大型トラックの積載量とサイズ/寸法とはどのくらい?増トン車/減トン車も解説

   

“トラックの積載量”という言葉を聞いたことはありますか?トラック運転手を目指す方なら一度は聞いたことがあるかもしれません。

そうでない方も高速道路などを走っていると、トラックの側面や後方によく記載されていますよね。この“積載量”について理解することはトラックを運転する上で事故防止に繋がる大きな要素となります。

トラック=大きいというイメージがあるかと思います。実際の大型トラックの積載量について、詳しく見ていきましょう。

大型トラックの積載量

  • 最大積載量:5,000㎏以上
  • 車両総重量:8,000㎏以上
  • 全長:12,000㎜以内
  • 全幅:2,500㎜以内
  • 全高:3,800㎜以内

これが基本的な大型トラックの大きさで、“トラック”といわれるものの中では一番大きいサイズです。

数字で見ても詳細を想像できないという方は、ダンプ・トレーラー・キャリアカー・ウィング車などをイメージするとわかりやすいかもしれません。

大事なポイント!最大積載量とは

道路を安全に運転するために、道路法で定められた大きさや重量を“最大積載量”といいます。計算方法は「車両総重量=車両重量+乗員定員×55㎏+最大積載量」で算出される数字です。

大型トラックでは、「車両総重量20t(最大で25t)=車両重量(キャブやシャーシの重さ)+乗員定員×55㎏+最大積載量」となります。

つまり、重量のことを考慮するとウィング車のほうが重くなるため、それよりも軽い平ボディ(ダンプ等)の方が、積める荷物の重さは多くなるといえるのです。

大型トラックの種類別に積載量

大型トラックにも、いくつかの種類があります。それぞれの種類ごとに積載量を見ていきましょう。

大型トラック.バン、ウィング車

ウィング車とは、側面が鳥の羽のように開くものです。積載量:8t(<最大積載量10t>-<パワーゲートなど別の装置の重さ>)

大型ダンプ

積載量:10t(大型ダンプの車両総重量は約20t)

大型トレーラー

大型トレーラーは特別な車両とされています。台車の軸を増やすことで、最大積載量28tまで変更可能ですが基本的には、下記の通りです。

場合によっては、国土交通省の許可が必要です。積載量:20t(トレーラーの総重量は28tまで)

大型トラックの中で積載量が特殊な種類とは

大型トラックの中で、積載量が特殊な種類のトラックを見ていきましょう。

たくさんの荷物を積める増トン車

増トン車は、普通のトラックよりもたくさん荷物を積むことができるトラックのことを指します。増トン車は、6.5ttや8tが積載可能な中型トラックのことをいい、4tと10tの間に当たります。

大型トラックの増トンは、最大積載量が25tまでと決まっており、増トン車は中型トラックに該当する場合が大半です。

最大積載量を少なくする減トン車

減トン車は、積載量を決められた最大積載量よりも少なくして登録するトラックのことを指します。積載量を少なくする理由は、自動車税と自賠責保険料を節約することが目的であるためです。

トラックの保険料を計算するためのベースとなるのは“最大積載量”です。積載量が少なければ保険料も安くなることがメリットとされています。

荷物を最大限まで積むことができないため、デメリットに感じることもあると思いますが、主に装置を使用するユニック車のような場合は、減トンによって経費が抑えられるので一概には言えません。

積載量をオーバーすると法律違反!

過積載は、トラック業界において常に頭をかかえる問題です。過積載とは、最大積載量以上に荷物を載せることを指します。

過積載が発覚した場合は、荷主のみならず運送会社も罰を受けることになります。また、過積載の該当車両を運転したドライバーも含まれます。

ペナルティは以下の通りです。

【過積載10割以上】

  • 違反点数6点
  • 6ヶ月以下の懲役もしくは10万円以下の罰金

【過積載5割以上】

  • 違反点数3点
  • 反則金4万円

【過積載5割未満】

  • 違反点数2点
  • 反則金3万円

1度にたくさんの荷物を運べるということは得をするように見えますが、過積載をすることは罪を犯すということになります。

トラック業界で働く誰もが、過積載について十分に理解し、注意しておく必要があります。決して「知らなかった」で済む問題ではありません。

まとめ

過積載による事故はなくなりません。車両が重くなることにより、制動距離が伸びてしまうこと、バランスが取りづらくなることなどが原因の一部であると考えられます。

自分が運転するトラックの最大積載量に気を配り、荷主や運送会社の理解があってこその安全運行といえるでしょう。大型トラックの積載量をしっかりと把握し、日々の業務が適正に進行するよう取り組んでください。

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