引越し屋は儲かる?引越し屋正社員の給料と独立開業で儲けるための手引き
引っ越し屋の仕事と言えば「きつい」「儲かる」といったイメージが持たれています。これらはどこまで本当なのでしょうか。
引越し屋で働く場合にもアルバイト、正社員、個人事業主などさまざまなケースがあります。それらの中で効率よく儲かるのはどれなのでしょうか。
ここではそれぞれの特徴や給料などについて紹介していきたいと思います。
Contents
引越し屋は儲かるのか
引越し業の特徴
繁忙期と閑散期の差が非常に大きい仕事です。4月から就職や転勤、進学などで環境が変わることが影響して2、3月に引っ越しをする人が多いためにこの時期が繁忙期となります。
フルタイムで入っていると一日に何件も引越しを担当することになりますし、この時期は時給なども高く設定されるようになります。
しかしこの時期が過ぎると閑散期が訪れます。仕事量は極端に減ってくるために繁忙期との給料の差が大きくなります。
儲かるのは法人営業
個人宅の引越しをする場合は運ぶ量はだいたい決まってきます。また、よほどの引越し好きでなければ頻繁に同じ人が引越しをするということはありません。
しかし法人の場合は運ぶ量がとにかく多くなるということと、営業所や支店など他の部署などでまた利用されることがあります。そのため法人の引越しの方が儲かるというようになっています。
引越し屋のいろいろな働き方
引越しをしていくにはアルバイトで働く、社員として働く、個人事業主として働くといった色々な働き方があります。
もちろん学生のうちなどはアルバイトとして働くのが普通でしょう。安定を求めるのであれば社員として働くことになるでしょう。
大きな利益を求めたいというのであれば個人事業主として経営していくことになります。
引越し屋アルバイトの給料
引越し屋アルバイトの仕事
2月や3月などの繁忙期に多く求人が出されるのが引越しのアルバイトです。特にこの時期は高い時給が設定されていることが多くなっています。
他の時期にはまったくでないということはありませんが、やはり極端にその求人数は減ります。そのため期間アルバイトのような場合が多くなっています。
仕事は社員とともに行動して社員の指示によって荷物を運んでいくことになります。アルバイトだけで行動するということはほぼありません。
引越し屋アルバイトの給料と待遇
引越しのアルバイトは地域や時期、引越し会社などによって時給は大きく違いがあります。
だいたい時給は1000~1500円くらいに設定されており、残業などの時間は割増しになります。その他、顧客からのご祝儀があったりすることもあります。
引越しのアルバイトをするメリットとしてはやはり「体を鍛えることができる」「体力を存分に活かせる」といったことがあります。体を鍛えながらお金を稼げると考える人もいるようです。
引越し屋正社員の給料
引越し屋正社員の仕事
社員として働く場合、入社時は先輩社員に同行して引越し作業の基本を学んでいきます。
引越しの流れをマスターしてくると今度はアルバイトの指示や管理をするようになってきます。
さらにある程度の年齢になると管理職になってくるため現場に出て荷物を運ぶことは減ってきます。
引越し屋正社員の給料と待遇
給料や待遇は引越しの会社によって違ってくるので言違いには言えませんが、平均的にもると、
20代で「20~27万円」、30代で「25~33万円」、40代で「25~36万円」ほどだとされており年収では450~520万円程度になるとされています。
もちろん正社員ですので社会保険や福利厚生などは安心して良いでしょう。そのあたりがアルバイトとの大きな違いと言えるかもしれません。
引越し屋で独立開業
引越し屋は独立・開業しやすい業種
引越しは独立開業しやすい仕事だと言われています。絶対に必要になるのは荷物を運搬するトラックと保険料などで、それに必要に応じて広告宣伝費がかかってくることになります。
だいたい200~300万円ほどあれば十分な開業資金となるでしょう。そのため開業自体はそれほど難しくはないのです。
引越し屋で独立するために必要な許可
資金はそれほど必要ないのですが、引越し業者を開業するには国土交通省に運送業者として認可される必要があります。その方法は、
- 一般貨物自動車運送事業・・・引越し事業用の車両が最低でも5台必要
- 貨物利用運送事業・・・自社でトラックを保有せずに行う事業
- 貨物軽自動車運送事業・・・軽自動車1台あれば開業できる
のうちから選ぶことになります。最初は「貨物軽自動車運送事業」から始めるのが無難と言えるかもしれません。
儲かる引越し屋になるには
独自のサービスを提供する
かんたんに開業できるということはそれだけ競争相手が多いということであります。
そのため利益を安定して出していくためには「独自のサービス」を行っているということが重要になってきます。「高齢者向け」「女性向け」など個性を打ち出していくのが良いでしょう。
他業種との兼業
繁忙期には多くの仕事がありますが、閑散期には仕事量が急激に減ります。その時期に安定して収入を得るようなシステム作りが必要です。
繁忙期以外には引越しで得た不用品を販売するリサイクルショップを経営したり、運送業者として働くといったことなどが多くなっています。
集客の工夫
引越しは頻繁に利用するリピーターはできにくい仕事ではありますが、客商売であるため口コミやネットでの書き込みなどの評判は重要になってきます。
接客態度や丁寧な仕事などを心掛けていきましょう。
まとめ
引越しという仕事にも色々な働き方があります。そのときの自分の目的などに合わせて働き方を考えていくのが良いでしょう。