2トントラックの積載量は?2tトラックの種類ごとの積載量を解説
2019/06/06
数あるトラックの中でも特にさまざまな用途に使われている2トントラックですが、実際にどのような用途で使われていて、どのぐらいの積載量に対応できるかと考えてみると、今ひとつイメージしにくいと思います。
そこで今回は、2トントラックの種類やサイズ、積載量と総重量との違いなどについて解説していきたいと思います。
Contents
2トントラックとは
2トントラックはトラックの中でも最も小さい種類のトラックで、「車両総重量5トン未満、最大積載量2トン未満」となっています。
2tトラックにはショート、ロング、ワイドロングという大きさの種類があり、それぞれ装備が異なり用途によって使い分けられています。
免許は準中型免許があれば運転でき、定員は基本的に3人ほどです。
2トントラックの大きさや車両総重量と積載量の違いは?
トラックには最大積載量と車両総重量が定められています。簡単に違いを説明すると、最大積載量は最大で積める荷物の量で、車両総重量は運転手と車体の重さも含めた重さのことです。
最大積載量を算出する式は以下のようになります。
「最大積載量=車両総重量 ー 車両重量+乗車定員×55kg」
例えば、車両重量が2000kg、乗員が二人の場合は、車両総重量の最大値5tから差し引いて、最大積載量は2890kgとなります。
2トンショートの積載量
全長4330mm 全幅1690mm 全高1900mm
最大積載量1.15トン
ショートは小型トラックの中でも最も小さい種類のサイズのトラックです。引っ越しや農作業などの家庭でも使われることが多いです。
会社でも人の移動やちょっとした荷物の移動に使われることもあるトラックです。
2トンロングの積載量
全長4680mm 全幅1700mm 全高1,960mm
最大積載量:1.5t
ロングはショートよりも車体が少し長い種類の小型トラックです。ショートよりも大きな荷台がついているのでより大きなものを運びたいという場合はロングがいいです。
2トンワイドロングの積載量
全長6200mm 全幅2230mm 全高2260mm
最大積載量:2t
小型トラックの中では最も大きいサイズのトラックです。ワイドロングは名前の通り荷台がほかの2種類と比べて横にも広くなっているので、かさばる荷物を運ぶこともできます。
これらの種類を用途に応じて使い分けるのがいいでしょう。
2トントラックでの引越しの積載量は?
2トントラックは引っ越しにも使うことができます。上で上げた3種類のトラックでそれぞれ運べるものを紹介していきます。
2トンショートの引っ越し積載量
2トントラックのショートの場合は単身者やワンルームの引っ越しに使えます。荷物があまりに多いといったことがなければ基本はこの2tショートで単身者やワンルームの引っ越しはできるでしょう。
荷台のスペースは畳3畳分くらいとなっていて、うまく積めば1回ですべての荷物を運ぶこともできることもあります。
2トンロングの引っ越し積載量
2トントラックのロングの場合は2人暮らしでも対応がでいることがあります。もちろん荷物の量はその人、その過程によって異なるので、ロングでも足りなかったり、ショートでも足りる場合もあります。
2tロングの場合荷台のスペースは畳6畳分程度です。なので、ショートに比べて冷蔵庫やソファーといった大型の家具が運びやすいかもしれません。
2トンワイドロングの引っ越し積載量
2トンワイドロングは小型トラックの中で最も大きい種類のトラックです。縦の長さだけでなく、幅もそれなりにあるので、大きな荷物をより多く積むことができます。
もし「自分は引っ越しの荷物や家具が多くて、ショートやロングでは荷物がすべて乗せられるか不安だ」という方はこのワイドロングのタイプを使うといいかもしれません。
まとめ
今回の記事では2トントラックの大きさによる種類と用途を紹介してきました。
2tトラックにもショート、ロング、ワイドロングのサイズがあり、引っ越しなどではうまく使い分けることが大事です。
また、最大積載量と車両総重量という決まりがあり自分のトラックの場合はどうなのか計算してみるといいかもしれません。