10tトラックの維持費はいくら?ガソリン代、税金、車検代はどのくらい?

   

トラック運転手として独立を検討している方にとって、10tトラック(大型トラック)の維持費がどのくらいかかるかは気になるところですよね。

当たり前のことですが、会社員として働く場合は、この辺りはすべて会社任せです。しかし、トラックを持ち込みで仕事をするということは自営業になるわけですから、この点について知らなければなりません。

10トントラックの維持費は一体いくらかかるのか?自営業と会社員どちらが所得が高いのか?そのあたりを調べてみました。

1.10トントラック維持費内訳

10トントラックの維持費

  1. 自動車税
  2. 自賠責保険
  3. 重量税
  4. 車検代
  5. 燃料代
  6. 任意保険
  7. その他のメンテナンス費用

の7項目に分けることができます。それらの項目を一つずつ以下に調べてみました。

自動車税はいくら?

10トントラックの自動車税は、1年ごとに納税します。また、自家用と営業用という二つの区分があります。自家用とは、自分の荷物を運ぶことはできますが、お客様の荷物を運ぶ事は出来ません。

ただし、依頼された運送会社の荷物をお客様の荷物としてではなく、会社の所有物という認識のもと配達することで法律上は運送業務は可能です。この場合の賃金は、運賃ではなく給料として頂きます。

営業用とはお客様の荷物を運んで、運賃を対価としていただくことができます。バスの運転手やタクシードライバーなどもこの営業用という区分に属します。

それでは肝心の自動車税ですが

  • 自家用・・・59,400円
  • 営業用・・・43,600円

になります。営業用の方が15,800円も安いことになります。

自賠責保険はいくら?

自賠責保険にも自家用と営業用の区分があり、それぞれに2トン以上か2トン以下かの区分があります。

25か月契約

  • 2トン以上自家用・・・68,720円
  • 2トン以上営業用・・・97,930円

となります。自家用の方が29,210円安い事になります。

重量税はいくら?

重量税には自家用、営業用の区分のほかに

  • エコカー減税免税
  • エコカー減税75%
  • エコカー減税50%適用
  • エコカー減税25%
  • 本則税率
  • エコカー減税なし
  • 初年度登録から13年経過
  • 初年度登録から18年経過

と実に細かく分類されていて、その数は16に区分されています。少しわかりずらいので表にまとめてみます。

総重量21トン以下の車両の場合

エコカー減税免税 エコカー減税75%減 エコカー減税50%減 エコカー減税25%減
自家用 0円 13,100円 26,200円 39,300円
営業用 0円 13,100円 26,200円 39,300円
本則税率 エコカー減税なし 13年経過 18年経過
自家用 52,500円 86,100円 119,700円 132,300円
営業用 52,500円 54,600円 56,700円 58,800円

重量税にこれ程多くの区分があり、また最大で132,300円も納税額が違う事に大変驚きました。

車検代はいくら?

10トントラックの車検期間は1年ごとに訪れます。車検の方法は

  • 整備車検
  • ユーザー車検
  • 車検代行

と3種類あります。

車検の内訳

  • 法定費用
  • 点検・整備費用

の2種類にわけられます。

法定費用

  • 申告手数料
  • 自動車重量税
  • 自賠責保険

の3種類です。法廷費用に関してはどの車検の方法で受けても変わることはありません。

  • 申請手数料・・・700円
  • 移転登録・・・500円
  • 変更登録、抹消登録・・・350円

かかります。自動車重量税と自賠責保険に関しては、上記で記載したように車種の区分や仕様で大きく異なるため正確にはわかりません。

点検・整備費用は、どの車検方式を取るかで金額に違いがでます。10トントラックの整備車検は、おおよそ13万円と言われています。ユーザー車検の場合はそれより4~5万ほど安くできるようです。

車検代行は代行費用を1~3万ほど請求されます。一番安く車検を通すには、ユーザー車検ということになります。ただし、車両に不具合がある個所や交換部品がある場合はこの限りではありません。

燃料代はいくら?

10トントラックの燃費は、リッターあたり3キロが標準的な数字だと思います。どんなに上手く走れても3.2キロ位が限界ではないでしょうか。軽油の値段が120円として年間走行距離が20万キロとすると、燃料代は800万円は下らない計算になります。

任意保険はいくら?

トラックドライバーの任意保険の加入は、所属する会社によってさまざまです。任意保険に未加入の場合でも社内保険に加入している場合もありますし、どちらにも加入していない場合もあります。

自営業になった場合、この任意保険には是非加入しておいた方が良いでしょう。

ただし、トラックドライバーの任意保険は、その業務の性質上一般の保険と大きく金額が異なります。年間で40万円は下らないと言われています。中小企業の運送会社が任意保険に入らない、または入ることが出来ないのはこの高額な保険料の為なのです。

その他のメンテナンス費用はいくら?

大きな故障や不具合が無くとも、トラックには日ごろのメンテナンスが必要不可欠になります。

メンテナンスや交換が必要とされる箇所は、

  • タイヤ
  • ディスクホイール
  • 冷却水
  • ブレーキ液
  • エアタンク
  • エンジンオイル
  • ファンベルト
  • ウォッシャー液
  • ランプ類

など多岐にわたります。

補充や交換など年間100万円ほどの出費をする可能性があるため、余裕がある場合はメンテナス費用として積み立てをしておくのがいいと思います。

10トントラックの維持費節約方法とは

トラックの維持費がここまでかかるとは正直驚かされます。何か節約方法はないか調べてみました。

上記の維持費の内訳で調べた通り、その車両の登録方法で税金は大きくかわります。

総合的に見て、営業用登録をしてエコカー減税に適応した車両を購入することが維持費の節約になるのがわかります。また、減トンや低燃費タイヤに履き替えるなど(以下に記載)でも維持費の節約は可能です。

減トンで最大積載量を少なくするとは?

減トンとは、トラックの最大積載量を少なくすることで自動車税と自賠責保険料を安くする方法です。自賠責保険は2トンを境に設定されているので、減トンで2トン積載量を減らせば1段階保険料もさがります。

ただし、減トンするには勿論工賃はかかりますし積載量も少なくなります。メリットとデメリットをよく考えて行わなければならない節約方法だと言えます。

低燃費タイヤの効果は?

現在、各タイヤメーカーからこぞって発売されているのがこの低燃費タイヤです。大型トラックの燃費は、上記のように非常に悪いです。低燃費タイヤでどれほど燃費が向上するのか調べてみました。

燃費の向上率という形で具体的に数字を出しているメーカーはおおむね3%~5%の燃費の向上をうたっています。

今回3%で上記「燃料代はいくら?」の条件で算出してみると、年間で24万円の燃料代の節約につながることがわかりました。新しくタイヤを履き替えるなら低燃費タイヤが断然お得です。

維持費と収入のバランス考察

自営業者にとって一番に考えなければならないのが、この維持費と収入のバランスではないでしょうか。今回の場合維持費について調べてみましたが、予想以上にかかっている事に驚きました。維持費の高さは他の業種に比べても大きいと思います。

ただし、このバランスの適正というものは人それぞれではないでしょうか。会社員時代より多く所得を得たい人もいれば、会社に束縛されることを嫌い一人で自営業を営む人もいます。

もちろん黒字経営であることが前提ですが残ったお金と仕事に自分が満足できれば、バランスが取れた経営といえるのではないでしょうか。

まとめ

転職を考えてハローワークで閲覧した求人票の給与の金額があまりに高かったことに驚いて、持ち込みでのトラックドライバーについて特にそのトラックの維持費について調べてみました。

思ったよりも維持費がかかってくるのは、個人的に驚いた部分でございます。

こういった維持費の計算などが面倒だと感じる方にとっては、独立などを一度考え直しても良いかもしれません。

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