グループで行うフォークリフトの危険予知・見える化とディスカッションで事故を防ごう!

   

フォークリフトは扱い方によってはさまざまな現場で役立つ重機ですが、事故を起こす原因にもなる重機です。

大きくパワーがあるだけに扱い方を間違えると危険なものでもあるのです。そこで安全に扱うためには「危険予知トレーニング」を行うことで危険を視覚化することが重要になります。

そこでここではフォークリフトを安全に使用するための危険予知について紹介していきたいと思います。

フォークリフトの危険予知KYTとは

KYTとは

KYTとは危険(K)予知(Y)トレーニング(T)の頭文字をとったもので、トラック協会が提案している危険予知トレーニングのことを指します。

自動車のKYTはある程度知られていますが、フォークリフトのKYTはそれほど知られていません。これをしっかりと押さえておくことで危険を予測するコツを身に着けることができます。

グループで行う

KYTはだいたい5~6人程度で行うグループディスカッションです。

リーダー、書記、タイムキーパーなどの役割を決めて行い、自分の経験や考えを話していくことで、それぞれが気が付いていなかった危険を知ることができます。

危険を視覚化する

話をするだけでなく、危険な状態をイラスト、写真、ホワイトボード、スライド、パワーポイントなどを使うことで「視覚化」することができます。

目で見ることでわかりやすく危険を理解することができるのです。

フォークリフトの危険予知KYTのやり方事例

第1ラウンド

第1ラウンドとはどんな危険がひそんでいるのかについてみんなで意見を出し合うものです。それぞれが経験した、もしくは考える危険要因や現象を組み合わせて表現していきます。

ポイントは他人の意見に対して絶対に批判しないということです。まずはすべての意見を肯定的に受け入れましょう。

第2ラウンド

いくつか出た意見のうち似た意見はまとめたりして3つほどに絞っていきます。

そしてそれぞれのケースで「これが危険の原因だ」というところを見極めて、そのポイントについて深く話し合います。

第3ラウンド

さらに話し合うポイントを1~2つほどに絞っていきます。そしてそのポイントについて対策を考えていきます。

ここで重要なのはこの対策は「実際に行うことができること」であることです。実際に行える対策を考えることで実現可能なものとなります。

第4ラウンド

立てた目標に対して指差し唱和、スローガンを明確にするということでよりはっきりと全員で意識できるようにしていきます。

フォークリフトの事故件数

「死亡災害報告」による死亡災害発生状況(平成28年確定値)において、

  • 起因物:フォークリフト
    事故人数:1977人
  • 死亡事故の原因
    墜落・転落11件
    転倒4件
    激突1件
    飛来、落下1件
    激突され3件
    はさまれ、巻き込まれ7件
    交通事故1件
    合計28件

で28人が死亡しています。荷役運搬の事故についてはその7割ほどがフォークリフトが原因となっています。

フォークリフトは荷物を運んでいるときは前方が荷物で見えにくく、衝突が起こりやすくなります。

フォークリフトの事故・危険な事例

フォークリフトと作業者の衝突

フィークリフトが荷物を積んで走行している際に一時停止をしないで走行していたため、シャッター横から横切って通行しようとした作業者と衝突寸前になった事件がありました。

これはフォークリフトが一時停止をしないでシャッター前を通過しようとしたことが原因となっています。

対策としては作業員が通る可能性がある通路をフォークリフトはできるだけ走行しないようにするということ、走行する際には一時停止を徹底し、声出し確認などを行うということが考えられます。

フォークリフト同士の事故

フォークリフトで後退中に直角の角度でバックで近づいてきた別のフォークリフトと衝突した事件がありました。

前方やまっすぐ後方には注意をしていたものの横方向への注意が足りなかったということで起きた事故です。

原因としてはすべての方向に対しての注意が足りなかったということと、自車の音が大きかったために他車の音に気付かなかったということがあります。

対策としては周囲すべての方向に注意を払うことが考えられます。

フォークリフト操作中の荷崩れ

フォークリフトでエアコンを運搬していたところ荷崩れが起きたことで作業員が積み荷の下敷きになり重体になったという事件です。

フォークリフトで荷物を運搬する際には安定した場所で荷物を積み、徐々に持ち上げた上で安定していることを確認して運搬しなければいけません。

不安定な状態で積んでいるまま走行すると、その振動などで荷崩れを起こすことがあります。必ず積み荷が安定した状態で運搬されているかを確認して走行することが重要です。

フォークリフトのスリップ・横転

雪の日に作業場所を出入りしていたフォークリフトが多くあったために床が濡れていたことでフォークリフトがスリップしたり横転するということがあります。

特に荷物を積んで走行している時は安定性が悪くなるために床の状態には十分に注意しなければいけません。床が濡れているときなどはモップなどでふき取ることで対応していきましょう。

まとめ

フォークリフトは倉庫や工事現場など幅広い場所で活躍する車両ですが、車体が大きく、積み上げている荷物も大きいことで視界が狭くなるという弱点もあります。

そのためフォークリフトが原因で事故が起きるということも多いのが実状です。KYTなども利用して安全に利用するということを心掛けていきましょう。

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