タンクローリーの大きさ/サイズ/寸法とは - 石油輸送の仕組みと基礎知識

   

石油系燃料はあらゆるものに使用されるために欠かせないものとなっており、それを運ぶタンクローリーにはさまざまな大きさのものがあります。

製油所から油槽所やガソリンスタンドまででは大型タンクローリーやトレーラータイプのもの、灯油配送や重機に重油を補給するための輸送には中型、小型のものが使用されます。

ここではそれらの石油タンクローリーについて紹介していきたいと思います。

石油製品の種類と輸送の仕組み

石油輸送の仕組み

まず中東などの石油産出国から原油をタンカーで輸送してきます。タンカーは港に入って港湾付近にある製油所で精製されます。

そして精製された石油燃料をガソリンスタンドや油槽所などに運搬するのがタンクローリーです。

タンクローリーは石油燃料の他に水素やヘリウムなどの気体を運搬することがあり、使用されるタンクも用途によって分けられています。

タンクの中には水槽が分かれているために種類が違うものでも同時に運ぶことができるようになっています。

石油燃料の種類

石油燃料は主に「ガソリン」「重油」「軽油」「灯油」などがあります。精製する際にはそれぞれが同じ割合でできてきますので、精製されたものは用途によって分けられて使用されていきます。

ガソリンは普通車の燃料に、軽油や重油は重機やトラックなどに、灯油は家庭でのストーブなどで使用されます。

タンクローリーの大きさと仕組み

タンクローリーの大きさ

大型タンクローリーでは10~20㎘、中型で4~8㎘、小型で2~4㎘ほどまで積載することができます。

トレーラータイプのものでは20~30㎘まで運搬することができますが、それぞれタンクの中身は小部屋に分かれており、一つの部屋は4㎘までと決められています。

タンクローリーの仕組み

タンクの中には仕切りがあって小部屋に分かれています。

そのため種類の違うもの、例えばガソリンと軽油と重油などを別々の部屋に分けて運搬することができるようになっています。そのため同時に大量に色々な種類のものを運べるのです。

小型・中型タンクローリー

小型・中型タンクローリーの仕事内容

小型、中型のタンクローリーは大型拠点を一度に運搬してしまうというのではなく、小口の配送を数多くこなすというイメージです。

現場や倉庫、工場や観光施設などをいくつも回ることになります。しかしそれほど遠方に行くことはありませんので日をまたいでの仕事になることはありません。

小型・中型タンクローリーに必要な資格

トラックの大きさに合わせた自動車免許が必要になるほか、運ぶものによっては危険物取扱者免許が必要になります。甲種であればすべて運搬できますが、乙種や丙種は対応しているものを取得する必要があります。

大型タンクローリー

大型タンクローリーの仕事内容

こちらは大量に運搬する大型のタンクローリーやトレーラーになります。製油所から油槽所やガソリンスタンドまで大量に運ぶのが仕事になります。

そのため長距離を輸送することが多く、日をまたいでの仕事になることもあります。大手運送会社などで自社タンクを持っている場合はそこに対して運搬することもあります。

大型タンクローリーに必要な資格

大型タンクローリーの場合は大型免許、トレーラーの場合は牽引免許、危険物取扱免許も運ぶものに対応したものが必要になります。最低でも乙種4類は欲しいところです。

危険物取扱免許

危険物取扱免許とは

運搬する危険物には以下の6種類があります。
1類・酸化性固体
2類・可燃性固体
3類・自然発火性物質および禁水性物質
4類・引火性液体
5類・自己反応性物質
6類・酸化性液体

そしてそれらを運搬するのに必要になる免許が危険物取扱「甲種」「乙種」「丙種」です。

甲種:すべての危険物の取り扱いや保安監督業務を行うことが可能
乙種:1~6類に分かれており、取得した類の危険物の取り扱いや保安監督業務を行うことが可能
丙種:危険物第4類に指定されている引火性液体のうち、ガソリンや灯油など一部の物質の取り扱いが可能。保安監督業務は不可

となっており、大型タンクローリーなどでよく使用されるのはガソリンを運搬することができる「乙種4類」や「丙種」となっています。

甲乙丙で取得するなら

甲種を取得できれば理想的なのですが「大学で化学に関する単位を一定数取得する」「乙種を複数取得している」などの条件があるために難しいかもしれません。

まずは乙種4類の取得を目指すのが良いでしょう。乙種4類を取得すれば、ガソリンや灯油といった「引火性液体」の取り扱いや保安監督業務ができるからです。

丙種ではかなりできることが制限されるためにあまりおすすめはできません。

まとめ

タンクローリーには色々な大きさがあり、それぞれに必要な免許や資格が違ってきますので対応した免許を取得するようにしましょう。

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