軽トラの車幅は?車両寸法や荷台サイズも合わせて紹介!
軽トラは小回りが利き、使いやすいということもあって人気のサイズとなっています。しかし、車幅やサイズはメーカーによって違いがあるため、その取り扱いには注意が必要です。
そこでここでは、軽トラのサイズについて紹介していきたいと思います。
Contents
使い勝手のいい軽トラ!
道路幅が狭い、住宅街などで狭い路地が多い日本では小さいサイズのトラックは非常に重宝されており、利用の機会が多いものとなっています。住宅街の配送などにうってつけのサイズだと言えるでしょう。
また、その大きさのために中型や大型の免許が不要ということもあります。ドライバー初心者の人でも運転しやすく、汎用性も高い上に維持費も安い軽トラは運送業界でも欠かせないトラックなのです。
そしてその使いやすさから個人での事業や、農家などでも多く利用されているものであり、場所、利用法を問わずに人気となっています。
軽トラックの定義について
全長
軽トラはメーカーや車種によって多少のサイズの違いはありますが、定義は決められています。その最大寸法は、
「全長3400mm」となっており、他の車両と比べてもそれほど長くないことがわかります。この短さが小回りが良いことに関係しています。
全幅
全幅は車両の幅のことを指しています。軽トラの全幅は
「全幅1480mm」となっており、かなり車幅が小さいことがわかります。この車幅の小ささが路地などで活躍する理由となっています。
全高
全高は車両の高さです。軽トラの全高は、
「全高2000mm」となっています。それほど高さがないので、高架下やトンネルなどでも問題なく走行することが可能となっています。運転席も高くないので違和感などはないでしょう。
人気軽トラック上位の車両サイズをメーカー別で紹介!
ダイハツ ハイゼットトラック
ダイハツが販売しているハイゼットトラックは日本を代表する人気の軽トラです。
2010年1月~2018年12月まで9年連続で日本国内で販売されているトラック(軽・小型・普通)の車名別年間販売台数トップとなっており、その人気は世界にも広がっています。
洗練されたデザインと基本性能の高さが人気の秘訣です。
- 荷台フロア長 2,020mm
- 荷台長 1,940mm
- ガードフレーム長 1,945mm
- 荷台幅 1,410mm
- 荷台高 285mm
- 地上高 655mm
スズキ キャリー
スズキのキャリィはダイハツのハイゼットトラックに2010年に売り上げ首位の座を奪われるまで1971年~2009年までにわたって39年連続で日本国内で販売されているトラック(軽・小型・普通)の車名別年間販売台数トップでした。
2010年1月には軽トラで初めて累計販売台数400万台を超えるという偉業を達成しました。今でも安定した人気を誇っている軽トラです。
- 荷台フロア長 2,030mm
- 荷台長 1,940mm
- ガードフレーム長 1,940mm前後
- 荷台幅 1,410mm
- 荷台高 290mm
- 地上高 650mm
ホンダ アクティトラック
他の軽トラとは違った観点から設計がされている軽トラです。運転席を広めに設計しているということなど、特徴的なデザインとなっており、熱心なファンが多い軽トラとなっています。
- 荷台フロア長 1,940mm
- 荷台長 1,940mm
- ガードフレーム長 1,920mm
- 荷台幅 1,410mm
- 荷台高 290mm
- 地上高 660mm
軽トラに積むことの出来る荷物の制限について
荷物の幅
軽トラに積載することができる荷物の大きさなどは道路交通法で規定されています。荷物によってはトラックからはみ出ることがあるのですが、その割合が決まっているのです。
荷物の幅については、
- 車両の幅まで
となっており、車幅を超えて荷物を積載することはできません。
荷物の高さ
高さについては、
- 地上から2.5mまで
となっています。そのため、荷台に載せてからの高さをはっきりさせておく必要があります。荷台部分の高さも把握しておくようにしておきましょう。
また、軽トラは車両の高さがそれほどないので、高さのある荷物を荷台に置くと後方が見えにくくなることがあります。後方への安全確認は十分に行うようにしましょう。
荷物の長さ
荷物の長さについては、
- 車両の長さの1/10(10%)まで
がはみ出しても良い部分となります。そのため、あまりにも長すぎる荷物などは別の運び方を考える必要があります。
また、荷物が後方部分に大きくはみ出してしまうと後方車両への注意も十分に必要となってきます。
制限を超えた荷物の運搬には申請が必要です!
規定されている数値を超えている荷物を積載して運搬する場合には、出発地を管轄している警察署や交番などで「制限外積載許可申請書」を提出して認可を受ける必要があります。
もし運転手が2人以上いる場合は全員の名前を申請者として記載しなければいけません。
ただ、この申請書を出せば必ず許可が出るというものではありません。あまりにも大きすぎるものや、警察が危険と判断する場合には許可が出ないということもあります。
制限を超えると判断した場合は、まず警察署などに相談するようにしましょう。
また、積載量についてですが、軽トラはある程度の荷台の広さがあるため、荷物をどんどん載せることが可能となっています。しかし最大積載量が「350kg」と決まっています。
そのため荷台の限界まで荷物を載せていくと過積載になる可能性があります。過積載の状態では加速や停止が思うようにできないだけでなく、事故を起こしたときの衝撃も大きくなります。
もちろん法令違反にもなりますので過積載には十分に注意しましょう。積載量については超過して運搬することは禁止されています。
まとめ
軽トラは小回りが利き、維持費も安いということで狭い道が多い日本では非常に活躍している車両となっています。荷台が低いために荷物の積み降ろしもしやすく、その汎用性の高さは他の車両より優れていると言えます。
しかし積み込む荷物によっては車両からはみ出してしまうということもありますので、まずは軽トラの大きさを正しく把握するようにしておきましょう。