フォークリフトの法定耐用年数は何年?実用耐用年数についても紹介!

   

事業を営む人であれば毎年気になってくるのが税金です。備品の減価償却はその最たるものであり、もちろんフォークリフトなど倉庫業にまつわる機械設備も例外ではありません。

ところで、減価償却と切っても切り離せない関係にある概念といえば耐用年数ですが、一口に耐用年数といっても法定耐用年数と実用耐用年数には違いがあるため、ややこしく感じている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、わかりにくいフォークリフトの耐用年数について詳しく紹介していきたいと思います。

減価償却のために必要な耐用年数

減価償却という言葉に聞き覚えのある方は多いでしょう。減価償却とは会計処理の一つで、長期間にわたって反復使用する固定資産を経費に計上するときに使います。

時間の経過に合わせて費用として計上していくわけですが、この減価償却の計算をする際の基準なるのが耐用年数です。

耐用年数とは、減価償却資産が実用に耐えられるとされる年数のこと。耐用年数が何年なのかは法律によって品目ごとに定められていて、これを「法定耐用年数」といいます。

減価償却の処理を行うためには、まず対象となる備品の耐用年数を具体的に知らなければなりません。

耐用年数と実用耐用年数の違い

先述のとおり、耐用年数は法律によって品目ごとに定められています。たとえばパソコンなら4年、自動販売機なら5年、ベッドなら8年といった具合ですね。

また、事務用の机や椅子は金属製なら8年ですがそれ以外であれば8年であるなど、用途が同じであっても材質によって耐用年数が異なる場合もあります。

ともあれ、このように耐用年数は法律で決められているため、減価償却の計算を行う際は資産の状態にかかわらず法の定めを参照すれば問題ありません。

一方、実際に使用していくことについて考えるときは、当然ながら法令で一律に定められた耐用年数ではなく、その資産の性能などから導き出される耐用年数を使いますよね。

たとえば非金属製オフィスチェアの法定耐用年数は8年ですが、実際には状態さえよく保てば10年以上は使えるといったようなことです。

こちらの「実際に何年使えるか」という意味での耐用年数を、法定耐用年数と区別して「実用耐用年数」と呼びます。

フォークリフト耐用年数は何年?

フォークリフトの耐用年数は、新車の場合4年とされています。4年かけて徐々に購入代金を費用として計上し、減価償却の処理をしていくわけですね。

もちろん減価償却についての話なので、ここで言う耐用年数とは法定耐用年数のこと。

4年で使用できなくなるわけではなく、資産として見ると4年で減価償却が完了するという意味に過ぎないので、その点には注意してください。

たとえば、120万円でフォークリフトの新車を購入した場合、その資産価値は1年に30万円ずつ減少していって4年目で0になる、というイメージを持っていただければわかりやすいのではないでしょうか。

事実、減価償却でもそのように計算を行います。

エンジン式かバッテリー式で変わる実耐用年数

では、フォークリフトの実用耐用年数はどのくらいなのでしょうか。

フォークリフトにも種類があり、エンジン式とバッテリー式とでは寿命が異なります。それぞれ何年にわたって使用できるのか見ていきましょう。

エンジン車は10年以上

エンジン車の場合、しっかりとメンテナンスしながら使っていれば10年以上にわたって使用可能です。

バッテリー式は5年

バッテリー車もうまく使えば10年近使えると言われてはいますが、実情としてはエンジン車よりも寿命が短くなる傾向にあります。5年前後で交換が必要になると考えておいたほうがいいでしょう。

実用耐用年数は使い方で大きく伸びる!

道具は使い方次第で実用耐用年数が変わってきます。普段から丁寧に使っていれば長持ちしますし、粗雑に扱っていれば早く寿命を迎えてしまうでしょう。

もちろん、フォークリフトも例外ではありません。フォークリフトの実用耐用年数を延ばすために何ができるかを紹介します。

自主点検

日常的にフォークリフトを使って業務を行っている場合は、1か月に一度の自主点検を行わなければならないと定められています。

クラッチ、制動装置、操縦装置、荷役装置、油圧装置、バックレスト、ヘッドガードにそれぞれ異常がないかどうかを確認しなければなりません。

なお、この月次点検は有資格者以外が行っても問題ありません。

専門業者による適切な点検・メンテナンス

労働安全衛生規則第151条の21において、フォークリフトに対しては1年に一度の検査を行うことが義務づけられています。この検査のことを特定自主検査、または年次点検といいます。

年次点検は有資格事業者や有資格者へ依頼を出すことによって行われ、自動車における車検と同じように細かな部分まで点検をしてもらいます。

点検する台数によっては数日かかることもあるため、代車を用意してもらえることも珍しくありません。

また、点検が終わったら済標章を受け取ることができますので、フォークリフトに貼っておきましょう。

室内での使用

そもそも外ではなく室内での使用であれば、雨などに晒されることがなくて済むため部品の傷みが比較的遅くなり、長持ちさせることができるでしょう。

中古フォークリフトの耐用年数について

ところで、前述した法定耐用年数は新車の場合でしたよね。では、中古のフォークリフトを購入した場合はどのように減価償却の処理をすればよいのでしょうか。

中古フォークリフトの減価償却の計算方法は、耐用年数を全て消化した段階で入手したのか、耐用年数が一部残っている状態で入手したのかによって変わってきます。

耐用年数が全て経過しきった段階で購入した中古フォークリフトは「耐用年数=新品の場合の耐用年数×20%」、

耐用年数が一部残っている段階で購入した中古フォークリフトであれば「新品の場合の耐用年数-中古資産の経過期間)+(中古資産の経過期間×20%)」となります。

この際、1年未満の端数は月数で計算することに注意しましょう。1年未満は切り捨てて計算しますが、計算の途中で算出された1年未満は切り捨てません。

また、最終的に算出された耐用年数が2年未満になった場合、耐用年数は2年となります。

まとめ

今回はフォークリフトの耐用年数について、新車と中古、法定耐用年数と実用耐用年数に分けて説明させていただきました。

減価償却をはじめとする会計処理は慣れていないと大変ですが、事業を営むのであれば避けて通れないものでもあります。しっかりと計算できるようにしておきましょう。

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