冷凍車の霜取りで冷凍効率UP!手動霜取りのタイミングはいつ?

   

冷凍車には自動霜取り装置がついていますが、それだけに頼っているとどうしても冷凍庫内に霜がついていってしまいます。

霜がついたままになると十分に冷凍庫内が冷えずに運んでいる荷物が傷んでしまうことがあります。そのため手動で霜をとってやる必要があるのです。

そこでここでは手動での霜取りについて紹介していきたいと思います。

冷凍車に霜がつくとどうなるのか

冷凍機の仕組み

冷凍庫内には圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器などが備えられています。冷却ガスを循環させることで気化熱を発生させて冷却を行っています。

ただし十分に冷却されずに熱をもったままの空気が温度差によって「霜」を発生させてしまうことがあります。

冷凍車が冷えにくい

霜は蒸発器のまわりにつきやすくなっています。霜がつくことによって冷却する力が落ちてしまうと冷凍庫内が十分に冷えなくなってしまいます。

例えばアイスクリームのような冷凍が必要なものを運んでいるときに十分に冷えていないと商品がダメになってしまうことになります。

これらは運送会社が損害を賠償しなくてはいけなくなるため、冷凍車が正常に稼働することは重要なことなのです。

冷凍車に霜がつくのはなぜ?

ドアを開けている時間が長い

運送をしていて荷物の積み降ろしには当然冷凍庫の扉を開かなければいけないのですが、そうすると当然、外の空気が冷凍庫内に入ってくるために冷凍庫内の温度を上昇させます。

特に夏場は外の熱い空気が入ってくるために急激に温度が上がりやすくなります。そうすると霜も発生しますし、冷却システムの故障にもつながります。

扉の開閉はできる限り少なくし、扉を開いている時間も短くしていくことがポイントと言えるでしょう。

予冷が足りない

冷凍車はその中に荷物を入れて凍らせるというものではなく、低い温度に保ったまま運搬するという車両です。

冷凍庫内に入ってくる熱や扉を開閉した際の損失熱、積み荷の呼吸熱を取り除く能力はありますが、積み荷の温度自体を下げたり、凍結させるという機能はないのです。

そのため積み荷と冷凍庫内は前もって輸送する際の適温まで下げておくと効率よく冷やして運ぶことができるのです。十分に予冷できていれば温度差によって霜が発生することを防ぐことができます。

荷物をつめすぎ・少なすぎ

冷凍車に積む荷物は詰め過ぎても少なすぎてもいけません。荷物を積み過ぎると冷却システムに負担をかけることにもなりますし、通風孔をふさいでしまったりすることにもなります。

逆に荷物が少なすぎると過剰に冷却した状態が続くためにこちらも冷却システムに負担になります。

パッキンの不具合・冷凍機の故障

ドアのパッキン(ゴムの部分)が劣化していると隙間から空気が入りやすくなってしまいます。外の熱い空気が入ってくると当然温度が上がってしまいます。

また、冷却ガスが不足している、ドアが破損している、冷凍機が故障しているといったことも考えられます。おかしいと感じた時には修理を考えた方が良いかもしれません。

冷凍車のDEFランプとは

冷凍車の自動霜取り

冷凍車には自動霜取り機能がついています。機械が霜取りが必要と感じたときに自動で霜取りを行うものです。

これが作動しているときには運転席のパネルにDEFランプがつきます。これは「デフロスト」の略です。大きな故障がないとき、霜が少量のときであればこれで十分に霜を取ってくれます。

冷凍車でDEFランプがついたとき

冷凍車でDEFランプがついても自動で行ってくれているものですので、特に何かをしないといけないということはありません。

自動霜取りを行っている間は冷凍庫内の表示温度は上がっていますがこれも問題はありません。だいたい5分から30分程度で終わります。霜取りが終わればファンなども動き出します。

冷凍車で手動霜取りを行うべきタイミングとは

霜がつきやすい場所

霜は蒸発器、冷却器、ファンの周囲などにつきやすくなっています。霜は温度差によって発生するものですのでこういった場所につきやすいのです。

霜取りを行う場合は集中的にチェックしたい場所です。

手動霜取りを行うタイミング

自動霜取りを行っていても冷凍庫内が十分に冷えていないと感じた場合は手動で霜取りを行うのが良いでしょう。

その時は手動でDEFのスイッチを押して霜取りをさせたり、実際に手で霜を取っていくということもあります。

手で取れるものは取っていくと良いのですが、固まっているものや機械について凍り付いているものなどは無理に取らないようにせずにメーカーに問い合わせるのが無難です。

まとめ

冷凍車ではどうしても霜がついてしまいます。自動霜取りが稼働していても十分ではない場合もありますし、何かしらの原因で霜が発生しやすい状態になっていることもあります。

冷凍庫内が十分に冷えないと感じた場合には一度チェックしてみるのも良いでしょう。

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