運行管理者になるのは難しい?試験の難易度や仕事内容をご紹介!

      2021/01/12

運行管理者として働くためには、資格を取得していなければなりません。

昔よりも難易度が上がっている可能性もありますし、運行管理者の年収や将来性なども気になるところです。それでは、運行管理者の年収や資格取得についてご説明しましょう。

運行管理者について

運行管理者とは運行管理者試験に合格し、安全に荷物を輸送するための自動車運送事業者の選任を受けた人のことを指します。運行管理者として働くためには原則として運行管理者の国家資格を取得しなければなりません。

一定数以上の事業用自動車を所有している場合、一定人数の運行管理者をおくことが義務づけられているため、資格を取得することは何よりも重要だと言えるでしょう。

運行管理者として働きたいなら、まずは資格を取得するための勉強から始めましょう。

運行管理者の資格について

受験資格とは?

運行管理者になるためには試験に合格する必要性がありますが、受験する資格を得るためには、

事業用の自動車の運行管理において1年以上の実務経験があること、または国土交通大臣が認定した講習機関が行っている基礎講習を受けることのどちらかを満たす必要性があります。

この基礎講習には2種類があり、一つは貨物自動車運送事業輸送安全規則に基づいて基礎講習を受けた場合、貨物試験の受験資格を得ることができます。

そして二つめは旅客自動車運送事業運輸規則に基づいて基礎講習を受けた場合に、旅客試験の受験資格を得ることになります。

試験の流れについて

試験はオンラインで申し込み可能です。試験期間の4ヶ月前ほどから申し込みが可能になり、応募期間は申し込み開始から約1ヶ月間です。受験通知票が試験の週間前に届きます。

受験に必要な物は下記になります。

・運行管理者受験申請書(1,050円)

・システム使用料(660円)※インターネット申請の場合のみ

・採点結果通知料(220円)※任意 ※CBT試験ではなし

・受験資格を証明する添付書類

・受験手数料(6,000円)

参考サイト

試験結果の発表は受験の約1ヶ月後となります。

試験内容の具体例

運行管理者の試験では、下記の問題が出題され、60%以上が合格となります。試験時間は90分間です。

範囲点数
貨物自動車運送事業法関係8
道路運送車両法関係4
道路交通法関係5
労働基準法関係6
その他運行管理者の業務に関し、必要な実務上の知識及び能力7
合計30

令和2年度の試験で出題された問題をいくつかご紹介します。

<例題1>

問:一般貨物自動車運送事業に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選び、 解答用紙の該当する欄にマークしなさい。なお、解答にあたっては、各選択肢 に記載されている事項以外は考慮しないものとする。

  1. 一般貨物自動車運送事業を経営しようとする者は、国土交通大臣の認可を 受けなければならない。
  2. 貨物自動車利用運送とは、一般貨物自動車運送事業、特定貨物自動車運送事業又は貨物軽自動車運送事業を経営する者が他の一般貨物自動車運送事 業、特定貨物自動車運送事業又は貨物軽自動車運送事業を経営する者の行う 運送(自動車を使用して行う貨物の運送に係るものに限る。)を利用してする 貨物の運送をいう。
  3. 特別積合せ貨物運送とは、特定の者の需要に応じて有償で自動車を使用 し、営業所その他の事業場(以下「事業場」という。)において、 限定された貨 物の集貨を行い、集貨された貨物を積み合わせて他の事業場に運送し、当該 他の事業場において運送された貨物の配達に必要な仕分を行うものであっ て、これらの事業場の間における当該積合せ貨物の運送を定期的に行うものをいう。
  4. 国土交通大臣が標準運送約款を定めて公示した場合(これを変更して公示した場合を含む。)において、一般貨物自動車運送事業者が、標準運送約款と 同一の運送約款を定め、又は現に定めている運送約款を標準運送約款と同一 のものに変更したときは、その運送約款については、国土交通大臣の認可を 受けたものとみなす。

<例題2>

問:自動車の検査等についての次の記述のうち、誤っているものを1つ選び、解 答用紙の該当する欄にマークしなさい。なお、解答にあたっては、各選択肢に記載されている事項以外は考慮しないものとする。

  1. 自動車は、指定自動車整備事業者が継続検査の際に交付した有効な保安基 準適合標章を表示しているときは、自動車検査証を備え付けていなくても、 運行の用に供することができる。
  2. 初めて自動車検査証の交付を受ける車両総重量7.990 キログラムの貨物の 運送の用に供する自動車については、当該自動車検査証の有効期間は1年で ある。
  3. 自動車の使用者は、自動車検査証又は検査標章が滅失し、き損し、又はそ の識別が困難となった場合には、その再交付を受けることができる。
  4. 検査標章は、自動車検査証がその効力を失ったとき、又は継続検査、臨時 検査若しくは構造等変更検査の結果、当該自動車検査証の返付を受けること ができなかったときは、当該自動車に表示してはならない。

<例題3>

”問: 「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」に定める目的等についての 次の文中、A、B、C、Dに入るべき字句としていずれか正しいものを1つ選び、解答用紙の該当する欄にマークしなさい。

  1. この常は、自動車運転者(労働基準法(以下「法」という。)第9条に規定す る労働者であって、四輪以上の自動車の運転の業務(厚生労働省労働基準局 長が定めるものを除く。)に主として従事する者をいう。以下同じ。の労働時間等の改善のための基準を定めることにより、自動車運転者の[ A ]等の 労働条件の向上を図ることを目的とする。
  2. [ B ]は、この基準を理由として自動車運転者の労働条件を低下させてはならないことはもとよりその[ C ]に努めなければならない。
  3. 使用者は、[ D ]そのの事情により、法第36条第1項の規定に基づ き臨時に労働時間を延長し、又は休日に労働させる場合においても、その時 間数又は日数を少なくするように努めるものとする。

[ A ] ①労働時間 ②運転時間

[ B ] ①使用者 ②労働関係の当事者

[ C ] ①維持 ②向上

[ D ] ①運転者不足 ②季節的繁忙”

https://www.unkan.or.jp/after/answer/pdf/02_1kamotsumondai.pdf

運行管理者の平均合格率について

運行管理者の平均合格率は40%を超えたことがなく、相当に難しい難易度だと言えるでしょう。運行管理者の試験は年に2回行われ、今までの試験合格率を平均すると28.4%というデータが算出されています。

中でも特に合格率が低かったのは平成26年度の第1回試験で、25501人が試験を受け、その内の3674人しか合格しておらず、合格率がなんと14.4%でした。

また、一番合格率が高かったのは平成26年度の第2回試験で、27610人が試験を受けてその中の10180人が合格したため、合格率は36.9%となりました。

運行管理者の難易度について

運行管理者の資格を取得する難易度は重大な事故が多発していることから運行管理者の重要性が高まっているだけでなく、先ほどの平均合格率を見ても難易度が高まっていると言えるでしょう。

特に試験の合格基準は総得点が満点の60%、つまり、30問中18問と半分以上の問題に正解していなければなりません。

出題されるのは道路運送法8問、道路運送車両法4問、道路交通法5問、労働基準法6問、運行管理者の業務における必要な実務上の知識や能力7問となります。

前半の4題は正解が1問以上、最後の問題においては正解が2問以上あることが条件です。

運行管理者に一発合格するためのコツについて

運行管理者の試験の難易度が例年よりも高い以上、様々な勉強を繰り返し行う必要性があります。しかし、試験は1年に2回しか行われない以上、1回も無駄にせずに一発で合格したいですよね。

試験に一発合格するコツは、解説付きの過去の問題集を繰り返し解答することです。

問題腫を全て解き終わった後に、なぜ答えが合っていたのか、なぜ間違っていたのかを繰り返すことによって自ずと運行管理者に必要な知識や能力が分かってくるでしょう。

運行管理者の仕事内容について

1日の仕事内容について

運行管理者が行うのは荷物の配送を管理するのではなく、荷物を配送などを含めた全体的な安全管理を行うのが運行管理者の仕事です。

特に大事なのは朝や夕方にドライバーが出発する前に、全員の点呼や健康チェック、そしてアルコール検査を行うことです。それ以外にも当日の運行に関する注意事項を説明したり、連絡事項の指示も行います。

さらに働くドライバー全員の勤務時間の管理や配車予定の作成、そしてドライバー全員の睡眠と休憩の時間と場所の予定を作成するならど、主にドライバーに関する仕事を行います。

運行管理者の年収について

運行管理者の平均年収は、400万円~560万円となっています。平均月収は28万円~35万円、ボーナスは112万円~140万円です。

中型トラックのドライバーの平均年収が450万円~550万円、大型トラックのドライバーの平均年収が450万円~650万円となっており、

小型トラックのドライバーの平均年収は290万円~400万円となっているので中型トラックや大型トラックとそこまで変わらない年収です。

仕事内容として比べてみるとドライバーは主に荷物の配送で各地を走りますが、運行管理者は管理業務を行うので、どちらの仕事が大変かどうかは一概には言えないでしょう。

ドライバーのキャリアアップについて

ドライバーの中でも運行管理者になりたい人もいるでしょう。本来であれば運行管理者になるためには実務経験を積んだりしなければなりませんが、

既にドライバーとしての実務経験が5年以上ある場合は、講習を受けるだけで資格を取得することができます。

これならトラックのサイズに関わらず、5年以上の経験を積むだけでいつでも運行管理者になることができると言えるでしょう。

資格があれば転職に有利?

もしも既に運行管理者の資格を取得している場合は、転職の際に非常に有利になると言えるでしょう。上記でもご説明したように、重大な事故が多発している以上、運行管理者の重要性は高まりつつあります。

その中で運行管理者を必要としている企業は多く、既に運行管理者の資格を取得しているとなれば即戦力になるでしょう。確実に採用されるわけではありませんが、資格があるのとないのとでは大きな差があります。

運行管理者のメリットデメリット

運行管理者の良い点について

運行管理者のメリットは、何といってもドライバーの気持ちになって管理ができるということです。実務経験を積んだり、トラックのドライバーから運行管理者になった人にとってとても働きやすい環境だと言えます。

トラックのドライバーがどんな働き方をしているのか熟知していますし、何よりドライバーの気持ちになって管理ができるのでスムーズに管理することができるでしょう。

運行管理者の悪い点について

運行管理者には様々なメリットがありますが、デメリットもあります。運行管理者はドライバーの仕事から離れて仕事をこなす職業ですが、トラックなどの車両が運行している間は内勤として長時間働かなければなりません。

ドライバーの管理を行うので自分だけ先に帰るわけにはいかず、月に20時間程度の残業を行うこともあります。また、資格を取得しなければならないにもかかわらず、そこまで給料が高いとはいえません。

運行管理者の将来性について

運行管理者の将来性についてですが、運行管理者が働く場所は主に貨物か旅客の2種類の現場になります。しかし、貨物も旅客も先行きが不透明なので将来性についてはそこまでないかもしれません。

ですが、必ず必要とされる現場ではあるので、運行管理者として働きたいなら資格を取得するのは十分におすすめできます。この先も必要とされる人材でもあるため、実務経験を積むなどして資格を取得するのが得策です。

運行管理者の不足について

運行管理者は現在不足していると言えるでしょう。何故なら、運行管理者の資格を取得する難易度が高く、合格率が軒並み低いので運行管理者が足りていない状態が続いているのです。

運行管理者は事業用車両30台につき1人以上が必要で、90代以上所有している場合は3人以上必要です。小さな運送会社ならともかく、大きな運送会社の場合はそれだけ管理も大変なので複数人の運行管理者を求めているでしょう。

運行管理者と事故の関連性について

運行管理者と事故の関連性は非常に大きいです。何故なら運行管理者の仕事は全てのドライバーの点呼や健康チェック並びにアルコール検査を行うことなので、事故を起こした要因の一つに運行管理者の管理不行き届きが挙げられるからです。

つまり、運行管理者が点呼や健康チェック及びアルコール検査を怠った、もしくは不足していたために起こってしまった事故とも言えるため、運行管理者はドライバー全員の管理を徹底することが何よりも重要です。

運行管理者が必要な会社について

旅客関連の会社について

旅客関連会社として、バスやタクシー会社などが挙げられます。これらはお客様を乗せて走る職業なので、それに従事するドライバー全員の管理を怠ってしまうとお客様に迷惑をかけてしまうことになります。

配送業者について

配送業者は主にトラック関連の業者を管理することになります。引っ越し業者などを初めとした様々な配送業者が運行管理者を必要としているため、需要は高いと言えるでしょう。

まとめ

運行管理者になる難易度はとても高く、そして責任のある職種だと言えるでしょう。一般の会社員よりも年収が高いとはいえ、それでも中型トラックや大型トラックのドライバーと比べるとそこまで高くありません。

もしも管理業務に興味があるのであれば、運行管理者の資格を取得するのがおすすめです。

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