フォークリフトのサイズは用途に合わせて選ぶ!寸法について解説!
フォークリフトは色々な作業に利用することができるため非常に重宝する車両なのですが、大きさがいくつか種類があるため用途に合わせて選ぶことがポイントとなります。
そこでここではフォークリフトのサイズについて紹介していきたいと思います。
Contents
フォークリフトのサイズによる選び方
作業場所にあったサイズ
フォークリフトには色々なサイズがあるため適したものを選ぶ必要があります。
まず「作業場所で選ぶ」という方法があります。広大な駐車場などで使用する場合と狭い通路、低い天井の場所で使用する場合では当然適したものが違ってきます。
同じ屋内でも広い倉庫で天井が高い場合もありますので、まずどこで使用するつもりなのかを考えて選ぶことが重要なのです。
荷役物にあったサイズ
フォークリフトには形状が違ったものもあります。それは「どんな荷物を運ぶのか」ということによって使い分けができるようになっているのです。
大きいものを運ぶ、重いものばかりを運ぶ、といった何を運ぶのかという特徴によってフォークリフトを選べるようになっているのです。
また、フォーク(ツメ)の長さも違っているので、それも含めて選ぶようにしましょう。
フォークリフトのサイズを紹介
エンジン式1.5t
フォークリフトは製造しているメーカーや車種によってサイズが違っているのですが、ここでは一般的なもののサイズを紹介していきます。
- 最大荷重 1500kg
- 最大揚高 3000㎜
- 全長 2290㎜
- 全幅 1070㎜
- マスト高 1995㎜
- ヘッドガード高 2080㎜
バッテリー式1.5t
- 最大荷重 1500kg
- 最大揚高 3000㎜
- 全長 2080㎜
- 全幅 1115㎜
- マスト高 1970㎜
- ヘッドガード高 2025㎜
エンジン式2.5t
- 最大荷重 2500kg
- 最大揚高 3000㎜
- 全長 2620㎜
- 全幅 1150㎜
- マスト高 1995㎜
- ヘッドガード高 2110㎜
バッテリー式2.5t
- 最大荷重 2500kg
- 最大揚高 3000㎜
- 全長 2290㎜
- 全幅 1170㎜
- マスト高 1975㎜
- ヘッドガード高 2105㎜
このように全体的にはエンジン式のものよりバッテリー式の方が幅が広くて全長が短いというのが特徴となっています。これもフォークリフトを選ぶ際の基準になるでしょう。
フォークリフトは種類で選ぶことも
カウンターバランスフォークリフト
もっとも一般的なフォークリフトで、普通にフォークリフトと言うとこれを思い浮かべる人が多くなっています。車両の前方部分にフォーク(ツメ)がついています。
また、ある程度小回りが利くようになっていてタイヤが70度ほど回転するようになっています。そのため狭い屋内でも使用しやすくなっており重宝されています。
フォークリフトの運転資格を取得するための技能講習でもこのタイプのフォークリフトが使用されるために、このフォークリフトの運転がまずは基本となることは間違いありません。
リーチフォークリフト
運転は立ったまま行うタイプのフォークリフトです。カウンターバランスフォークリフトよりも高さがあり、車両が動いていなくてもフォークだけが前後に移動するようになっています。
また、タイヤが90度近く回転するために非常に小回りが利き、高さはあるものの大きさはそれほど巨大ではないために屋内でその真価を発揮しています。
そのため倉庫内、工場内で使用されることが多いのですが、背が高いために重い荷物を運搬している時などはバランスが悪くなりやすく、転倒事故が起こる可能性が高くなっています。
特に荷物を積んだままカーブするときなどは注意が必要です。
サイドフォークリフト
その名前の通りに車両の横の部分にフォークがついたタイプのものです。木材やパイプのような長いものを運ぶのに適しています。
しかし車両も大きく、高さもありながらフォークが横にあって見にくいという特徴があります。そのため操作はかなり難しいものになりますので慣れた人が運転することが多い車両です。
また、フォークリフトは事故が多い車両でもあるのですが、このサイドフォークリフトは特に事故が多発しています。
フォークと荷物が横部分にあり、前方を見ながら運転しているとその間、荷物から目を離しがちなのです。そして運んでいるものが長いもの、大きいものが多いためにそれらが人や物に当たってしまうことがあるのです。
すべてのフォークリフトでそうなのですが、サイドフォークリフトではより注意が必要だと言えます。
サイズ選びや種類選びを慎重にしないと…
フォークリフトは種類やサイズが色々とあるために慎重に選ぶ必要があります。
特に狭い屋内で使用することが多い場合などは適したサイズのものでないと天井や壁、荷物などに接触する危険性があります。また、人に当たってしまうと大きな事故になることが多くあります。
必ず使用目的、使用場所に合ったものを選ばなければいけません。
そしてフォークリフトは非常に高価な車両でもあります。いきなり購入して、やはり買い間違えたというわけにはいきません。
そのため適したフォークリフトがはっきりしない場合はレンタルなどで様子を見るというのも一つの方法です。
日数単位から1ヶ月という期間でレンタルをすることができますので、まず実際に使用してみて適したものをはっきりさせてからそのサイズ、種類のものを購入すると失敗しないでしょう。
まとめ
フォークリフトには色々な種類、サイズがあります。使用目的や使用場所に合ったものを選ぶことで事故を防ぎ、効率的に作業を行うことができるようになります。
慎重に選んで、うまくフォークリフトを活用していきましょう。