運転免許証の写真のサイズはどのくらい?持ち込み写真をきれいに撮るためのコツとは
運転免許証の写真のサイズは3×2.4センチと定められています。
ほとんどの人は更新時に免許更新センターで撮影をしてもらうのですが、実はこの免許証の証明写真は、サイズと条件さえ合えば持ち込みをすることが可能です。
そこでここでは更新時に持ち込む写真について紹介していきたいと思います。
Contents
運転免許証の写真のサイズ・条件
免許証の写真のサイズ
免許証の写真のサイズは明確に決められています。
- 縦3cm
- 横2.4cm
というものです。ただし国外運転免許証の申請の際のサイズは縦5cmで横4cmとなっています。写真を持ち込む場合もこのサイズは必ず守らなければなりません。
免許証の写真の条件
その写真は、
- カラーであること
- 無帽であること(宗教上又は医療上の理由がある場合を除く。)
- 正面を向いており、背景がないもの
- カラーコンタクトなどは使用しないこと
- 粒子が粗くないもの
- 申請前6ヶ月以内に撮影したもの
などの条件が定められています。
前提となるのは「本人であることが容易に判断できる」ということです。
そのため宗教上もしくは医療上の理由で帽子や被り物、カツラなどを使用している場合は本人であることが識別できる容易性が確保できる範囲であれば使用することができます。
判断に困る場合は事前に免許更新センターに相談をしましょう。
免許証の写真の持ち込みについて
一般的には運転免許証の写真は免許更新センターで係の人が撮影をしてくれます。そのため特に持参をする必要はないのですが、要件を満たしている写真であれば持参することができますので持参する人もいます。
その理由としては免許更新センターなどでは多数の人数を撮影しなければならないことから、撮影にかける時間は短く、その仕上がりに納得がいかないという人が多いことが考えられます。
実際に免許証の写真の仕上がりに納得がいかないという人が女性60%、男性40%いるとされています。そのため持ち込み写真が許可されているのです。
ただし、持参写真の場合は係員の確認作業などが必要となるために免許証の交付までに通常よりも時間がかかるという欠点もあります。
運転免許証の持ち込み写真で不可になる例
写り方の不適切例
持ち込み写真では不適切として許可されないことも多くあります。まず多いのが「写り方」です。
正面を向いておらず斜めを見ていたり、横を向いているものは却下されます。また顔を傾けたりしているのもいけません。
また、背景は無地で
- 「薄いグレー」
- 「ブラウン」
- 「ブルー」
の単色でなければいけません。背景に何か写っていたり、派手だったりするのも却下対象です。
当然ですが免許証に撮影した証明写真でなければいけません。合成や加工をしているものは論外です。色が明るすぎる、暗すぎるのも却下となります。
表情の不適切例
表情によっても不適切となることがあります。笑顔で歯が見えていたりするのはいけません。逆ににらんでいたり、目を細めていたりするのも駄目です。
- 目線が真正面を向いていない
- 前髪が目にかかっている
- 衣類やスカーフ、マフラーなどで顔の一部分が隠れている
というのもアウトです。真正面を向いて表情を作り過ぎず自然にして撮影をしましょう。
服装・ファッションの不適切例
本人の個別識別に使用される写真ですので、元の顔が不鮮明になるほどの厚化粧なども却下される場合があります。ヘアバンドやカチューシャなどで顔の一部分が隠れるのもいけません。
服装については判断に迷われることがあるのですが、ダメなものとしては
- 「顔を隠してしまうもの」
- 「露出が激しいもの」
といったものがあります。胸よりも上の部分を撮影するのですが、何も着ていないように見える服や露出が激しいものは却下されることがあります。
更新センターの係員が撮影する場合でも上着を着るように注意されることがあるようです。
運転免許証の持ち込み写真をきれいに撮るコツ
髪型はすっきりと
髪型はすっきりはっきりした方がきれいに見えます。顔の横に髪があって輪郭をぼかしたりすると証明写真では暗いイメージになったりすることがあります。
髪が長い場合は後ろでくくったりして輪郭をはっきりさせた方が良いでしょう。
服装は明るめの色
証明写真を撮影するときは背景が
- 「薄いグレー」
- 「ブラウン」
- 「ブルー」
の無地単色ですので、派手にならない程度に明るい色が良いでしょう。その方が肌が明るく見えます。白っぽい色であれば肌もきれいに写ります。
光を当てすぎると白くぼやけてしまいますが、少し明るくするほうがおすすめです。レフ板がない場合は白い布など白っぽいものを使えば代用できます。
口角を上げて自然な表情
証明写真では歯が見えるくらい笑顔のものは使えないのですが、緊張して真正面を見ているとキツイ印象を与える表情になります。
歯が見えない程度に少し口角を上げて力を抜くと自然な表情になります。
また、女性はメイクをしてから長時間経っているとメイクが崩れたり、浮いて見えたりします。撮影するまでかなり時間があるのであれば注意しなければいけません。
男性はヒゲに注意です。剃ってから長時間経って撮影するとヒゲが写ってしまいます。
運転免許証の持ち込み写真を撮影する方法
証明写真機
ショッピングセンターやコンビニ、駅などに設置されている証明写真機で撮影することができます。
最近のものは美白や高画質などとにかく性能が向上しており綺麗な写真を撮影が可能になっています。機械にもよりますが700~1000円程度のものが多くなっています。
写真店でプロに撮影してもらう
昔からある方法ですが、写真店でプロに撮影してもらうという方法があります。プロのカメラマンが撮影してくれますので仕上がりは当然最高レベルのものとなります。
費用は数千円程度と他の方法よりもかかりますが、ここぞというときは使いたい撮影です。
スマホアプリで撮影
スマホで専用のカメラアプリをダウンロードして使用するというものです。最近のスマホのカメラは画質が向上しているためにしっかりとした写真が撮影できます。
美白、美肌効果があるものやサイズを自動的に合わせてくれる機能がついているアプリもあります。撮影したデータはコンビニでプリントアウトすることが可能です。
費用は数百円程度で安く抑えることができます。
コンビニの証明写真プリントを利用
スマホと同様にデジカメで撮影したデータもコンビニで証明写真のサイズにすることができます。こちらも費用は数百円程度とかなり安くすみます。
運転免許証の写真についてのQ&A
サイズが合わない写真は切っても大丈夫?
結論から言えば切るのは避けた方が良いでしょう。サイズが合っていないものを切って合わせると顔の大きさのバランスがおかしくなります。
免許証写真にカラコンはNG?
カラーコンタクトは
- 目の色が変わってしまう
- 顔のイメージが変わってしまう
という理由から基本的にはNGです。バレないということがあるようですが、提出した際に却下されることがありますので注意しましょう。
タンクトップで免許証写真は撮影できる?
胸から上の部分を撮影するのですが、
- 「裸に見える」
- 「露出が激しい」
写真はNGとなります。免許更新センターでも上着を着るように指摘されることがあります。
まとめ
運転免許証の写真は条件さえ合っていれば持参することができます。こだわりの写真で免許証を作りたいという人はルールを守って撮影してみましょう。