意外と安い?ピックアップトラックの維持費・税金・保険・燃料代を計算してみた
欧米では有名なピックアップトラックですが、日本ではそれほど広くは知られていません。維持費や保険代などはどれくらいかかるものかを知らないので購入できないという人もいるでしょう。
そこでここでは1ナンバー、3ナンバーの違いとそれぞれにかかる税金、保険料などをわかりやすく説明していきたいと思います。
Contents
ピックアップトラックと登録ナンバー
ピックアップトラックは一般的なトラックのように運転席と荷台部分が明確に分離しておらず、後部座席の後ろ部分が荷台につながっているタイプのトラックです。
舗装されていない道などで荷物を載せて運ぶのに適しているためにアメリカなどでは普及している車両です。
車両を維持していくためには
- 自動車税
- 重量税
- 燃料代
- 車検代
- 保険料
などがかかってきます。しかしピックアップトラックの場合はその車両を登録した時のナンバープレートによってさらに変わってきます。
だいたいの目安としては、
- 1ナンバー 11万円前後
- 3ナンバー 9~13万円程度
- 4ナンバー 8.5~11万円程度
となっています。その排気量によって登録ナンバーが変わるのですが、後で手続きをすることで変更することも可能です。
1ナンバーと4ナンバーは貨物車という扱いになるので、税金は安いが車検は毎年あり、3ナンバーは乗用車扱いなので車検は2年ごとだが、税金は高いというそれぞれの特徴があります。
ピックアップトラックの維持費
ピックアップトラックの自動車税
維持費の中でも高額な費用がかかる税金ですが、どういったナンバーで登録されるかによってこの税金も大きく変わってきます。
自動車税は自動車を保有していることでかかってくる税金で、普通乗用車として登録をすると3ナンバーになります。
この場合は、「自動車税は45,000円~58,000円程度」がかかることになります。また自動車税に関しては2年分として税金がかかってきます。
貨物車として登録をした場合は1ナンバーか4ナンバーになります。どちらの場合も自動車税は16,000円となっています。
ピックアップトラックの重量税
こちらも順番に見ていくと、
- 1ナンバー 16,400円
- 3ナンバー 24,900円~49,200円
- 4ナンバー 9,900円~16,400円
となっています。これは車両の総重量によって変わってきます。
ピックアップトラックの自賠責保険料
自賠責保険とは車検の時に合わせて支払う保険料のことで、事故などを起こしてしまった際に最低限の補償ができる保険となっています。
基本的には強制保険ですので入らないというわけにはいきません。
こちらは貨物車扱いの1ナンバーが「年間21,545円」、4ナンバーが「年間14,840円」かかってきます。
また、3ナンバーは乗用車としての扱いですので「2年で24,840円」がかかってくることになります。年間として考えればこちらの方が安くなることになります。
これとは別の任意保険に関しては加入する人の等級やどういった内容の保険に入るかによってバラバラですので、保険会社に問い合わせることになります。
ピックアップトラックの車検
車検に関しては普通車と大きな違いはありません。どこで車検を行うかや、どれだけ整備する箇所があるか、交換した部品の多さなどによって費用は変わってきます。
大きく違って来るのは回数です。1ナンバーと4ナンバーは貨物車扱いのために毎年車検を行う必要があります。
しかし3ナンバーは乗用車扱いですので2年に1回となります。この回数の違いが維持費の差となってきます。
ピックアップトラックのコスト
ピックアップトラックの燃料代
普通乗用車と比べると燃費は悪いのですが、トラックによってはガソリンではなく軽油のものがあるため、軽油として考えるのであれば燃料費は決して高いとは言えません。
ピックアップトラックの高速料金
こちらは車の総重量によって変わってきます。中型車である1ナンバーであれば、中型の分の料金を支払うことになります。
ピックアップトラックの修理費
こちらもそれほど特殊な部品などを使うのでなければ乗用車とそれほど変わりはありません。
ただし、国産のピックアップトラックではなく、輸入車であれば部品の調達などに時間や費用がかかることになります。
外車のピックアップトラックの維持費
税金等は国産車と同じ
外車の場合は排気量が大きいものが多いために、その排気量によっては税金が多くかかるナンバーで登録されることはあります。ただ、それ以外は国産のものと変わりはありません。
部品代・修理費用が高くつくかも
部品が国産のもの、もしくは代用できるものであればそれほど費用はかからないのですが、なかなか手に入らないものや外国から取り寄せなければならないものであったりすると時間と費用がかかる可能性があります。
まとめ
その使いやすさが人気のピックアップトラックですが、維持費などに関してはあまり知られてはいません。
実際に見ていくとそれほど乗用車と変わらない車両であるために、興味がある人はぜひ購入を考えてみましょう。