大型トラックのタイヤの空気圧は何kPaが適正化か?空気圧の計り方・チェック方法

   

大型トラックのタイヤの適正空気圧は、600-800kpa(キロパスカル)とされています。空気圧は適正値でなければ早く傷むことになったり、事故の原因になったりすることもあります。

ここではタイヤの空気圧の点検時期や空気圧を適性に保つ理由などについて紹介していきたいと思います。

大型トラックのタイヤ空気圧の適正値

大型トラックのタイヤの適正な空気圧は?

日本では以前タイヤの空気圧の単位としては「kgf/㎠」が利用されていました。これが最近変わってきて「kpa(キロパスカル)」となってきています。

天気予報などで似た言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、この単位は「圧力」を表す単位なのです。

大型トラックではその適性空気圧が「600~800kpa」とされており、運転席のドアの内側にも適正値が記されているシールが貼られているので確認しておきましょう。

トラックタイヤの空気圧を適正に保つメリットは?

「経済性能」「安全耐久性能」「乗り心地性能」の3つの性能に関係してきます。タイヤは空気圧が適正に保たれているときがもっとも性能を発揮できる状態になっています。

燃料消費などの面から考えても、適正値に保っているともっとも経済的にタイヤを利用することができるのです。

また、適正な空気圧のときにもっともタイヤに正確に圧力がかかることになります。適性でない場合はタイヤの一部分だけが摩耗してしまったりしてバーストする危険性があります。

もちろん空気圧が適正であるときがもっとも乗り心地が良くなり、運転もしやすくなります。

大型トラックのタイヤ空気圧の測り方・調整方法

空気圧を測定・調整するには

運送会社などでは空気圧を測ることができるエアゲージが備えられていることが多くあります。点検時にそれを使用するのが良いでしょう。

また、ガソリンスタンドなどで無料で借りることもできるので測定する機会は多くあります。

空気圧を調整するにはエアコンプレッサーやエアタンクなどの充填機を利用して調整していきます。これも会社に備えている場合もありますし、ガソリンスタンドなどで借りることもできます。

空気圧の点検は月1回がめやす

一般的な使い方をしている場合、タイヤの空気は1ヶ月に5~10%ほどが減少するとされています。それを踏まえて月に1度は計測をするようにしましょう。

ただし、走行したばかりの時などはタイヤが熱を持っているために正確な数値が計測できません。勤務前などタイヤが冷えている状態のときに測定するようにしましょう。

また、点検時に合わせてバルブ周りなども点検しておくのが良いでしょう。

空気圧調整のやり方とポイント

タイヤのバルブキャップを外して充填機をつなぎ空気圧を調整していきます。できない場合はガソリンスタンドの店員などに依頼しても良いでしょう。

適正値を下回っていても上回っていても良くありません。適性範囲におさめるのが正解です。

大型トラックのタイヤ空気圧が高すぎた場合

タイヤ中央部の磨耗

空気圧が低いときのイメージはしやすいのですが、空気圧は高すぎてもいけません。

空気圧が高すぎるとタイヤの中心の部分だけが地面に接するためにその部分だけが集中的に摩耗していくことになります。偏摩耗は寿命を縮めてしまうのです。

タイヤバーストの危険性

タイヤの中心部分だけが地面に接しているとそこだけが薄くなっていくと同時に高熱を持つことになります。異常な高温状態のまま走行しているとタイヤがバーストしてしまうことがあります。

乗り心地が悪化する

パンパンに膨らんだタイヤにはクッション機能がなくなってしまい、衝撃を吸収することができなくなります。そのため乗り心地が非常に悪くなってしまうのです。

大型トラックタイヤの空気圧が低すぎた場合

タイヤ側面の磨耗

空気圧が不足すると上からの重さを十分に支えられなくなってタイヤが潰れたような形になります。

このまま走行しているとタイヤの側面部分も地面に接して走行することになりますので、側面が偏摩耗していきます。タイヤバーストにつながることもありますので注意が必要です。

燃費の低下

空気圧が適正値に達していないとタイヤの性能を発揮することができなくなります。

そのため走行するのに余計なエネルギーを使うことになり、燃料を多く使うことになるのです。その分、燃費は悪くなりコストが多くかかるようになっていきます。

ハイドロプレーニング

空気圧が低くなると走行中にタイヤと路面の間に雨水などが入り込んで制御ができなくなるというハイドロプレーニング現象が起こることがあります。

ハンドルが利かなくなる、ブレーキが利かなくなるという非常に危険な現象です。

乗務前にタイヤの点検を

タイヤの点検はタイヤが冷えている乗務前に行います。空気圧だけでなく、「タイヤの溝」「ひび割れ」「ナットの緩み」などについても必ず点検するようにしましょう。

釘などの異物を踏んでいることもありますので見逃さないように注意が必要です。

まとめ

大型トラックは重量があるだけにタイヤの役割は非常に重要です。

空気圧が適正値でないとバーストの危険性がありますし、燃費が悪くなる、乗り心地が悪いといった問題も起こってきます。定期的に点検を行い、適正値を保つようにしましょう。

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