レンタカー回送の仕事がきついといわれる理由6つ!回送ドライバーの実態とは
レンタカー回送の仕事は内容を知れば知るほどきついと感じてしまう方もいらっしゃるようです。確かに立替や移動の距離の長さなど、きついと感じる面があるのは事実ですが、メリットもあります。
今回はレンタカー回送の仕事がきつい理由を調べました。
レンタカー回送ドライバーの実態
レンタカー回送ドライバーの仕事って本当はどんな内容なのか、その実態についてを調べてみました。
レンタカー回送の仕事内容
レンタカー回送の仕事はレンタカーを借りる方からの予約の電話が入り契約をした時から始まります。お客様が店頭にいらした時にはすぐに出発できるように予約の入った車を回しておきます。
実はそれもレンタカー回送の仕事の一つです。
そしてお客様がレンタカーを使用した後、店頭に返しに来るケースは別ですが、乗り捨ての状態の場合はその地点まで車を取りに行かなくてはなりません。
回収先までは公共機関を使って自力でとりに行き、店頭まで車を運転して戻ってくるのが主な仕事になります。
レンタカーの回収先
レンタカーの回収先はお客様が目的地の別の営業所に返却した地点や、定期的な点検作業をお願いした整備工場などです。
また、その他にもレンタカーとして使う車両をオークションなどで落とした場合、オークション会場や引取先に行くこともあります。
他にも近場だとガソリンスタンドや駐車場などへ車を取りに行かなくてはならないこともあります。この他にも車の回収に向かわなくてはならないことも多々あります。
中には県をまたいで取りに行かなくてはならないケースもあるようです。
レンタカー回送ドライバーの雇用形態
レンタカー回送ドライバーの仕事の雇用形態の多くは正社員です。しかしながらレンタカー会社も繁盛期と閑散期がある商売ですので、常にたくさんの人材を確保しておくことは難しいという点もあるでしょう。
その場合は派遣を利用することも多いようです。
なので派遣会社に勤めていて繁盛期に入ったら、レンタカー回送ドライバーとして派遣されて活躍されるというケースもあるようです。
特に今の状況ではレンタカーの利用をする方が増えてきているので、臨時アルバイトとして採用されるケースも増えていく可能性はあります。
レンタカー回送ドライバーの資格
レンタカー回送ドライバーになるために何か特別な資格の取得が必要なのでしょうか?運転の仕事なので当然普通免許は必要でしょう。そうじゃなければレンタカーの回送の仕事はできません。
ただしお客様を乗せて走るわけではないので二種は必要ありません。
ただし回収する車がトラックだったりした場合には、そのトラックが運転できる運転免許が必要になりますし、稀にキャリアカーを使った回収が行われる場合は二種免許が必要になることもありますが、概ね普通免許があれば問題はないでしょう。
レンタカー回送がきついといわれる理由
ここではレンタカー回送の仕事がきついと言われる理由を簡単にお話いたします。
経費は立替が基本
まずレンタカー回送の仕事をする時に一番きついと言われるのが「経費の立替」です。
これはどういうことなのかというと、レンタカーの回収を行う時に車のある場所まで公共の乗り物を使って現地へ向かいます。
この時回収する場所が遠ければ遠いほど交通費がかかりますよね。それを立替して後で会社に請求しなくてはならないので、不安を感じたり不満に感じてしまうことがあるようです。
これが毎回なので支払われるまでの間きついと感じるようです。
回収先への移動が大変
お客様が乗り捨てた場所が遠ければ遠いほど移動が大変になります。
もちろんレンタカーの店舗は幹線道路に沿って営業所を構えているので、比較的公共の交通機関が使える場所ですが、その場所が遠いとそこまで移動する時間や費用がかかります。
例えばその場所に行くにはどこからどこまで電車に乗れば良いのか、電車を降りて営業所までの公共機関はどれで何時に乗れるのかなどを調べるだけでも時間がかかってしまいます。
中には調べるのが大変で歩けるなら歩いて移動するという人もいるようです。
時給に換算すると……
回収する場所までの移動時間と戻ってくるまでの時間を計算すると、時給がとても安いと感じる方が多いのは事実のようです。
というのもレンタカー回送の仕事のお給料は件数または距離で計算されることが多いからです。
例えば件数だとして、一件が遠くてその日はその仕事で終わってしまったとします。すると1件分しかお給料が出ないことになります。
これが距離の場合であってもかかった時間を考えると時給が安く感じてしまうのは仕方がありません。
事故ったときの責任は?
レンタカー回送の仕事をしている時に事故を起こしてしまった、遭遇してしまったという場合はどうなってしまうのかというと、企業にもよるかもしれませんがほとんどの場合、運転している人の責任であることが多いようです。
例えば飛び石などがあってフロントガラスが割れてしまったり、ひび割れてしまったりしても運転手の責任として弁償をさせられてしまうこともあるようなので、くれぐれも事故には気を付けなくてはならないと言えるでしょう。
ドライブレコーダー
レンタカーやタクシーなどは車内の様子を知るためにドライブレコーダーを使っている会社がほとんどです。
防犯の目的もありますが回送中の運転の時も録画しているのが気になってしまうというドライバーも多いようです。
ドライブレコーダーがあることによって、何か問題が起きた時に自分ではないという証明になるので良いこともあるのですが、やはり運転中に無意識にしてしまう動作を人に見られたくないとか、緊張して運転に集中できないと感じる方にはきついようです。
常に仕事があるとは限らない
正社員として雇われていたとしても、常に仕事があって一日に何度も回収に迎えるとは限らないのに、もしも請け負いをしていたとしたら、余計に声がかからない可能性があるのです。
必ず仕事がもらえるわけではないのにいざという時のために待機が必要です。
なのでもし請負にするなら本業としてレンタカー回送の仕事をするのではなく、副業としてレンタカー回送の仕事をした方が、収入に偏りが出ないですし生活への不安を感じることも少なくなるのでおすすめのやり方です。
レンタカー回送にはこんなメリットも
ここではレンタカー回送することのメリットについてご紹介いたします。
いろいろな車を運転できる
レンタカーの扱っている車は新車も多く、しかも色々な種類の車を取り扱っているので、車が大好きという方でいろいろな車に乗ってみたいと思っている方にとっては天職だと感じるかもしれません。
レンタカーの会社によってはメーカーが限定しているケースもあるので、好きなメーカーのレンタカーに就職したり請負をすれば、さらにやりがいを感じる仕事になるでしょう。
まさに車好きな人にはたまらないお仕事だと言えます。
接客はほぼ不要
レンタカー回送の仕事のメリットの一つに直接お客様と接触しないというメリットがあります。
基本的には車を店頭まで移動させたり整備工場にもっていったり回収したり、お客様が乗り捨てした車をその場所まで取りに行くのが仕事です。
どこにもお客さまとの接点が無いのと、回収に行く時も一人で行動して回収してくれば良いので、人間関係で悩むことはありません。ともすれば会社の人ともあまり接する機会がないかもしれません。
ただし報告、連絡、相談は欠かせません。
公共交通機関に詳しくなる
学生の頃に公共交通機関を利用している時、今よりも時間や駅の場所や駅周辺について詳しくありませんでしたか?でも社会人になって公共の交通機関を使わなくなったらあまり詳しくなくなった方も多いと思います。
でもレンタカー回送の仕事をすると、回収のために公共の交通機関をよく利用するようになるので、公共交通機関の乗り物や発着の時間に詳しくなります。
この知識は公共の交通機関を利用した旅行に行くときなどに役立ちます。
しかも高速道路は基本使わないので道に詳しくなりますし、歩いて回収すればダイエット効果も期待できます。
レンタカー回送ドライバーに向いているのはこんな人
ここではレンタカー回送ドライバーを仕事に選ぶと良い、この仕事に向いている人のタイプをご紹介いたします。
運転が好き
運転が好きという方は特におすすめです。さらに長距離のドライブをしても苦にならないという方なら尚のことこの仕事に向いているタイプでしょう。
さらに言えば車の車種に関係なく車が好きという方も良いですね。
運転する時に安全運転で運転ができる方が良いので、無事故無違反でドライブが好きという方はチャレンジしてみると良いでしょう。
一人旅が好き
レンタカー回送ドライバーは移動する時には基本的に一人で行動します。誰か連れて行くということはできません。もしも誰かを乗せて運転して事故にでもあったら全ての責任は自分にふりかかってきます。
しかもレンタカー回収する場所に行くまでには公共の交通機関を利用しますので、一人で行動したり旅行するのに慣れている人で苦にならない人がおすすめです。
副業として
正社員として就職することもできるレンタカー回送ドライバーですが、あえて本業を持っているけれど週末や長期休みの時などに副業をしたいという方に向いている仕事です。
仕事があるのかが心配かもしれませんが、スケジュールを相談しながら組めるので、週末に副業としてレンタカー回送ドライバーとして活躍したい!お小遣いを稼ぎたいという方におすすめの仕事です。
まとめ
今回はレンタカー回送の仕事とは何か?どんな内容なのかやメリット、そしてきついと言われている理由などについてをご紹介いたしました。
この記事がレンタカー回送ドライバーの仕事に興味がある方のお役に立てると幸いです。