2tトラックの任意保険料の相場について!2tトラックの維持費はどれ位?
2tトラックを運転しようとしたら、それが自家用であれ事業用であれ、もしもの事態に備えて任意保険をかけておくことは重要ですよね。
保険に加入するとき気になるのは、やはり保険料がいくらかかるのかということです。また、保険料以外にどのような維持費がかかるのかも気になってくるのではないでしょうか。
そこで今回は、2tトラックの任意保険料の相場と、別途かかってくる維持費について詳しく紹介していきます。
Contents
2tトラックに任意保険は必要?
そもそも、2tトラックに任意保険が必要なのはどうしてでしょうか。結論を言えば、その答えは事故時のリスク軽減にあります。
2tトラックはトラックの中では最も小型な部類ですが、普通車と比べれば車両サイズが大きく車両総重量もあります。
さらに基本的には荷物を積んで走行するものであるため、事故が起こったときの影響が大きくなりやすいのです。
また、荷物を積載しているときとそうでないときでも運転感覚が変わることからも、トラックに慣れていない人にとっては決して簡単に運転できる車でないことも確か。
それでいて仕事で使う以上はほぼ毎日稼働させるという点に鑑みても、事故のリスクを忘れてはいけません。
任意保険に加入しておくことは、このリスクをヘッジする意味できわめて重要であると言えるでしょう。
2tトラックの任意保険料の相場は?
任意保険の必要性がわかったところで、今度は相場がどの程度なのかについて見ていきましょう。
もちろん等級によっても保険料は変わりますし、一般型なのか限定型なのかによっても額が違ってはきます。
たとえば7等級の場合、2tトラックの保険料は一般型で約176,000円、限定型で約133,000円です。
13等級であれば一般型で約131,000円、限定型で約100,000円。20等級であれば一般型で約90,000円、限定型で約68,000円となっています。
このとおり任意保険料の相場はどれだけの保障を得たいかによって変わってきますので、自分の予算とヘッジしたいリスクとのバランスを比較検討して持続可能なプランを選択することが大切です。
2tトラックの任意保険料は何で変わる?
前述のとおり2tトラックの任意保険料はプランによって差が出てくるわけですが、他にも額の変わる理由があります。どういった要素が絡むのか押さえておきましょう。
車両サイズ
まず、車両サイズによる保険料の違いが考えられます。
1ナンバー
1ナンバーとは「普通貨物自動車」のことです。貨物という言葉が入っていることからもわかるとおり業者向け、いわゆる緑ナンバーに分類される車両の一形態で、2tトラックもここに含まれることがほとんどです。
先述した相場も1ナンバーのものです。保険に詳しい方なら金額を見た段階で察しているかもしれませんが、基本的に1ナンバーの車両の任意保険料は高くなる傾向にあります。
これは、1ナンバーの車が得てして普通車よりもサイズが大きいこと、業務用であることが理由と言われています。
4ナンバー
4ナンバーとは「小型貨物自動車」のことです。
より具体的には、全長4.7m以下、全幅1.7m以下、全高2.0m以下、総排気量2,000cc以下(ただしディーゼル車に関しては無制限)という条件をすべて満たす車が4ナンバーということになります。
小型ということもあって、1ナンバーの車両に比べれば任意保険料も安く収まる傾向にあります。
2tトラックでも車種やボディのタイプによっては条件を満たせることもありますから、もし該当しているようであれば4ナンバーを取得するのも悪い選択肢ではありません。
使用用途
2tトラックは原則として業務用車両ですよね。先にも少し触れたとおり、この「業務用」であるということも任意保険料を高くしている要因の一つです。
「日常・レジャー」と「業務使用」とでは保険料に数万円の差が出てきます。
とはいえ、だからといって異なる用途で申請するわけにはいかないので、避けて通れない点とも言えます。もし用途を偽って日常・レジャー目的で契約したりすると、事故の際に保険がおりないおそれもあります。
利率が高いのも2tトラックの任意保険の特徴
車種や型式によっても事情は変わりますが、2tトラックは基本的に車両料率クラスが高く設定されているため、保険料が高くなる傾向にあります。
車両料率クラスとは保険料の算定に用いられる数値のことで、車の型式ごとに設定されます。
対人・対物・人身・車両保険それぞれに、保険金の支払の実績に応じて1~9の数値が設定されています。この数値が大きくなればなるほど保険料が上がっていくわけです。
2tトラックはサイズが比較的大きいため死角が多く、一般車よりも事故率が高くなっているため、車両保険の料率クラスが高めに設定されやすいのです。
補償範囲を狭くすることで保険料は安くなる!
実は、2tトラックの保険料を抑える方法も存在します。車両保険の付帯方法には「一般」と「エコノミー」の2つのタイプがあります。
一般型は補償範囲が広い代わりに保険料が高く、エコノミー型は補償範囲が狭いぶん保険料も安く設定されているのです。
したがって、保険料を安く済ませることを優先したいのであれば、エコノミータイプの保険を選ぶことをおすすめします。
任意保険料だけではない2tトラックの維持費
2tトラックの維持費は年間でおよそ120万円ほどであると言われています。そのうち保険の占める割合は、自賠責保険と任意保険とを合わせて年間35万円から40万円程度と言われています。
逆に言えば、保険料意外の維持費は概ね60万~65万円の範囲です。
内訳としてはオイル交換などのメンテナンス費が年間5万~10万円、タイヤの交換費用が10万円ほど、燃料費が60万円前後であるとされています。
まとめ
2tトラックを運用するうえで保険料は切っても切り離せない必要経費です。
安く抑える手段もありますが、そのぶん保険の適用範囲が狭まるというデメリットもありますので、トラックの使用目的や自社の事故率と相談して適切な選択をしてください。