2トントラックの大きさ/サイズ/寸法について紹介!高さや重さ、幅、長さについて解説
2トントラックは数あるトラックの中でも最も小回りの利くサイズであり、社会の様々な場面で幅広い用途のために使われています。
ところでこの2トントラック、実際にはどのくらいの大きさなのでしょうか。
自分で荷物を輸送する目的で借りるにしても、業者に頼むにしても、トラックの大きさを知っておかないとどのサイズを選べばいいのか判断できませんよね。
そこで今回は、気になる2トントラックの大きさについて紹介していきます。
Contents
使い勝手が良い2トントラック
すでに述べたとおり、2トントラックは実にいろいろな場面で使われています。
運送会社が業務のために運用するのはもちろん、メーカーが自社の製品を運搬するために使ったり、農家が農作物を運ぶために使ったりと、2トントラックの用途は多岐にわたります。
このことはすなわち、2トントラックがそれだけ便利なサイズであることを意味します。
地場の宅配などをこなせる程度には積載量があり、かといって過剰に大きすぎたりもしないため、多くの目的にちょうど合致する性能なのです。
また、運転するハードルがトラックの中では高くないこともよく使われる要因の一つ。
大型トラックなどでは運転感覚が普通自動車と著しく乖離してしまいますが、2トントラックであればその度合いが軽度で済みます。このように、2トントラックは使い勝手のよい特徴を複数備えているのです。
2トントラックの標準的な大きさは?
では、2トントラックを具体的な寸法を見ていくことにしましょう。
車両寸法
まずは車両の寸法を確認していきましょう。とはいえ、一口に2トントラックといってもボディのタイプは様々です。
たとえば平ボディとバンボディでは高さが異なりますし、ワイド車とそれ以外の車種とでは幅が変わってきます。
したがって、ここでは最も標準的な2トンショート車の寸法を参照することにします。
2トンショート車の寸法は、全長4.7メートル以内、全幅1.7メートル以内、全高2.0メートル以内とされています。
荷台寸法
次に、荷台の寸法について見てみましょう。荷台にも平ボディや箱車、ウイング車などバリエーションがあるため一概には言えません。
よって、最も一般的な平ボディのショートタイプについて述べさせていただきます。
2トントラックの平ボディ・ショートタイプの荷台寸法は、長さ3.1メートル前後、幅1.6メートル前後、高さ0.38メートル前後となっています。
メーカーによって差異がありますから、自分の乗っているトラックの詳細が知りたいといった場合は個別に確認してみることをおすすめします。
積載量
2トントラックというからには積載量は2トンなのではないかと思ってしまうかもしれませんが、実はそれは正確ではありません。
2トントラックの定義は、「車両総重量5トン未満、最大積載量2トン~2.9トンの小型トラック」とされています。
つまり2トントラックとは、2トン以上3トン未満の最大積載量をもつトラックということになります。
2トントラックロングボディの大きさは?
先程はショートボディについての説明でしたので、今度はロングボディのサイズを確認してみましょう。
車両寸法
ロングボディとはその名のとおり、通常の2トントラックよりも長い車体をもつトラックのことです。ショートボディでは積めない長物を積載するのに適しており、地場の雑貨の集配などに使われている光景をよく目にします。
2トントラックのロングボディの車両寸法は、全長6.0メートル程度、全幅1.9メートル程度とされています。全高についてはショートボディと同様です。
荷台寸法
車体が長いということは、そのぶん荷台の長さがあるということです。
2トントラックロングボディの荷台寸法は、長さ4.3メートル前後、幅1.7メートル程度。ショートボディと比べて1メートル以上も長く作られています。
積載量
ロングボディになったからといって積載量が変わるわけではありません。2トントラックである以上、最大積載量は2トン以上3トン未満の範囲に収まります。
運転に必要な免許は取得時期によって変わる!
トラックを運転するためには当然ながら運転免許が必要。しかし、どの運転免許を持っていればいいのかとなると把握していない方も少なくありません。
これには、運転免許にまつわる制度がたびたび変更されているため自分がどこに該当するのかわからないという理由があります。
2トントラックの運転に必要な免許は、免許を取得した時期によって変わります。詳しく見ていくことにしましょう。
平成19年6月以前に普通免許取得
平成19年6月より前に取得した普通免許では、車両総重量8トン未満、最大積載量5トン未満の車両までを運転することができます。
2トントラックは前述のとおり車両総重量5トン未満、最大積載量3トン未満ですから、運転できる範囲に含まれます。
平成19年6月~平成29年3月に普通免許取得
中型免許の新設により、普通免許で運転できる車両の範囲も見直されました。
平成19年6月~平成29年3月の間に取得した普通免許では、車両総重量5トン未満、最大積載量3トン未満の車両までが運転できます。
2トントラックはぴったりとこの条件に当てはまるため、この時期に免許を取得したのであれば普通免許でも2トントラックを運転可能ということになります。
平成29年3月以降に普通免許取得
問題は平成29年3月以降に免許を取得した場合です。この時期からは準中型免許という区分が新設され、それに伴って普通免許で運転可能な車両にも再度見直しが加えられました。
その結果、普通免許で運転できるのは車両総重量3.5トン未満、最大積載量2トン未満までの車両と定められたのです。
ということは、2トントラックは普通免許では運転できません。準中型以上の免許が必要になります。
運転経験がない方は注意が必要!
2トントラックは普通車との運転感覚の違いが小さい部類とはいえ、死角の多さや内輪差といった差異はやはり無視できません。
トラックの運転経験が浅い方は、たとえ普通車の運転に慣れていても油断せず、周囲の状況に注意を払って運転するように心がけてください。
まとめ
今回は2トントラックの寸法と、運転する際に必要とされる運転免許の種類について解説させていただきました。
2トントラックを導入したい方、2トントラックのドライバーとして働きたい方は、ぜひこの記事の情報を役立ててください。