タンクローリー運転手の免許/資格は何が必要?危険物運搬に必要な書類とは

   

タンクローリー車は主に、気体・液体・固体(例:石油やガス)などを運搬手段として使われます。危険物を扱ったり運んだりする場合は、国の消防法できめられた資格を取得し、その法律に従い扱わないと法律違反になります。

タンクローリー車で石油やガスを運搬中に、なんらかのトラブルが起こった場合、火災などの大きな事故に発展する恐れがあるため、危険物に指定されています。

そのため、タンクローリー車の運転手には危険物取扱者の資格を取得、または、有資格者を同乗させる必要があります。この記事では、タンクローリーの基礎知識や危険物取扱者の免許・資格について詳しく解説していきます。

タンクローリー車の種類について

タンクローリーといってもそれぞれ運ぶものによって種類が違っています。

たとえば、「危険物タンクローリー」は

  • 石油
  • ガソリン
  • 液化ガス

などの燃料や劇薬といった危険物を運搬します。その運ぶものに合わせてタンクの素材が違っているのが特徴的です。

また、液体硫黄のように常温、外気温で固まってしまうようなものに関してはタンクが二重の保温構造になっているものや加熱装置が装備されているものもあります。

非危険物タンクローリー」が運ぶのはおもに牛乳や水などの飲料です。大量に飲料水を運ぶことができる給水車などは災害時や断水時などに大活躍します。タンクは衛生面に配慮されたステンレス製などが多く使われています。

高圧ガスタンクローリーはその名の通り高圧ガスを運びます。とにかく内圧が上がり過ぎると危険なために急激に圧力が上がらないような作りになっています。異常があった際は安全弁が圧力を低下させます。

タンクローリー車の運転手は何を運搬しているの?

牛乳や飲料水などの飲食物を運搬することもありますが、やはりタンクローリーがもっとも多く運搬するのは

  • ガソリン
  • 石油
  • 灯油
  • 軽油

などの危険物です。危険物の中にも石油系のものから化学化合物系ものまで幅広くあり、それぞれに対応した資格を持っていなければ製油所などの積載所でも積載することができません。

タンクローリー車の運転に必要な資格や免許について

簡単に言っていくとタンクローリーを運転する際に必要なのは

  • 「大型自動車免許」
  • 「けん引免許」
  • 「危険物取扱者」

の3つになります。ここではその資格について紹介していきたいと思います。

危険物が空のタンクローリーを運転する場合

タンクローリーのタンクに何も入っていない場合は危険物を運搬している状態とは言えません。そのため、必要になるのは大型免許とけん引免許ということになります。

タンクがカラの場合であっても重量はかなりありますので、けん引免許が必要になってくるのです。

ただし、危険物を積みに行く際、もしくは危険物をおろした帰りなどがこのカラの状態に当てはまりますが、どちらも行き帰りは危険物を積むことになりますので、ドライバーが途中で交代しない限りは危険物取扱者の免許がいるということになります。

タンクローリー車で危険物を運ぶ場合の資格や免許

危険物取扱者の資格は主に三種類あり、

  • 甲種
  • 乙種
  • 丙種

となっています。細かくは後で述べますが、タンクローリーの運搬の仕事に関わってくるのは乙種の「4類」と「6類」です。

  • 4類・・・ガソリン・アルコール酸・灯油・軽油・重油・動植物油類など。
  • 6類・・・過塩素酸・過酸化水素・硝酸・ハロゲン間化合物など

となっており、どちらも頻繁に運ぶもののためこれらの資格を持っているとタンクローリーの仕事をするのに大きく有利になります。

特に4類はもっとも運ぶ機会が多い種類になりますので、タンクローリーの仕事を考えている人はぜひとも取得しておきたい資格です。

タンクローリー車の免許が必要な危険物の指定数量とは?

危険物にはそれぞれ指定数量が定められています。

例えば大型トラックなどであれば指定数量の10分の1以下でも消防法に引っかかってしまうのですが、タンクローリーであれば可能となるという決まりがあるのです。もちろんその場合には危険物取扱者の資格が必要になります。

また、数量や種類によって危険物の混載が可能となるということもあります。1類~6類までで基本的に数字を足して6か9になる組み合わせは混載が可能です。ただし慣れるまでは毎回しっかりと確認するようにしましょう。

危険物取扱者に必要な消防法の資格は3つ

甲種

危険物取扱者の甲種の資格を持っていればすべての種類の危険物を取り扱うことができます。それだけにだれでも簡単に取れるというわけではなく受験資格があります。それは以下のようになっています。

  • 大学・短大・高専学校などで化学に関する学科を修めて卒業した者
  • 大学・短大・高専学校などで化学に関する科目を15単位以上修得した者
  • 乙種危険物取扱者資格を持ち、かつ実務経験が2年以上ある者
  • 修士・博士の学位を持つ者

(申込みの際は、それぞれ学力・学位などを示す証明書類の提出が必要です。)

試験時間は2時間30分で、2017年度の合格率は37.6%でした。やはり受験資格がある人のなかでも3分の1ほどしか合格していない難関であると言えるでしょう。

乙種

乙種は取り扱える危険物が分類されています。受験資格はとくになく、学歴や経歴に関係なくだれでも受験することができます。ここで取り扱う危険物とは、

  • 第1種:塩素酸塩類・過塩素酸塩類・亜塩素酸塩類・ヨウ素酸塩類など
  • 第2種:硫化りん・赤りん・硫黄・金属粉・マグネシウムなど
  • 第3種:カリウム・ナトリウム・アルキルリチウムなど
  • 第4種:ガソリン・アルコール酸・灯油・軽油・重油・動植物油類など
  • 第5種:有機過酸化物・硝酸エステル類・ニトロ化合物・アゾ化合物など
  • 第6種:過塩素酸・過酸化水素・硝酸・ハロゲン間化合物など

そしてそれぞれの合格率が以下のようになっています。

  • 第1類:67.7%
  • 第2類:70.4%
  • 第3類:68.7%
  • 第4類:34.4%
  • 第5類:68.6%
  • 第6類:62.9%

4類だけが特に合格率が低くなっているのは、4類を受験する人が多いということが考えられます。

丙種

受験資格としては学歴や経歴は関係なくだれでも受けることができるのですが、取り扱うことができる危険物の種類も少なく、法律で定められている保安監督業務を行うことができないために、これだけを持っていてもタンクローリーのドライバーとして十分には働くことができません。

やはり乙種以上の資格を取っていくのが良いでしょう。

タンクローリー車運転に必要な免許とは?

タンクローリーではやはりガソリンなどの危険物を運ぶことが多いために危険物取扱者の資格は必要になってきます。

  • 大型自動車免許
  • けん引免許
  • 危険物取扱者の免許

はタンクローリーや大型トレーラーの運転を考えている人にとっては不可欠なものです。

甲種は受験資格にも制限があるために誰でも受験することはできませんが、乙種はしっかりと勉強をしていけば取得することができます。まずもっとも必要度の高い4類の取得を目指していきましょう。

危険物取扱者の有資格者が同乗すれば免許なしでも大丈夫?

危険物取扱者の資格に関しては必ずドライバーが持っていなければならないということではありません。危険物取扱者の資格を持っている人が同乗していれば良いのです。

ただしこの方法をとるにはトラックに二人乗る必要が出てくるためにあまり現実的ではありません。やはりドライバーが資格を持っているというのが一般的だと言えるでしょう。

運搬に必要な書類について

消防法で定められている危険物を運ぶ際には資格や免許の他に書類も必要になってきます。

まずタンクローリーには標識を掲示しなければなりません。0.3~0.4mの黒地の正方形の板に黄色の反射材などで「危」と表示したものを車の前後に掲示する必要があります。

その他にも

  • 「完成検査済証」
  • 「定期点検記録」
  • 「譲渡・引渡届出書」
  • 「品名等変更届出書」

などの書類を備えておきましょう。

まとめ

タンクローリーはガソリンなどの危険物を運ぶことが多いために運転するのに必要な資格や免許があります。必ずそれらの免許を持って、最大限に取り扱いに注意して業務にあたるようにしていきましょう。

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