークリフト技能講習
運転免許ではないのですが取得しておくと非常に有利になるのが「フォークリフト技能講習」です。
フォークリフトは倉庫業務でも活躍しますし、工場などでも活躍しますし何よりも運送業界では欠かすことができない要員です。むしろいなくては困る存在ともいえるでしょう。
フォークリフト運転技能講習を受講するためには32時間の講習を受ける必要があり、費用は最大で45,000円程度かかりますが、お勤め先で取得費用を出してくれるところもあります。
玉掛け
玉掛けはクレーンなどで荷物を吊って移動させる作業を行う時には必要不可欠な存在です。
この資格も非常に重要な資格でクレーンで作業を行う時に、クレーンから荷物が落下したりそれに伴う事故が起こらないようにするためにも必要な資格なのです。
有資格者の就職率が高いのでおすすめの資格です。玉掛けの資格は学科と実技の講習を受けて試験に合格するだけです。合格率は95%以上と言われています。
受講料は地19,000円~23,000円弱と取得しやすい金額です。
小型移動式クレーン技能講習
小型移動式クレーン技能講習は何かというとユニック車の運転操作をするための資格になります。
ユニック車というのはトラックなどにクレーン機能が搭載されている車両です。大きなトラックが入れない場所での建設などに役立ちます。
荷物をクレーンで移動させる事ができるので、建設業界などで活躍する事ができるでしょう。
もちろん運送業界でもユニック車は活躍していますので、いろいろな分野の業界できます。講習は技能講習センターなどで取得できコースによって時間が変わります。
16時間、17時間、そして20時間となっています。20時間は講習科目の一部免除となる資格が無い方で、費用は36,300円~37,400円です。
運行管理者
実はこの資格は運転免許ではありません。ただしこの資格を持っている人を必ず営業所におかなくてはなりません。
運送業においてトラックがどのように運行するのか、だれがどこに行くのかなどを管理する担当者です。
有資格者はドライバーに無理のないスケジュールを組んだりスムーズに物流ができるように運行を管理するのです。
資格は公益財団法人の運行管理者試験センターで、受験料は6,000円です。書面で申請する場合には1,030円が別途必要になります。
危険物取扱者
危険物取扱者はガソリンの輸送を行う運転手や劇薬などを輸送する時に必要な資格ですね。トレーラーの運転手をする方が同時に取得している事が多いようです。
その理由はガソリンなどを大型のトレーラーで運ぶ事が多いからですね。危険物取扱者の受験資格は甲種と乙種があります。
甲種の取得は大卒や短大卒他に専修学校、高専などの卒業証明が無ければなりません。乙種は基本的に誰でも取得が可能です。
受験料は甲種(6,600円)乙種(4,600円)丙種(3,700円)となっています。
資格取得で働きやすい運送業!
このように意外と運送業界と言っても色々な資格や免許があるという事がわかりました。言い換えると運送業界ではいろいろな資格や免許を取得している方が働いているという事になるわけですね。
もちろん取得している資格によって報酬の額も仕事の内容も変わってきます。この事からもわかるように全く資格を持っていない方が簡単に職を得られるという場所ではないという事になります。
もしも運送業で活躍したいと思うのであれば、必要な免許を順序良く取得していき、数年間働いてその実績を持ってさらに上の資格の取得を目指していけばいいのです。
そうすれば運送業界でのプロフェッショナルになっていきましょう。
まとめ
今回は運送業界で仕事をしたいという方のために、どんな免許があるのかや持っておくと仕事の幅が広がり、自分に有利になる資格についてをご紹介していきました。
もっともドライバーをしているとどんどん上のクラスの免許が欲しくなるものです。
会社によっては費用負担をお願いできる事も多々あるので、どんどんその制度を活用していきましょう。この記事が運送業界で活躍したいと考えている方のお役に立てれば幸いです。