4tトラックのタイヤ交換手順と注意点について紹介!パンクしないために交換は必要!

   

4tトラックの運転中にタイヤがパンクすることは珍しいことではありません。

したがって、タイヤ交換について把握しておくことはプロドライバーとして当然の務めと言っても過言ではないでしょう。そこで今回は、4tトラックのタイヤ交換の手順について紹介します。

トラックにパンクは付き物

普通車を運転していてパンクに見舞われることは不運という印象ですが、トラックにおいては日常的とは言わないまでも決して珍しいことではありません。

というのも、トラックは仕事として乗務するものだからです。ほぼ毎日稼働するうえ一回の運行で長い距離を走ることもあること、重い荷物を積載して走ることなどの理由からタイヤに負荷がかかりやすいと言えます。

また、単純に走行距離が長いということは、それだけ路上の障害物などを踏みつけるリスクもあるということにもなります。

そのため、ドライバーはパンクへの対処法を身につけておかなければなりません。タイヤ交換の方法や手順をしっかり覚えておかないと、業務に差し障りが生じるおそれもあります。

4.tトラックのタイヤ交換手順について

ここからは、トラックのタイヤの交換手順について順を追って確認していきましょう。

スペアタイヤを車体から下ろす

まずはトラックが動かないように歯止めをしましょう。交換するタイヤの反対側のタイヤに輪止めを噛ませたら作業スタート。

スペアタイヤを下ろす際は、床の下にパイプを入れておくことをおすすめします。そうすることでタイヤを外に出しやすくなるからです。タイヤを下ろしたら工具の出番です。

覗き窓を見て、スペアタイヤの収納してある箇所の穴に差し込みましょう。回すべき方向はトラックの車体に記載されているはずですので、迷ったら確認してみてください。

ホイールナットを少し緩める

ISO規格の場合、左方向に力を入れることになります。このとき外すまで緩めるのではなく、レンチが90度回転する程度に留めておくのがコツです。

ジャッキを使用して車体を持ち上げる

ジャッキを手で上げていき、上部が車体に接したらレンチを使用して車体を持ち上げまます。タイヤが1~2cmほど浮いて手で回せる状態になるのが目安です。

ホイールナットを外してスペアタイヤと交換

先程緩めたホイールナットをさらに緩めます。手で緩められるほど緩んだら、レンチを使わず手でナットを外してしまいましょう。

すべてのナットを外したらタイヤを取り外せる状態になるので、スペアタイヤと交換します。

ホイールナットを締め込む

スペアタイヤを装着したら、ナットを手で締めます。ISO規格の場合は右に向かって回しましょう。

締める箇所が対角線になるように作業を進めていくと、タイヤをより固定しやすくなるのでおすすめです。なお、この段階ではナットを完全に締めず、レンチを90度回転させる程度に留めておきましょう。

ジャッキを外す

ゆっくりとジャッキを下ろし、レンチに体重をかけてナットの本締めをしましょう。このときも先程と同様、対角線上のナットを締めていくと作業がやりやすくなります。

内側タイヤの交換手順について

ところで、4tトラックのタイヤは2つ重なっていますよね。外側は先述の手順で交換できますが、内側を交換したい場合はどうすればよいのでしょうか。

内側タイヤを交換する場合、いったん外側のタイヤをどかしてしまってから内側に手をつける必要があります。まずはナットを緩めて外側を完全に外し、そのあとで内側タイヤを外しましょう。

タイヤを外したら、スペアタイヤとの交換を行います。パイプをタイヤの下に入れ込んで、てこの原理を使って車体中央に近づけながら溝を合わせてください。

内側タイヤを新しいものに取り替えたら、外側タイヤを装着し直します。

バルブの位置を確認しながら入れ込んでいきましょう。外側タイヤの再装着が終わったらナットを締めてジャッキを下ろし、本締めをして固定します。以上が、内側タイヤを交換する際の手順です。

タイヤ交換時に考えられる事故について

タイヤ交換の際、気をつけなければならない幾つかの点について押さえておきましょう。

車止め未使用による事故

何よりも重要なのは、トラックが動かない状態にしてから作業を行うことです。

歯止めを使用しないままタイヤ交換しようとすると、何かの拍子にトラックが動き出して事故に繋がるおそれがあります。

自分自身も危険ですし、周囲を巻き込んでしまうことにもなりかねませんから、歯止めだけは絶対に忘れないようにしましょう。

ボルトの破損

レンチを回してナットを締める際、締めすぎないように注意しなければなりません。ナットを限界以上に強く締めすぎるとボルトが破断したり、そこまでいかなくとも亀裂が入る危険性があります。

運転中にタイヤが外れるなどの事態を防ぐためにも、力加減を誤らないことは重要です。

タイヤの破裂

タイヤ交換時、タイヤが破裂することによって事故につながる可能性があります。死亡事故の例もあるケースですので、くれぐれもタイヤの取り扱いには注意しましょう。

タイヤ交換は手順を守って安全に!

タイヤ交換は4tトラックに乗務するうえで切っても切れない作業ですから、ドライバーとして仕事をするなら避けては通れません。

間違った手順で交換作業を進めると、思わぬ事故に繋がるおそれもあります。先に説明した手順や注意点を守って、安全に行うことが大切なのです。

また、たとえば道路上でタイヤ交換をする場合には目印としてカラーコーンを置き後続の車が追突しないよう措置を講じるなど、周囲への配慮も忘れないようにしましょう。

まとめ

今回はトラックの外側タイヤと内側タイヤそれぞれの交換手順と、タイヤ交換時の注意点について紹介させていただきました。

プロのドライバーとして働くのであれば必須と言える知識ですから、運送会社への就職や転職を考えている方はしっかりと習得しておきましょう。

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