トラック運転手は人間関係が少ないって本当? 1日のスケジュールまとめ
トラック運転手は人間関係が苦手な人も多く働いている職種です。
しかし、これからトラック運転手として働く人の中には、「本当に一人で気軽に仕事が出来るのかな?」と不安に感じる方も多いかと思います。
そして、実はトラック運転手の中でも、人間関係が少ない業務・多い業務が分かれています。
そのため仕事選びを間違うと、人間関係が多い業務に就く可能性があります。
なので、この記事では、
・トラック運転手は人間関係が少ないのか?
・トラック運転手の業務内容
・人間関係が少ない業務
などについてまとめています。
興味がある方はぜひ参考にしてください!
トラック運転手の人間関係について|1日のスケジュール
人間関係は仕事上でどれだけ他人との接点があるかによって変わってくるものだと思います。
そこで一般的なトラック運転手のある1日の運行スケジュールを例に挙げ,接点がどれだけあるのかを検証していきたいと思います。
―5:30出庫
―7:30配達先到着
―8:00荷下ろし開始
―9:30荷下ろし完了
―11:30集荷先到着
―11:30~13:00休憩
―13:00積込開始
―14:00積込完了
―15:30帰庫
※荷下ろし、積込は待ち時間含む
上記したスケジュールをもとにどれだけの接点があったのか確認してみますと、出社時に運行管理者との対面点呼があり、アルコールチェックや体調、運行ルートの確認などが行われます。(所要時間10分以内)
その後、配達先にて受付後、荷下ろしを済ませ納品書や受領書のやり取りを荷受人と行います。(荷下ろし含め30分程度)
配達を済ませた後は、次の日に配達する分の荷物の集荷に向かいます。積み込みをする際に配達先の確認や商品のチェックを行います。(積み込み含め30分程度)
積込完了後、会社に戻り終了の点呼(5~10分)を受けて1日は終了です。
上記の運転手が他人との接点のあった時間を合計すると、勤務時間10時間30分の内、多く見積もっても1時間30分程しかありません。
このことからも分かるように、トラック運転手という職業は一人の時間が長く、人付き合いが苦手で転職を考えている方に向いている職業だと言えます。
1人だからたのしめることも!
トラック運転手は運航開始から運航終了まで、勤務時間の多くをトラックの中で過ごしますが、その時トラックの中はプライベートな空間になります。
もちろん運転中であれば制限はありますが、好きな音楽を大音量で聞いてもいいし、
イヤホンを使用していれば気の合う友人と電話で長時間話していても問題ありません。
それと運転手には他の職業にはない積み下ろしの「順番待ち」と言うものがあります。その待ち時間であればTVを見たり、DVDを見ることも出来ます。
最近では携帯などで契約出来る有料動画配信サービスを利用し、自宅でダウンロードしてトラックに持ち込み視聴しているドライバーも多くいます。
このように業務に差し支えなければ自由に一人の時間を楽しむことが出来るのです。
自分に合った会社を見つけるには?
人間関係が苦手な方は、中・長距離のドライバーを選ぶと良いでしょう。
中・長距離の業務は運転時間が長く配達先の件数も少なく他人との接点があまりありません。
また、せっかく自分に合った会社に入社したのに嫌な人ばかりだったらどうしようと思うかもしれませんが、運転手の多くはとてもやさしく他人に対しても気を使える人ばかりです。
しかし、残念ながらいい人もいれば感じの悪い人もいるものです。その中からよくいる人を紹介します。
・積み下ろしを手伝ってくれる運転手
一人で持てないような重量物や長尺物を積み下ろしする際に、自分から進んで手伝ってくれるドライバーが多くいます。
お互いにですがこの様なときは手伝いあうことで作業をスムーズに進めることが出来ます。
・おおらかで優しい人が多い
一緒に仕事をして急かす上司もなく、他人との接点が少ないため気持ちに余裕があり、おおらかで他人に優しくできる人が多いです。
対人関係でのストレスが少なければお互いに優しくしあえ、苦手なはずの対人関係も楽しくなるはずです。
・荷物の積み下ろしの順番を守らない運転手
急いでいるからと順番を守らない方がいますが、怒ったりイライラしたりする必要はなく、逆に車の中でゆっくりする時間が出来たと思うようにします。
このような方は人付き合いが苦手な方にとって一番嫌なタイプだと思われるので無理に関わる必要はなく、譲るぐらいの気持ちで対応しましょう。
・忙しいとイライラしている出荷担当者や荷受人
繫忙期にはよくあるのですが、ドライバーが配達や集荷に行くと担当者の仕事が増えます。
ドライバーは何も悪くないのですが、きつくあたられたり理不尽に感じることもあるでしょう。
その時に怒ったりせずに「大変ですね」と声をかけてあげると相手の態度も和らぐはずです。
自分に合った会社を見つけることも大事ですが、自由な時間が多くあるという運転手の特性を生かし、ストレスにならないように自分に合った働き方をすることが大切です。