軽トラの荷台の寸法/サイズの比較!荷台に乗せたいカスタムアイテムもご紹介
軽トラには基本的な寸法はありますが、実際にはメーカーによって違っている部分も多くあります。
そのため購入したり、レンタルする際にはそれぞれのメーカーのものを事前に調べることが重要だと言えます。そこでここでは軽トラの寸法について紹介していきたいと思います。
Contents
軽トラの規格
軽トラとは
道路幅が狭い、狭い路地が多い日本では小さいサイズのトラックは非常に重宝されており、利用の機会が多いものとなっています。
その代表とも言われている軽トラは軽自動車の定められている寸法内におさめられているものです。
その最大寸法は、
- 全長3400mm
- 全幅1480mm
- 全高2000mm
となっています。また、最大積載量は「350kg」となっています。性能上はもっと積載することはできますが、積載すると過積載とされるため注意しなければいけません。
軽トラの荷台の名称
- フロア・・・荷台の床面の部分のことです。実際に荷物を載せたりします。
- 鳥居・・・荷台前方にある鳥居型をしたフレームで、運転席のすぐ後ろにあります。
- あおり・・・「煽り」とも。荷物が落ちないように床面の周りにある囲いの部分です。横側のものは側あおり、後方のものは後あおりと言います。
- キャビン・・・運転席、助手席があるスペースのことです。
軽トラの荷台寸法の見方
軽トラの規格表にはそれぞれの部分の寸法が記載されています。
たとえば、
- 荷台フロア長 2,020mm
- 荷台長 1,940mm
- ガードフレーム長 1,945mm
- 荷台幅 1,410mm
- 荷台高 285mm
のようになっており、それぞれの長さが確認できるようになっています。
メーカー別軽トラの荷台寸法
キャリイ/スズキ
スズキのキャリィはダイハツのハイゼットトラックに2010年に売り上げ首位の座を奪われるまで、1971年~2009年までにわたって39年連続で日本国内で販売されているトラック(軽・小型・普通)の車名別年間販売台数トップでした。
2010年1月には軽トラで初めて累計販売台数400万台を超えるという偉業を達成しました。
- 荷台フロア長 2,030mm
- 荷台長 1,940mm
- ガードフレーム長 1,940mm前後(詳細は不明)
- 荷台幅 1,410mm
- 荷台高 290mm
- 地上高 650mm
アクティ/ホンダ
運転席を広めに設計しているということなど、他とは違う独自の開発方針で設計されている軽トラックです。
そのため特に荷台が広い、使いやすいという設計にはなっておらず、コアなファンが多いトラックとなっています。
- 荷台フロア長 1,940mm
- 荷台長 1,940mm
- ガードフレーム長 1,920mm
- 荷台幅 1,410mm
- 荷台高 290mm
- 地上高 660mm
ハイゼット/ダイハツ
ダイハツが販売しているハイゼットトラックは2010年1月~2018年12月まで9年連続で日本国内で販売されているトラック(軽・小型・普通)の車名別年間販売台数トップとなっている軽トラックです。
洗練されたデザインと基本性能の高さが人気の日本を代表する軽トラックとなっています。
- 荷台フロア長 2,020mm
- 荷台長 1,940mm
- ガードフレーム長 1,945mm
- 荷台幅 1,410mm
- 荷台高 285mm
- 地上高 655mm
スクラム/マツダ
長い荷台フロア長で幅も大きくとっており、大きなスペースを確保しながらも地上高を低くしているために荷物の積み降ろしが楽というトラックです。
- 荷台フロア長 2,030mm
- 荷台長 1,940mm
- ガードフレーム長 1,945mm
- 荷台幅 1,410mm
- 荷台高 290mm
- 地上高 640mm
ピクシス/トヨタ
高い機動力と広い荷台で使い勝手の良さが特徴の軽トラです。荷台を広くしている分、キャビンは最低限の広さとなっていますが足元などには余裕を持たせたつくりとなっています。
- 荷台フロア長 2,020mm
- 荷台長 1,940mm
- ガードフレーム長 1,945mm
- 荷台幅 1,410mm
- 荷台高 285mm
- 地上高 655mm
NT100クリッパー/日産
日産自動車が販売しているセミキャブオーバー型の軽トラックがクリッパーです。初代の型式は三菱自動車から、2代目の形式はスズキからOEM供給を受けている車種です。
セミキャブオーバー型軽ライトバンのクリッパーバン(現在はNVクリッパー)と同時に販売されました。
- 荷台フロア長 2,020mm
- 荷台長 1,940mm
- ガードフレーム長 1,945mm
- 荷台幅 1,415mm
- 荷台高 290mm
- 地上高 650mm
サンバー/スバル
1961年から販売されているという50年以上の歴史がある軽トラックで、2012年まで販売されていた初代~6代目まではスバルが開発しており、7代目以降はダイハツ・ハイゼットからのOEMとなっているために現在はダイハツ工業が生産しています。
そのためハイゼットと同じくガードフレーム荷台長が長いといった特徴があります。
- 荷台フロア長 2,020mm
- 荷台長 1,940mm
- ガードフレーム長 1,945mm
- 荷台幅 1,410mm
- 荷台高 285mm
- 地上高 655mm
ミニキャブ/三菱
広い荷台を確保しながらも最小回転半径が非常に小さいなど運転のしやすさが目立つ車両です。荷台に荷物固定用のフックも多く設置されており、使いやすさが徹底されています。
- 荷台フロア長 1,935mm
- 荷台長 1,920mm
- ガードフレーム長 1,940mm前後(詳細は不明)
- 荷台幅 1,410mm
- 荷台高 295mm
- 地上高 650mm
軽トラの荷台寸法からはみ出した場合
軽トラの荷台に積める荷物の量は?
道路交通法では軽トラに積載できる荷物の大きさは決まっています。少しずつはみ出す場合があるのですが、その割合が規定されているのです。
- 最大積載の長さ:車両の長さの1/10(10%)まで
- 最大積載の幅:車両の幅まで
- 最大積載の高さ(地上から):2.5mまで
というのがその規定で、仮に軽トラの寸法ギリギリの条件を満たす長3.40m×幅1.48m×高2.00mというものであれば、
- 積載物の長さ 3.74mまで
- 積載物の幅 1.48mまで
- 積載物の高さ(地上から) 2.5mまで
が限界値ということになります。
荷物ははみ出しても大丈夫?
この規定されている数値を超えているものを運ぼうとするときは、出発地を管轄している警察署や交番などで「制限外積載許可申請書」を提出する必要があります。
もし運転手が2人以上いる場合は全員の名前を申請者として記載しなければいけません。ただ、この申請書を出せば必ず許可が出るというものではありません。
あまりにも大きすぎるものや、警察が危険と判断する場合には許可が出ないということもあります。
軽トラの荷台に乗せたいカスタムグッズ
ボックス
荷台ボックスは軽トラの荷台に置いておくコンテナ型のボックスのことをいいます。農作業用などのかんたんな道具類を入れるのに適しています。
軽トラは雨が降ると荷台部分が濡れてしまうものですが、このボックスに入れておけば安心できます。また、ボックスだけを下ろして使用することもできるので便利です。
コンパネ
コンパネは「合板」ともいい、あおりを強化したりするために使用できます。よく似たものにベニヤ板がありますが、これでは強度がまったく足りないのですぐに壊れてしまうことになります。
合板は1枚2000円程度で販売されていることが多く、あおりとして使用しても十分な強度があります。
トラックシート
トラックシート、荷台シートと呼ばれるシートは軽トラの荷台部分に被せるカバーシートのことをいいます。
軽トラの荷台は何もつけていないと雨や雪のとき、もしくは強い日差しのときなどは無防備になってしまいます。そういったものから荷台に積んでいる荷物を守るのがトラックシートです。
たいていはトラックの荷台に合うようなサイズで販売されていますので、そのまますぐに使えるようになっています。
マット
マットは荷台の床面に敷いて利用するものです。床面にゴムマットを引くことで荷物と床面がぶつかって鳴る音を防ぐことができたり、荷物が滑ってしまうことを防ぐということができます。
また、積み荷のキズや破損の防止に役立つものです。軽トラでは厚さ5mmほどのものが多く使われています。
まとめ
軽トラはメーカーごとに少しずつ寸法が違うものの、だいたいは同じようなサイズとなっています。
また、それらの荷台には使用すると便利なアイテムもありますので必要に応じて使用するようにしましょう。