白ナンバーダンプが緑ナンバーを取得するために必要なことは?

   

トラックやダンプの中には白ナンバーのダンプもあれば緑ナンバーのダンプもありますよね。

もし白ナンバーで活躍している方が緑ナンバーにしたいと思った時には何か取得条件があるのでしょうか。

今回は白ナンバーダンプが緑ナンバーになるための取得条件をご紹介いたします。

白ナンバーダンプでも可能な積み荷の運搬

トラックでお客様からの依頼で荷物を輸送するためには緑ナンバーを取得しなければ荷物の輸送ができない決まりになっているのに、ダンプの中には白ナンバーで活動しているドライバーがいるのはどうしてなのか疑問に感じる方も多いでしょう。

簡単に説明すると白ナンバーのダンプが荷物の輸送ができる理由は、お金を稼ぐために人を乗せて走らないからです。

また、輸送する荷物は自分が使うためのものであって、お金をもらって荷物の輸送をしていなからなのです。とても簡単ですね。

つまり白ナンバーのダンプは運賃や配送料が発生しない限り、白ナンバーでも輸送をすることができるというわけなのです。

ただし運賃を取って輸送していた場合には違法行為となるので、見つかることがあれば当然ですが罰則を受けることになるのです。

荷主側が緑ナンバー取得を進める理由

白ナンバーのダンプの個人や企業に荷主側が緑ナンバーを取得した方が良いとすすめられる理由は、簡単に言えば社会的な信用度が高くなるからに他なりません。

一般的な認識で白ナンバーより緑ナンバーの方が安心で安全だと思うからです。

例えば白ナンバーダンプの場合だと、万が一事故にあったり何等かのトラブルがあった場合、緑ナンバーじゃないという理由だけで白い目で見られてしまうことがあるのです。

これも緑ナンバーは営業車という認識度が高いからでしょう。

なので白ナンバーのダンプだと「ひょっとして違法行為をしている企業なのかもしれない」と思われてしまい、結果的に仕事の受注や利益にも影響を及ぼす可能性があるのです。

だから緑ナンバーの取得をすすめられることが多くなるのですね。

緑ナンバー取得のための条件とは?

では白ナンバーのダンプが緑ナンバーを取得するにはどうすればいいのでしょうか?その条件についてをご紹介いたします。

取得するためには色々な条件を満たす必要がありますが、一つずつ揃えていけば必ず取得できます。

運行管理者

運行管理者の選任をしなくてはなりません。運行管理者になるには運行管理者資格者証を持っている人が一人以上必要になります。

そして運行管理者資格者証は「国家試験に合格」「基礎講習1回+一般講習4回を5年間で受講して運行管理補助者として5年経験する」

どちらの条件の方が取得がしやすいかについてですが、短期間で取得するなら国家試験を受ける方がおすすめかもしれません。

運転手が5名以上

ダンプの運転をするドライバーが5名以上いないと緑ナンバーの取得ができません。

運行管理者を含めて良いなら3人いれば良いのかというとそうではなくて、運行管理者とは別に5名以上のドライバーが必要になります。

しかも全員が社会保険や雇用労災保険に加入している必要があります。

営業所と休憩施設の設置

個人で事業を行っている人の中には自宅が会社という方もたくさんいらっしゃるでしょうが、営業所と休憩睡眠施設がなくてはなりません。

この時特別に広い面積が必要なわけではありませんし、設備についての規制もありません。

ただし用途地域で制限があるので、その土地が営業所や休憩睡眠施設として使えるかどうかを確認し、できないなら別の場所に営業所と休憩施設を設置しましょう。

規定を満たした車庫の確保

営業所と休憩や仮眠ができる施設とは別に、規定を満たしている車庫がなくてはなりません。

どんな規定なのかというと、保有しているダンプの数の車両を全て格納できる車庫が必要になります。つまり1台に1か所の駐車スペースが必要なのです。

ちなみに営業所から車庫までの距離にも制限がかかっているので範囲内に車庫を構える必要があります。距離は直線距離で5km~20km以内となっています。

トラックの保有台数5台以上

これは先ほども触れましたが、最低でもトラックの保有台数が5台以上なくてはなりません。ダンプで営業するならダンプを5台以上確保しましょう。

購入しなくてはならない場合はローン中でも申請は可能です。

リースを選択している事業者もたくさんいますけれど、リースの場合はファイナンスリース、オペレーティングリース、メンテナンスリースどれでも申請が可能です。

営業に必要な運転資金の保有

もしかするとこれが一番きつい条件かもしれません。

6か月分の運転資金が確保されている必要があるのと、12か月分の地代家賃が確保されていること、そして車両費や1年分の税金や保険が現金で保有している必要があります。

1台分なら確保ができるかもしれませんが5台分の現金の確保が必要なので、資金の工面をしなくてはならないでしょう。

ちなみに地代家賃と人件費や車両に必要な費用で最低1,500万円~2,000万円程度のお金を必要とします。

緑ナンバーの取得方法は?

緑ナンバーの取得条件を満たした後はいよいよ申請を行います。申請方法には自分で申請する方法と行政書士に依頼する方法があります。

それぞれの方法をご紹介いたします。

自分で申請

自分で申請した方が良いと思うのならば自分で申請することも可能です。まずは認可要件を確認しましょう。

5台以上のトラックは確保しているかどうか、営業所や休憩所仮眠所の確保はできているのか、車庫はダンプの台数だけあるのかなどですね。

他にも運行管理者は1名以上いるのかや、整備管理者や必要資金などを準備し、申請書類(賃貸契約書、見積書、残高証明書、幅員証明書、図面)の準備と作成を行い、管轄の運輸支局に申請します。審査には3か月~5か月かかります。

申請した月の翌月以降の奇数月に役員法令試験を受験しなくてはなりません。

申請から2か月~3か月後に2回目の残高証明を提出し登録免許税を国土交通省へ納付、運行管理者と整備管理者の選任届を提出し、運輸開始前確認報告を提出します。

事業用自動車等連絡所を運輸支局輸送担当に発行してもらい、車検証を自社名義の緑ナンバー事業用に書き換える。これで終わりです。

行政書士に依頼

申請を自分で行うこともできますけれど、これだけの項目を満たすためには長い時間と労力が必要になるでしょう。

なので、多くの場合は行政書士などに依頼して申請を代行してもらいます。

費用はかかりますが同じ工程を全て一任できるので、その間にも自分の仕事に集中できるというメリットや、何度も修正しなくてはならないというトラブルもありません。

緑ナンバー取得にかかる費用について

緑ナンバー取得には時間と労力が必要になりますが、緑ナンバーにすることによってできる仕事の量や、請け負える仕事の量が全然違ってきます。

それはわかりますがどのくらいの費用がかかるのかが問題ですよね。

まずは法人謄本として600円、幅員証明に0円~300円、車検証書換用印紙:1台につき0円~500円、ナンバープレート台として1台につき1,500円~2,000円、登録免許税として12万円ほどかかります。

自分で申請した場合には合計で13万円前後なのですが、時間と労力を考えて行政書士に依頼する場合にはプラス行政書士への手数料がかかります。

時間もかかりますし何度もやり直しする手間を考えたら、できればプロに依頼した方が良いかもしれませんね。

まとめ

今回は、白ナンバーとは何か、白ナンバーのダンプを緑ナンバーにするためにはどうすれば良いのかについてをご紹介いたしました。

この記事が社会的な信用を高めるために緑ナンバーの取得を検討している方のお役にたてると幸いです。

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