2トントラックの重量税は高い?年間にかかる維持費を計算!
2トントラックは自宅で事業をされている方や、事業で使う方が非常に多い大きさのトラックです。とても便利なのですがトラックの維持費は意外とかかるので維持するのが大変ですよね。
そこで今回は2トントラックの重量税と維持費についてご紹介いたします。
Contents
トラックの重量税は車両総重量で変わる!
トラックの重量税は普通車の重量税とは違う基準で決まっています。普通乗用車の場合は車体の重さ0.5トンごとに税額が決まりますが、トラックは普通乗用車とは違って車両総重量で税額が決められています。
1トン以下、2トン以下、2.5トン以下、3トン以下、4トン以下という感じです。また、減税が適用の場合と減税の適用外の場合によっても変わります。
また年数によっても変わるので、あらかじめ重量税がどのくらいかかるかを知っておくと良いでしょう。
2トントラックの重量税は幾ら?
ここでは2トントラックの重量税はいくらなのか?減税が適応の場合と減税が未適応の場合の違いをご紹介いたします。
エコカー減税適応2トントラック
2トントラックで減税適応だとどのくらい重量税が安くなるのかは減税のパーセンテージによって変わります。1年と2年の違いも一緒に表にしてご紹介いたします。
1年事業用
車両総重量2トン以下 エコカー減税適応 免税0円 50%減税2,500円
エコカー減税適応なし エコカー本則税率5,000円
2年事業用
0円、2,500円、5,000円、7,500円、11,200円、
エコカー減税未適応2トントラック
エコカー減税なし(13年経過、18年経過以外)5,200円 13年経過5,400円、18年経過5,600円
15,000円、15,600円
総重量別トラックの重量税を紹介!
トラックの車両重量税(8t未満1年)
車両総重量 | エコカー減税適用あり | エコカー減税適用なし | |||||||||
免税 | 50%減税 | 本則税率 | 初めての登録から13年度未満 | 初めての登録から13年経過 | 初めての登録から18年経過 | ||||||
自家用 | 事業用 | 自家用 | 事業用 | 自家用 | 事業用 | 自家用 | 事業用 | 自家用 | 事業用 | ||
1t以下 | 0円 | 0円 | 1,200円 | 1,200円 | 2,500円 | 3,300円 | 2,600円 | 4,100円 | 2,700円 | 4,400円 | 2,800円 |
~2t | 2,500円 | 2,500円 | 5,000円 | 6,600円 | 5,200円 | 8,200円 | 5,400円 | 8,800円 | 5,600円 | ||
~3t | 3,700円 | 3,700円 | 7,500円 | 12,300円 | 17,100円 | 17,100円 | 8,100円 | 18,900円 | 8,400円 | ||
~4t | 5,000円 | 5,000円 | 10,000円 | 16,400円 | 22,800円 | 22,800円 | 10,800円 | 25,200円 | 11,200円 | ||
~5t | 6,200円 | 6,200円 | 12,500円 | 20,500円 | 28,500円 | 28,500円 | 13,500円 | 31,500円 | 14,000円 | ||
~6t | 7,500円 | 7,500円 | 15,000円 | 24,600円 | 34,200円 | 34,200円 | 16,200円 | 37,800円 | 16,800円 | ||
~7t | 8,700円 | 8,700円 | 17,500円 | 28,700円 | 39,900円 | 39,900円 | 19,900円 | 44,100円 | 19,600円 | ||
~8t | 10,000円 | 10,000円 | 20,000円 | 32,800円 | 45,600円 | 45,600円 | 21,600円 | 50,400円 | 22,400円 |
エコカー減税対象の2トントラックとは?
エコカー減税対象の2トントラックは、ハイブリッド車を含むガソリン車とハイブリッド車を含むディーゼル車でも違います。
例えばガソリン車の場合は『平成17年排ガス規制75%低減』かつ『平成27年度燃費基準』を満たしているトラックが対象となります。
2.5トンを超えるディーゼル車の場合は平静21年度排ガス規制、NOx・PM10%低減車、平成21年度排ガス規制に適合しているトラック、かつ平静27年度燃費基準を満たしているトラックがエコカー減税の対象となります。
2.5トン以下のガソリン車の達成度は5%、10%、15%、20%、25%、ディーゼル車の達成度は5%、10%、15%の達成度によって減税の割合が決まります。
2トントラックの年間維持費について
ここでは2トントラックの年間にかかる維持費についてわかりやすくご説明いたします。
車検費用
車検費用の内訳は「法定費用」といって、申請手数料や自動車重量税、そして自賠責保険などの節約ができない費用と、トラックの点検や整備費用にかかる費用のことを言います。
初登録後を除いて、1年ごとに車検を受けなくてはならないので車検を受ける時の整備工場選びは慎重にしましょう。なぜならば工場によって5万円前後の違いが出てくるからです。
安く抑えるのならユーザー車検を受けることも検討してみると良いでしょう。
自動車税
自動車税は同じトラックでも事業用と自家用で税額が変わります。自家用の場合は11,500円そして営業用のトラックの場合は自家用より若干やすい9,000円となっています。
自動車税にはエコカー減税を受けることができます。
重量税
自動車重量税はトラックの総重量で決まります。自家用として登録している2トントラックの自動車重量税は6,600円で、事業用として2トントラックの場合の自動車重量税は5,200円となっています。
自動車税と同様に自動車重量税の税額は自家用として登録しているトラックよりも、事業用で登録しているトラックの自動車重量税の方が安くなっています。
こちらもエコカー減税の対象車の場合は減税を受けられます。
メンテナンス費用
トラックを車検に出す時には点検しなくてはならないパーツがあります。
例えばランプの球切れがある場合には、ランプの交換をしなくてはならないでしょうし、オイルを交換したりしなくてはならないこともあるでしょう。
他にもタイヤの溝が少ない場合にはタイヤの交換をすることもあります。このようにメンテナンスにかかる費用も車検には必要なのです。
大型車両であれば減トンで節約になるが…
トラックの重量税を少しでも安く抑えるためには『減トン』という方法があって、大型トラックではよく行われている減税方法です。減トンというのは簡単に言えば積載量を少なくさせて登録することです。
減トンすると重量税がその分安くなりますので毎年かかる重量税を軽減することができるのですが、その分積み込みできる荷物の量が少なくなります。
大型トラックの場合は減トンしても多くの荷物を積んで走れますが、2トントラックの場合はそうではありません。
もともと積載量が少ないので減トンしてしまうとほとんど荷物を積むことができなくなってしまいます。
その分輸送する回数が増えるなどして結果的に燃料費がかかることになるので、2トントラックの減トンはあまりおすすめはできません。
まとめ
今回は2トントラックの重量税はどのくらいかかるのか、総重量別トラックの重量税の紹介、エコカー減税対象の2トントラックとはなにか、そして減トンについてご紹介いたしました。
この記事がお役に立てると幸いです。