タンクローリーの積み込み手順と荷降ろし手順はしっかり遵守しよう!

   

トラックには色々な種類の車両がありますが、その中でもタンクローリーは特殊な車両にあたります。

液体や気体を運ぶ専用車両であるタンクローリーは危険物を運ぶことも多いため、積み込みや荷降ろしの際にはしっかりと手順を守ることが重要です。

そこでここではタンクローリーの積み込みや荷降ろしについて紹介していきたいと思います。

危険を回避するために手順が決められている!

タンクローリーではガソリンなどの危険物や毒物扱いの薬品を運ぶということがあります。これらは正しい手順で積み込みや荷降ろしを行わないと火災、爆発などの危険性があるものです。

特にガソリンなどを運搬する際には手順を間違えると静電気などでも発火してしまうことがあるため非常に危険です。そういった危険を回避するために、行うべき手順が決められているのです。

タンクローリーの積み込み手順と注意点

運ぶものが危険物、毒物ということもあってタンクローリーに積み込む際には手順がしっかりと決められています。

まず積み込み場所で「何を」「どれだけ」積み込むのかを確認します。受付で内容を確認したら実際に積み込み場所に車を移動させて、車が動かないように固定します。

また、コックがしっかりと閉まっているか、それぞれの装置は確実に作動しているかを確認していきます。

また、タンクローリーは内部でいくつかの容器に分かれているために数種類のものを同時に運ぶことができるようになっていますが、間違えた場所に積み込んでしまうとすべて出した上でタンクの清掃や洗浄をしなければいけなくなるため「間違えない」ことは必須条件です。

その上で、最終確認を行って、積み込みをしていきます。その際にはハッチを開放することになるのですが、「静電気を除去する」ということを忘れてはいけません。

ガソリンなどを運搬する際には静電気で発火することもあるため、アースなどを使用して必ず対策をしていきましょう。

タンクローリーの荷降ろし手順と注意点

まず届け先に行く前に、荷降ろし先の場所、形状、車を止める向きなどを確認しておかなければいけません。荷降ろし場所によっては車の向きが決まっていたり、積載位置が定められているからです。

タンクローリーは車体が大きく、小回りが利かないために自由に車を移動させるということができません。進入する向きが違ったりするとかなり手間がかかることになってしまいます。

定位置に車両を止めると、そこからは担当者と内容物や荷降ろしの順序などについての確認を行います。積み込み時と同様に、内容物や順序を間違えてしまうと非常に危険ですので、必ず確認しながら慎重に行うこととなります。

荷降ろしの内容、順序、それぞれの装置が正常に動いているかを確認しながら降ろしていくこととなります。基本的には積み込みをしていった順番と反対の順序で荷降ろしをしていくとスムーズとなります。

また、タンクローリーの荷降ろしには担当者の立ち会いが義務付けられています。これは消防法で定められており、相互での確認を行う必要があるからです。納入内容や注入口の確認などを相互で行うこととなります。

 

タンクローリーの積み降ろしに関する疑問と答え

製品の種類によって順番が決まっているの?

タンクローリーではどこにどのように積み込むかは明確に決まっているわけではありません。積み込み場所や荷降ろし場所での指示に従って行うことになります。

ただ、ガソリンなどを運搬する際には「ハイオク」「レギュラー」「軽油」「灯油」「重油」の順に積み込みを行い、荷降ろしはその逆の順番で降ろしていくということが多いようです。

帰りにも荷物は積むの?

長距離トラックなどの場合は運搬先の事業所などで荷物を降ろしたら、そちらで荷物を積んで帰ってくるということが多くあります。この方が効率的であるためです。

ただしタンクローリーの場合は、運んでいるものが危険物や薬品などであり、ガソリンスタンドなどで荷降ろしをすることになりますので、そこで何かを積んで帰ってくるということは基本的にはありません。

行きには荷物を積載していきますが、帰りは空車で帰ることが多いのです。

手順が決まっているのは混油防止のためでもある!

タンクローリーで厳しく積み込みや荷降ろしの手順が決まっているのは「混油防止」のためです。いくつかの種類の液体や気体を同時に運ぶことができるタンクローリーで恐ろしいのは「混ざってしまう」ということです。

少しでも他のものが混じってしまった製品は使い物にならなくなるためにすべて廃棄してしまわなければいけません。そのうえで清掃、洗浄をしなければいけないので、大きな損失となってしまうのです。

タンクローリーが運ぶ物は燃料だけではない

・非危険物タンクローリー
タンクローリーではガソリンなどの危険物だけでなく、牛乳やシロップなどの液体運搬を行うものや、セメントなどを運搬する非危険物タンクローリーもあります。

それぞれ運ぶ内容によってタンク部分の材質が違っており、もっとも適した材質のものが使われることとなります。

・高圧ガスローリー
こちらはその名前の通り、高圧ガスを運搬するものです。そのため、保冷・保湿ができるものであり、冷却や加熱装置も付いている車両が使われることとなります。

まとめ

タンクローリーは生活をしていく上で必要不可欠なものを運搬する重要な車両ですが、危険物を運搬することもあるために積み込みや荷降ろしの手順が非常に重要となる車両でもあります。

安全面に配慮して正しい手順で作業を行う必要があるのです。

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