トラック運転手に年齢制限はある?|60代で転職した運転手の体験談、高年齢者雇用安定法の改正など

   

トラック運転手に年齢制限はあるのでしょうか?

トラック運転手への転職を考えている方や、もうすぐ定年を迎えるトラック運転手の方は、トラック運転手に年齢制限について気になりますよね。

今回は、ベテランの方でトラック運転手として働く人の体験談や、実際のトラック運転手の平均年齢、また高年齢者雇用安定法の改正内容などをご紹介します。

トラック運転手の年齢制限

トラック運転手は、原則年齢制限がありません。そのため、トラック運転手として働く人は、他業界に比べ年齢が高い傾向にあります。

下記グラフの、オレンジ、水色、ピンクの部分が40歳から54歳の人の割合です。トラック運転手が含まれる道路貨物運送業は、全産業と比べて高年齢者の割合が10%も高いことがわかります

(引用元:国土交通省HP)

 

また、全体に占める若年就業者の割合も全産業の平均に比べて低く、その差は年々拡大傾向にあります。女性労働者の割合も、他産業に比べると非常に低いです。

この背景には、過酷な肉体労働や手持ち時間の負担、また適正な賃金がもらえてないことなどがあり、トラック運転手の労働環境に大きな課題があります。

この現状を受け、運送会社は労働者の賃金や待遇を改善するなどの対策に乗り出しています。この取り組みは始まったばかりですが、トラック運転手の労働環境は、確実に改善されつつあります。

現状、トラック運転手に年齢制限はなく、50代や60代でも活躍しているトラック運転手は多いため、トラック業界は定年後も働きやすい業界といえます。

高年齢者雇用安定法の改正(平成25年4月〜)

トラック業界が定年後も働きやすい業界になった背景として、平成25年の高年齢雇用安定法の改正があります。歳を重ねて、定年までの人生設計を考え始めた方は、一度はこの法律について調べたことがあるのではないでしょうか。

高年齢者雇用安定法の改正をかんたんに言うと、「高齢者が年金を受け取る年齢になるまで、継続的に働ける環境を整える」ためのものです。この法改正で、60歳以上の労働者がより働きやすくなりました。

ここでは、40代、50代、60代のトラック運転手のみなさんが必ず知っておくべき、高年齢者雇用安定法改正のポイントをご紹介します。

厚生労働省による法改正の定義

厚生労働省が発表している、公式な法改正の定義はこちらになります。

少子高齢化が急速に進展し、若者、女性、高齢者、障害者など働くことができる人全ての就労促進を図り、社会を支える全員参加型社会の実現が求められている中、高齢者の就労促進の一環として、継続雇用制度の対象となる高年齢者につき事業主が定める基準に関する規定を削除し、高年齢者の雇用確保措置を充実させる等 の所要の改正を行う。

(引用元:厚生労働省HP)

この法改正により、事業主は、働く意欲のある高齢者を継続雇用することを義務付けられました。

事業主の義務である「高年齢者雇用確保措置」とは

定年の定義は、事業主によって様々です。60歳と定めているところもあれば、特に定年を定めていないところもあります。

しかし、法第9条では、65歳未満の定年を定めている事業主に対して、次のいずれかの措置(高年齢者雇用確保措置)を導入する義務が定められています。

【高年齢者雇用確保措置】

  • 65歳まで定年を引上げ
  • 継続雇用制度の導入
  • 定年の定めを廃止

※2番目に関して、以前は【希望者全員を対象としない制度】でも認められていましたが、平成25年4月の法改正後から廃止となっています。

この3つのいずれかを導入していない場合、その会社は違法運営とみなされます。

また、法第8条により、現在の高年齢者雇用安定法に基づく高年齢者雇用制度において、定年を60歳未満に設定することはできません

注意点として、これらは会社の制度として導入義務があるもので、個人の雇用義務ではありません。また、定年引上げの義務化でもありません。

「継続雇用制度」とは

高年齢者雇用確保措置の一つである「継続雇用制度」とは、すでに雇用している高年齢の従業員が希望すれば、定年後も引き続き雇用しないといけない、という制度のことを指します。

この制度のポイントは、希望者全員を対象としないといけない、というところです。

継続雇用制度は、下記の2種類があります。

  • 再雇用制度 : 定年でいったん退職とし、新たに雇用契約を結ぶ制度
  • 勤務延長制度 : 定年で退職とせず、引き続き雇用する制度

ただし、就業規則に定める解雇・退職事由(年齢によるものを除く)に該当する場合は、継続雇用しないことがみとめられています。この場合、客観的に合理的な理由があり、社会通念上妥当である必要があります。

「継続雇用制度」の労働条件と導入ポイント

トラック運送会社によっては、高年齢者雇用確保措置の導入にあたって、賃金や勤務時間などの【労働条件】について見直すことが必要な場合があります

高年齢者雇用安定法第9条第3項に、賃金 ・人事処遇制度の見直しが必要な場合の留意事項 して下記が定められています。

  • 賃金・人事処遇制度の見直し

年齢的要素を重視する賃金・人事処遇制度をとっている場合は、能力、職務等の要素を重視する制度に向けた見直しに努めてください。その際、高年齢者などの雇用や生活の安定にも配慮した段階的なものとなるよう努めてください。

  • 勤務日・勤務時間

短時間勤務制度・隔日勤務制度など、高年齢者の希望に応じた勤務が可能となる制度の導入に努めてください

  • 意欲・能力に応じた適正な配置・処遇

職業能力を評価する仕組みの整備とその有効な活用を通じ、高年齢者の意欲や能力に応じた適正な配置と処遇の実現に努めてください

また、継続雇用制度を導入したものの、継続雇用を希望する高年齢者が少ない場合があります。

その場合、労働条件などが高年齢者のニーズにあっていない可能性があります。高年齢者のニーズや意識を分析し、賃金や勤務時間などの制度の見直しを検討する必要があります。

  • 継続雇用制度を導入する場合の賃金

継続雇用制度を導入する場合の賃金は、継続雇用する高年齢者の就業の実態、生活の安定などを考慮し、適切なものとなるよう努めてください。

  • 継続雇用制度を導入する場合の契約期間

高年齢者雇用確保措置が65歳までの雇用の確保を目的とする制度であることを踏まえ、継続雇用制度において契約期間を定める場合は、65歳までは契約更新ができる旨を周知するとともに、むやみに短い契約期間とすることがないように努めてください。

もし、50代や60代で転職を考えている方は、会社選びの際にこれらをチェックするといいでしょう。

50代、60代で活躍するトラック運転手をご紹介

トラック運転手に法律上の年齢制限はなく、実際に高年齢でもトラック運転手として活躍する人は多くいます。

ここでは、なぜトラック運転手が高年齢でも活躍できるのか、そして実際に活躍しているトラック運転手の体験談をご紹介します。

トラック運転手は豊富な経験が重宝される

トラック運転手が転職するとき、もっとも重要視されるのは運転経験です

もちろん、免許を持っていることや体力があることも大切ですが、実際に運転スキルや経験がないと、免許も体力も意味がありません。

10代や20代のトラック運転手を採用しても、実務の過酷さに耐えられず辞めてしまう人も多くいます。確実に自分の会社で戦力になってくれる、という安心感が、経験を積んだ高齢ドライバーにはあるのです

そのため、トラック運転手は50代や60代であっても、豊富な運転経験があれば運送会社から歓迎されます。経験豊富なドライバーは、年齢というハンディキャップだけで職を失うことはないので安心してください。

50代、60代で活躍するトラック運転手の体験談

筆者の身近にいる、還暦を過ぎても現役でドライバーを続けている方の体験談をご紹介します。

高年齢トラック運転手の体験談①

私は50歳の時に、事務職からトラック運転手に転職しました。なので、最初から運転の仕事はせず、最初は集配で半年ほど経験を積み、その後、中・長距離ドライバーとして働くようになりました。

もともと運転が好きだったのですが、初めての中型トラックの運転に、最初は緊張しました。しかし、経験を積むうちに運転に慣れ、だんだん仕事が楽しくなってきました。

61歳になった現在でもドライバーとして近・中距離を中心に集配業務を行っています。この年でも仕事が楽しいと思えることは幸せだなと思います。

- トラック運転手歴11年 Aさん(61歳)

高年齢トラック運転手の体験談②

私は37歳でトラック運転手になり、48歳のときに転職しました。理由は、賃金がなかなか上がらないこと、労働環境が過酷だったことの2つです。いい歳になってきたし、もっといい環境でゆったり働きたい、と思ったことがきっかけでした。

最初は、40代後半で転職なんて無理だろうと諦めていましたが、実際転職活動をしてみたら、転職先の候補がたくさん見つかり驚きました。

転職後は、労働環境が前よりずっと良くなり、肉体的にも精神的にも余裕ができました。高齢になった今の自分にあった仕事ができていると思います。

- トラック運転手歴16年 Hさん(53歳)

40代や50代はもちろん、60代でトラック運転手として活躍しているトラック運転手は多くいます。同じ年代でトラック運転手の転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

トラック運転手の求人が増えている理由

高齢のトラック運転手の需要が高い理由として、トラック運転手の求人数自体が上がっていることがあげられます。

ECサイト利用の急激な増加により、物流市場は年々拡大し続けており、それと同時に運送業界の人手不足も深刻になっています。さらに、日本全体の少子高齢化により、若者の働き手が少ない、という問題もあります。

つまり、トラック業界は高齢者でも就職しやすい、高齢者にとって穴場の業界であると言えます。

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