大型トラックの排気量とは?エンジンの最大馬力はどのくらいになる?

   

私たちの生活を支える物流業界で活躍する大型トラック。様々な荷物を運び、時には20tを越すような重量を積んで走る大型トラックの排気量がどれ位あるのか気になりますよね。

そこでここでは、そんな大型トラック排気量の他車種との比較、そして排気量がどの様に変化してきているのかまで詳しく紹介します。

排気量とは何か?

車の排気量は、車のパワーの大きさを表しています。実際には燃料がエンジン内で燃焼される場所の容積のことで、数値が大きくなるにつれて、車のパワーも大きくなります。

バイクで例えると分かりやすいですが、原付バイクは50 cc以下のためパワーが小さく車体の大きさも小さいです。

逆に大型バイクと呼ばれる種類では、車体が大きくなるため、その分パワーを必要としており、401 cc以上のモノが大型バイクの区分に入ります。

排気量による区分は自動車にもあり、区分の違いが「道路交通法」や「自動車税」の適用範囲に関係しています。

大型トラックの排気量はどれくらい?

大型トラックと呼ばれる車両は、一般的には9000 cc ~ 30000 ccのモノを指します。自家用車などの一般車両が1000 cc ~ 2000 ccほどであり、パワーの違いは歴然です。

排気量が大きければパワーが大きくなり、その分燃料の消費も多くなります。そのため、最近では燃料消費を抑えるために、排気量を抑えた車の需要が高まっています。

車両が重くなると、必要となるパワーも大きくなるため、排気量はどうしても大きくなってしまいます。

しかし、排気量が大きいほどパワーが増すため、運動の効率は良くなります。そのため、大型トラックなどの業務用車両は、仕事への支障が無く快適な運転ができるよう、圧倒的なパワーを備えているのです。

小型、中型車との比較

小型トラックの平均的な排気量

小型トラックは、一般的に3000 cc未満となっています。ただし、メーカーによっては数値が異なる場合もあります。

最近では、排ガス規制が厳しくなっており、パワーを維持しつつも排気量は抑えた車両の需要が大きくなっています。

中型トラックの平均的な排気量

中型トラックには7000 cc~8000 cc程の排気量を持つ車両です。乗用車などの一般車両に比べるとはるかに大きなパワーを持ちます。

パワーが大きい車両は、運転にはそれなりの経験とスキルが必要です。そのため、初めのうちは注意した運転を心掛けましょう。

排気量が多いことによるメリットとデメリット

排気量が多いことのメリット

排気量が大きい車両はパワーが大きい分、エンジンの回転数が少なくなります。そのため、エンジンへの負荷が少なく音が静かで、快適に運転できます。

また、積載量も気にすることなくスムーズな運転を行うことができます。排気量の大きい車両は、安定したスムーズな運転ができるというのが、大きな利点となっています。

排気量が多いことのデメリット

排気量が多いことの最大のデメリットは維持費用の大きさです。自動車税の区分では、排気量が多いほど課税率が増加します。

6000 ccを超える車両には年間11万円以上の税金がかかるのです。また、大型の車両は特殊な車両が多いため、専用の部品が使われている場合が多いです。

そのため、車両自体の価格や整備・車検費用が高くなってしまいます。さらには、排気量の多い車両は、その分燃費も悪く、燃料費用も高くついてしまいます。

日本と海外メーカーのトラックの排気量における比較

日本で、海外メーカーの普通車が走っていることは珍しいことではありませんが、海外の大型トラックを見かけることは滅多にありません。

その理由として挙げられるのは、排気量よりも車体の形状です。海外メーカーの大型トラックは出っ張りの多いことが特徴です。しかし、海外に比べて日本の道路は狭く、その出っ張りが邪魔になり相性が悪いのです。

余談ですが、世界的に有名な海外メーカーの大型トラックは、自動車業界の高級ブランドとして知られている「メルセデス・ベンツ」のアクトロスというトラックです。

日本で販売されたアクトロスは、排気量にして12000ccと16000ccの2種類のものがありました。

エコ化が進んでいる大型トラックのエンジン

排ガス規制強化によるエンジンの小型化

近年、自動車業界では環境破壊対策の一環として、排ガス規制の強化が厳しくなって来ています。これは日本の自動車業界に限った話ではなく欧米でも執り行われていることです。

この方針により自動車メーカーは、排気量を抑えるためにエンジンを小型化、その上で高度なエネルギー効率の維持を実現する研究を進めています。

現在発表されている最新のモデルを見ても、ほとんどが「燃費向上」を推進しているため、このことは明白であり、これから先、さらにエンジンの小型化が進んでいくと考えられます。

エンジン小型化によるパワーダウンをターボで補う

排気量を抑えるためにエンジンを小型化すると、その反面でパワーは劣ってしまいます。「ダウンサイジングターボ」とはエンジン小型化により下がってしまったパワーを、ターボによって確保し、従来通りの出力を維持するというものです。

「ダウンサイジングターボ」は普通車だけでなく、トラックなどの大型車両にも応用が進んできています。燃料消費を抑えつつ従来通りの出力を確保するという考えは、自動車業界の主流になりつつあるのです。

排気量の少ない、環境に優しいトラックが求められている

自動車の排ガスは環境破壊、地球温暖化などの問題において非常に重要視されています。

そういった背景から、自動車の排気量を最大限抑える努力をしようという動きが世界中で広がっており、「環境に優しい」ものがこれから開発される車にも要求されているのです。

また経済的な面でも、排気量の低減は自動車税を抑えることに繋がり、排気量を抑えた車の開発はより一層進んでいくと考えられています。

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