食品配送ドライバーとはどんな仕事内容?平均年収や業務内容を徹底調査!
食品配送は、運送業の中でも、比較的給与がいいといわれています。また、トラック免許を保持していなくても、求人が多くみられることから、配送未経験者でも採用されやすい職種です。
ここでは、人気の食品配送ドライバーの業務内容や、給与体系、1日の流れについて解説していきます。
Contents
食品配送とは?
食品配送とは、主に飲食店を中心に、業務用食材や調味料、お酒などを配送していく仕事になります。
基本的にはあらかじめ定められたルートに沿って配送を行なっていきますので、特殊なスキル等は必要ではありません。
食品は人間に必ず必要なものですので、それらを配送する食品配送の仕事は需要が高く、今後も無くなることはないでしょう。
食品配送の主な仕事内容とお金事情
食品配送と一口に言っても、その業態は様々です。ここでは、食品配送の種類や、ドライバーの勤務時間を含めた1日の流れを解説していきます。
食品配送の種類
食品配送の仕事は、配送先も様々です。レストランを筆頭に、学校、企業等の食堂への配送。またはコンビニや加工会社への配送も含まれます。
さらに酒屋やコンビニといったお店への配送も、食品配送の業務の一つです。
企業によって、どこに配送するかは変わってきますが、多種多様な企業や店舗に食品配送は行くことになります。社会インフラの一つとして、食品配送はとても重要な職種といえるでしょう。
食品配送ドライバーの主な1日の流れ
食品配送ドライバーの特徴として、朝が早いことが挙げられます。通常の企業が8時30分や9時出社なのに対し、食品配送ドライバーは、早い企業で午前2時前後、遅い企業でも午前7時には出社します。
以下は、ある食品配送ドライバーの1日の流れです。
7時 出社。アルコールチェック
7時30分 積み込み、ルートチェック
8時30分 配送開始
12時 休憩
13時 配送再開
15時 帰社、日報、車両清掃
16時 退勤
食品配送の平均勤務時間
上記の例は一例ですが、朝が早い分、基本的には帰宅時間も早く設定されています。しかし、これはもちろん一例ですので、繁忙期や人材が不足している限りではこのような勤務状態ばかりではありません。
実際に繁忙期になると、毎日数時間程度の残業は当たり前になります。残業の内容としては、荷物量の増加に伴う、食材積み下ろし時間の増加、または配送件数の増加などが挙げられます。
ルート配送ドライバーの平均給料
気になる食品配送ドライバーの給料事情ですが、食品配送は比較的体力を使用する仕事であり、需要の高い仕事でもあるので、平均給料は高めです。
給料は地域によって差はありますが、おおむね20万円台後半から30万円台後半を支給している企業が多くみられます。
食品配送に必要な免許は?
食品配送を生業にしようと思った場合、必要な資格は基本的に普通自動車免許のみで大丈夫です。
4トン車以上を運転するには、中型免許が必要になりますが、普通自動車免許保有だけでも採用を行なっている企業も多くありますので、応募時に確認を行うといいでしょう。
また、トラックを運転することを想定すると、マニュアル免許であることが推奨されます。
しかし、AT限定免許で、なおかつ中型以下の免許しか保有していなくても、積極的に採用を行なっている企業も多く存在しています。
このような企業では、入社後に会社の補助を受けながら中型s取得やAT限定解除、または大型免許取得が可能という場合が多く、キャリアップも目指せますので注目です。
食品配送の体験談をご紹介
実際に食品配送に従事している人たちのリアルな体験談をまとめてみました。求人票では、実働8時間と書いてあったり、早く出社した日は帰りが早いなどとよく書かれていますが、実際のところはどうなのでしょうか。
体験談①
普通自動車免許しか保有していなかったが、社会的に意義のある仕事がしたいと思い、食品配送の会社に転職。
トラックではなくても、普通車で配送ができるため、特別なスキルは必要なし。安全運転で確実に荷物を顧客に届けることを心がけています。
唯一デメリットに感じるのは、毎日が決まったルートのため、多少刺激にかけるところでしょうか。
しかし、食品配送という社会インフラでも重要な部分の一翼を担っているという、自覚と責任感で充実した日常をおくらせてもらっています。
体験談②
朝が早い部分があり、慣れるまでには多少時間がかかりました。しかし、慣れてしまうと運転も渋滞に巻き込まれにくく、比較的に余裕を持って業務に取り組むことができます。
ただ、食品はものによっては結構な重量になりますので、とにかく体力勝負な部分は否めません。繁忙期になると、一息つく暇もないほど忙しく、数時間の残業も当たり前です。
また、想像以上に体力を消耗しますので、休日時の体のケアは欠かせません。うまくバランスをとって業務を行いたいものです。
体験談③
意味のある仕事として臨んだ食品配送。大型免許を保有していたので、待遇も良く、充実した日々を過ごしています。
食品という重要なものを運ぶにあたり、責任感が前職よりも増しています。とにかく慎重に、安全運転ができなければこの仕事は務まりません。これからもまずは安全第一をモットーに食品配送を続けていきたいと思います。
向いている人
体験談でも多く語られているように、食品配送の業務は、相当な責任感が課される仕事です。
食品という重要な製品を運ぶことや、万が一、遅延や事故で食品が届けられなければ、多くの人に悪影響を及ぼすという事実が、責任感の源になっています。
食品配送ドライバーに向いている人は、まずは責任感が強い人です。ここでいう責任感とは、無事に食品を届けるという意思であり、基本的な部分である「時間厳守」や「安全運転」が徹底してできる人となります。
また、食品配送はそれなりに体力を必要としますので、体力に自信のある方にはもってこいの仕事ともいえます。
給与体系もそれなりに高待遇ですので、力仕事で多く給与を欲しい人には向いている仕事といえるでしょう。
最後に
ここまで、食品配送ドライバーの仕事内容に関して解説を行なっていきました。食品配送は体力や責任感が重要視される仕事になります。今回の記事で、食品配送ドライバーの仕事内容が少しでも理解してもらえれば幸いです。
また、食品配送ドライバーとして働いてみたい方は、ぜひ積極的に転職活動をしてみてはどうでしょうか?スキルアップ、キャリアアップにもつながりますよ!