名鉄運輸ドライバーの給料/平均年収/月給はいくらくらい?
名古屋を拠点に全国展開している大規模な運送会社が「名鉄運輸」です。名鉄運輸ではその仕事量の多さからドライバーの募集を行っています。
そこでここでは名鉄運輸のドライバーの給料について紹介していきたいと思います。
Contents
名鉄運輸の概要について
名鉄運輸は「こぐまのマーク」で有名な愛知県名古屋市に本社を置く運送会社です。
その名前の通り「名古屋鉄道グループ」のグループ会社ではありますが、連結で従業員は7000人を超える大企業で、四国名鉄運輸、信州名鉄運輸などのグループ会社を持っており、単独で上場もしている会社です。
一般運送業だけに限らず、航空便や引っ越し運送、流通倉庫など幅広く業務を行っており、その売上高は1100億円を超えています。
名古屋を中心として全国に関連会社や事業所を持っており、それらを合わせた強みがあります。
名鉄運輸でのドライバーとしての働き方について
2tトラックによる集配業務
名鉄運輸では公式ホームページをはじめ、ほぼ常にドライバーの募集がなされています。
その中で2tトラックの集配業務はエリア内での勤務が中心となり、小型トラックで近距離の集配業務を行うことになります。勤務時間は比較的安定していて、時間外労働はそれほどありません。
4tトラックによる集配業務
4tトラック、中型トラックになると比較的エリア内での集配業務が多いものの、中距離の配送にも出ることがあります。
時間が小型トラックでの集配と比べると不規則になる部分はありますが、その分、収入面では少し上がっています。
10tトラックによる貸切業務
大型トラックによる運送を行うことになります。大きい荷物、大量の荷物を運ぶこととなり、数百キロにも及ぶ長距離での仕事も発生します。
長距離での仕事の場合は日にちをまたいでの仕事となりますので、時間はかなり不規則となります。もちろん大型免許が必要になり、給料面でももっとも高い額が期待できます。
名鉄運輸ドライバーの給料について
まず公式ホームページに掲載されている募集要項を紹介します。
募集概要
職種 ◎総合職 ◎一般職
勤務地 東京・名古屋・大阪を中心とした、支店・営業所・事業所。
支店は全国に60拠点あります。
勤務時間 支店・営業所/8:00~17:00/8:30~17:30
本 社/8:30~17:30/9:00~18:00
※勤務地、部署により異なります。
給与・福利厚生(待遇)
給与 2018年4月支給実績
【総合職】大 卒:月給190,000円
短大卒:月給187,300円
専門卒:月給184,900円
【一般職】大 卒:月給170,000円
短大卒:月給167,300円
専門卒:月給164.900円
※固定残業代は一切御座いません
※下記手当別途支給
(別途地域手当:東京・関西 9,000円)
※時間外勤務をした場合は、別途時間外勤務手当として支給致します。
諸手当 通勤手当、時間外勤務手当、家族手当、子女教育手当、資格手当、転勤手当など
昇給 年1回(4月)
賞与 年2回(7月、12月) 組合員平均76万円
休日休暇 ◎年間休日105日
隔週休2日制(日曜、祝日、隔週休1日)、GW、夏季、年末年始等
特別有給休暇3日(初年度のみ)
年次有給休暇10日~23日
慶弔休暇
育児休業制度
介護休業制度 など
保険 各種社会保険完備(雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険完備)
差利厚生 ◎施設:独身寮完備、社宅(地域により異なる)、名鉄グループ相互利用施設多数
◎制度:退職金制度、財形貯蓄制度、社員持株制度、住宅資金貸付金制度、社内預金制度、団体生命保険、年金共済、こぐま年金制度、等
以上のようになっています。
平均年収は?
名鉄運輸の平均年収を見ていくと、以下のようになっています。
年齢 | 年収 |
25歳 | 247万円 |
30歳 | 309万円 |
35歳 | 357万円 |
40歳 | 406万円 |
45歳 | 459万円 |
50歳 | 485万円 |
陸運業界全体で見ていくと平均的だと言えますが、運送についての歩合の部分がありますので、ドライバーによってかなり給料には差が発生していると言えます。
勤務年数が長いから必ず給料が高くなるとは一概には言えない部分があるといえるでしょう。
賞与はある?
「賞与 年2回(7月、12月) 組合員平均76万円」とホームページに記載されている通り、賞与はあります。
ただし、年齢が若いうちはそれほどの金額が出ないことが多く、ここでいう平均よりも低い場合もあります。
昇給はあるの?
「昇給 年1回(4月)」とホームページに記載されています。
基本的には勤務年数が長くなるにつれて昇給が行われるのですが、運送実績などが重視されていることから、同じドライバーであってもみんな一律に上がるわけではないということがはっきりしています。
名鉄運輸と大手運送会社の給料を比較すると?
日本通運
知らない人はいないと言われるほどの巨大企業で、日本の運送会社で最大手の会社です。
「日通に運べない物はない」と言われるほどの運送力を持ち、一般の積み荷だけでなく、重量物、大型品の輸送、美術品の輸送、動物の輸送など他を圧倒する業務の幅の広さを見せています。
ただし、近年では取り扱う品物のの規模の大きさから法人向けの仕事が多くなってきており、一般向けの仕事量は増えてはいません。
東証一部上場企業でもあり、福利厚生面では安定しているものの、従業員の給料ベースはそれほど高いというわけではなく、平均年収も460万円前後におさまっています。
ヤマト運輸
「クロネコヤマトの宅急便」で有名な大手宅配業者です。ネットショッピングの増加に伴って仕事量はますます増えており、その業務の幅も広げています。
法人だけでなく一般向けの宅配もメインで行っていることから知名度は抜群に高い会社となっています。
給与・待遇面では平均年収は470~480万円前後と日本通運よりも少し高めに設定されています。
福利厚生も手厚く、各種手当も充実しています。また、評価制度が確立されており、積極的に仕事をしていくことで昇進への道が開かれていきます。
日立物流
物流業界に常に革新を求めているのがこちらの日立物流です。中でも重量物の輸送やオフィスなどの移転などに強みを持っています。
こちらの会社の給与ベースは運送業界の中でも特に高く設定されており、平均年収も600万円前後とかなり高くなっています。
福利厚生が充実していること、各種手当もしっかりとあることに加えて、課長以上の役職になると年棒制に変わり、さらに高い位置で安定してきます。
年棒1000万円を目指すのもそれほど難しいというわけではありません。
センコー
センコーグループではもともと行っていた貨物自動車運送事業だけではなく、鉄道利用運送、海上運送事業、国際物流、倉庫事業など幅広く事業展開を行っています。
さらに近年では「物を運ぶ」という単純物流ではなく「流通情報企業」という名称を掲げており、物流システムの情報化を進めています。
給与面では平均で460万円前後となっており、運送業界の中では普通といった感じです。ただ、賞与が年に3回設定されているため、多く貰っているような感覚があるかもしれません。
まとめ
名鉄運輸は全国展開、上場している企業でもあり、その安定性は抜群です。
月収や年収だけを見ていけば特別高いというわけではありませんが、通勤手当、時間外勤務手当、家族手当、子女教育手当、資格手当、転勤手当といった諸手当や福祉面についてはさすがに大企業という手厚さです。
大企業としての安定性を求めるのであれば、名鉄運輸のドライバーとして働くのもおすすめだと言えます。